内山邸の夜桜 vol.2

昨日行ってきた内山邸の夜桜の続きです。
vol.1は、こちらをどうぞ。

庭には、ボケの花も満開でした。





白、淡いピンク、濃いピンクの3色の美しいボケです。
私は花はみな大好きで、華やかな花も清楚な花もみんな好きですが、ボケだけはちょっと苦手です。
なんだか存在感が有り過ぎて・・・。
でも、このボケは本当に美しくて、ちょっとだけボケが好きになりました。

梅園の方へ出てみると、1本だけ満開の木が・・・。





先週、枝振りから遅咲きの梅だと思っていたこの花は、どうも桃の様ですね。
梅園から見えるソメイヨシノは、まだ満開です。



そぞろ歩きしている内に、ほんの少しずつ夜のとばりが迫ってきます。
時々刻々と変化する花の様子を存分に楽しめます。

夕暮れのしだれ桜



ちょうちんに灯が灯ります。



奥に見えるのは、ころがしです。
中に灯が灯っています。
ころがしは、田植えの道具です。
私が子供の頃は、まだ田植え機も無く、田んぼにころがしで目印を付けて、農家の方が一列に並んで田植えをしていました。
この道具を見て懐かしく思えるのは、私の歳より上で、尚且つ田舎育ちという事になりそうですね。

そう言えば余談ですが、内山邸に入館する時、ちょっとショックな事がありました。
「70歳以上ですか?」って聞かれたんです。
70歳以上は、入館が無料だからだと思うんですが、私はまだ還暦を過ぎたばかりなのに・・・。
年金生活だからと白髪を染めるのを止めたからかしら。
この際、70歳以上って事にしておけば良かったかしら。

竹林にも灯りが灯りました。



屋内から見るしだれ桜。





これでもまだ7時前です。
随分と日が長くなったものです。
もっと真っ暗になるまで見ていたかったのですが、後から合流した主人が「もう帰ろう」と言うので、止む無くここで内山邸と別れを告げる事になりました。

振り返ると、来た時はまだ明るかったのに、すっかり日が落ちて・・・。



何度も何度も振り返りながら、内山邸を後にしました。

内山邸の夜桜 vol.1

昨日、豪農の館　内山邸の夜桜を見に行ってきました。
内山邸は、国登録有形文化財です。
先週行った時は、まだしだれ桜が咲き始めだったんですけど、今日はどうなってるかなぁ・・・。
わくわくしながら車を走らせました。

着いて見ると、先週満開だったソメイヨシノは、散り始め。



辺りに美しい花びらの絨毯。



花の命の短さとはかなさを感じます。
夜桜が目的でしたが、着いたのが5時前だったので、日中の桜ももちろん楽しめる時間帯です。

庭に出てみると、満開の桃。






しだれ桜はどうなってるかなぁ・・・。





いきなり目に飛び込んできた美しい姿。
息を飲む美しさです。
平日の5時過ぎなので、まだ見学の人も殆ど無く、静かな中で美しい桜を満喫出来ます。
一人そぞろ歩きをしていると、あまりの素晴らしさに胸が詰まり、涙がこぼれそうになります。
ツツジの濃い桃色との対比も素敵です。





お互いがお互いを惹きたてて・・・。



庭の奥には、ツバキが咲いていました。





濃いピンクと淡いピンクのコントラストが印象的です。
我が家のツバキも同じピンクの濃淡ですが、こちらの方が濃い部分が多い様です。

夜のライトアップは昨日からでしたが、今日9日(土)と10日(日)は、内山邸　観桜の会が開催されます。
係りの方が、お花を活けたり、ライトや音楽の調整をしたり、気忙しく働いておられました。
混雑も無く、静かに花達を鑑賞出来て本当に幸せです。

つづきは、Vol.2へ。