東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

引用句 @1月リレーブログ part16

2018年01月16日 12時00分00秒 | リレーブログ

こんにちは

新4年の西坂です。

 

いやー、1月リレーブログついに16人目まで来ました。全部で30人なのでちょうど後半戦がスタートしたことになります。

今まで読んでくださっているみなさん、あと半分です。

部員もやっぱり書くからにはなるべく多くの人に読んでもらいたいと思っているので、あと半分、どうかこのままお付き合い願います。

(もしよければ、FB、twitterしている人はこれからも積極的にいいね!お願いします…)

 

(西坂家恒例初詣先、円蔵寺@福島県。生まれてこの方初詣はここ以外に来た記憶がありません)

 

さて、前置きが長くなりましたが、今回は「言葉」をテーマに書いていきたいと思います。

どういうテーマで書こうか迷ったのですが(僕のオフの過ごし方は特に面白くもないので書かないです。どうしても気になる方はご連絡ください笑)、新年っぽく、「言葉」で。

「言葉」といっても、僕の言葉ではありません。他人が言った言葉についてです。

今回は僕がいいなと思った「人の言葉」を皆さんに紹介していく形で進めていきたいと思います。

 

①イチロー選手の言葉

はい。まず、日本のレジェンド・イチロー選手の言葉です。別に、僕はイチロー選手の熱烈なファンでもなく、「イチロー名言集!」みたいなのを普段から熱心に読んだりしているわけではないのですが、年末、ニュースサイトで2017年の野球選手の言葉をまとめている記事を発見したわけです。何とはなしにその記事を読んでいたのですが、そこにあったイチロー選手の言葉。

 

“初日は誰でも特別な気持ちでいられますけど、時間がたってどう終われるかというのが、本当に問われることなので”

 

良いですね。これは2017年シーズンを迎えたキャンプイン初日にイチロー選手が発した言葉らしいです。当たり前のことのようで、とても重たい。

私たちは、代替わり直後、皆とてもやる気に満ち溢れていました。全日本両クラス出場という長年の壁を乗り越えたのにもかかわらず、多くの部員が全日本で通用しなかった自分たちの実力に悔しさを感じ、さらなる成長を渇望していました。

ですが。

それは僕たち東大ヨット部だけではありません。4年間しか活動しない大学の部活において代替わりというのは様々な感情を生み出します。それだけに、代替わり初日は誰だって特別な気持ちでいられるんですね。

「時間がたってどう終われるか」。間違いなく、これが本当に問われることです。

はい。これが一つ目の紹介したかった言葉です。

ちなみに、昨年度はどうだったでしょうか。僕としては、最高の終わり方ができたのではないのかなと思っています。もちろん、結果という意味ではなくて、気持ちがどうであったか、ということです。

昨年度は夏を超えて秋に向かっていくにつれてどんどんどんどんモチベーションが上がっていきました。練習をするのが楽しくてしょうがなくて、週6で昼着なしで練習するのも全く苦ではありませんでした。秋インカレへのチームの向かい方は非常によかったのではないかと感じています。

そして、そういうチームであったからこそ、全日本直後にいい悔しさを感じることができたのではないかなと思います。多分、最後まで特別な気持ちを持っていなければ、全日本後に「こんなものか、また全日本目指しましょう」で終わってしまっていた気がします。

今年のチームもそうなるといいですね。チーム運営頑張ります。

 

ちなみに、これは1年というスパンに限った話ではないですね。

僕はたまに、自分の新入生自己紹介ブログを読むようにしています。なかなか若いなぁと思いつつも、入部当時の気持ちを思い出せてモチベーションが爆上がりします。

部員のみなさんおすすめです。

(新入生自己紹介ブログでは、「おそらく経済学部に進学すると思います」なんていいながら、現在農学部にてこんなことを勉強しています。人生分からないもんだ。ちなみに、今日テストです。永田君替え…(略))

 

②高2の時のクラスに来ていた教育実習生の言葉

はい。2つ目は4年ほど前に出会った教育実習生さんのお言葉です。

その前に。みなさんそろそろ感じていると思います。「このブログ長いな」と。僕も①でこんなに長くなると思っていませんでした。安心してください。②で終わります。

まぁ、普段書かないようなことを自由に書けるのもリレーブログのいいところ。代替わりをしてからというもの、無意識なうちに「最高学年として」「470リーダーとして」「副将として」「会計として」言葉を発していることが非常に多いのですが、今回は一部員として本当に自由に書いています。本当は短い方が読みやすいとは思うのですが…。どうかお付き合い願います。

 

さてさて、本題の教育実習生さんの言葉。その方も誰かから教えてもらった言葉のようですがご紹介します。

 

過去の自分は、未来の自分が作る”

 

深いですね。どこかにメモしていたわけでもなく、もうこの言葉を発した教育実習生さんの顔も名前も忘れてしまったのですが、この言葉は、はっきりと覚えています。

僕の座右の銘です。ちなみに僕のとても好きな概念として「諸行無常」というものもあるのですが、座右の銘を書く欄にはたいてい諸行無常系のことわざを書きます。

「過去の自分は、未来の自分が作る」って長いなと思って。でも、いま初めて書いてみて意外と短いことに気が付きました。

(こんなこと書いているからブログが長くなるんですね。)

 

一見逆説的なこの言葉、どういう意味かといいますと。

「過去の失敗(成功)した自分も、未来の自分がその経験をどう活かしたかによってその意味変わってくる。過去の自分がどういう意味合いを持つかは、未来の自分次第」という意味です。

うまく説明できているかわかりませんが、要は「この後の振る舞い次第で、今の自分の価値は変わってくるよ」っていうことです。

はい。いい言葉ですね。すごく好きな概念なのですが、これからも大切にしていきたいと思います。

人に関してもそう、組織に関してもそう。過去の自分をもとにして作られた今の自分は、未来の自分によっても作られているわけですね。

ヨット部のブログなのでヨット部に拡大して話すと、

僕らの代が直接お世話になった、先々々代、先々代、先代がいい代であったかどうかっていうのは僕らの活躍次第・振舞い次第なところがあるということ。もちろん、それは成績面だけでなく、合宿所生活であったりとか、組織体制であったりとか。

そういう責任みたいなものを、上級生になるにつれて感じてきました。

こういうのっておそらく創部以来脈々と続いてきていて、やっぱり長い伝統がある部活に入ってよかったなと思います。

 

だから、僕たちの代は関東は7位以上で通過しないと駄目なんです。いや、別にダメではないんですが僕が嫌なんです。

一昨年まで7位の壁に拒まれてきて、2016年9月26日葉山新港のあの場所で涙した人間としては、「あの悔し涙があったからこんなに強くなった」と胸を張って引退したい。

同期、後輩のみんなはどうかお付き合い願います。

 

ちなみに個人的な話ですと、

(2017/7/23第二回470フリートレース、前日のレースの結果からディビジョン分け。東大3艇は青黄緑に配属。この日は爆風で、そこから先は写真の通り)

(ヨットを知らない人向けに説明しますと、この旗は「青緑黄のグループになった人は君たちの技量じゃ危ないからもうレースやりません。赤の人だけレースしてきていいよ。」という意味です。)

 

これが競技人生で一番悔しくて、自分に腹が立った瞬間でした。

こいつを忘れずに上手くなって、ちゃんと消化して引退したいです。

 

 

 

…………………………………………………………………………………………………………… 

 

はい。というわけで、二つの言葉をご紹介したわけですが、普段あまりブログで書かないようなことを自由に書いてみました。

今回のブログは次の一年に向けての一種の決意表明のようなものです。

他の部員とは若干趣旨は違いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

永田君のくだりがよく分からなかった皆さんは、リレーブログPart.1~15もぜひお読みください。 

 

 

スクロールして最後だけ読んでいる方も、残り14人、おそらくこれほど長いブログは出てこないと思いますので、ぜひみんなの分は読んであげてください。

ちなみに、明日は僕の同期の福岡大好き芸人、高山君です。

 

 

それでは、今年一年間もどうぞよろしくお願いします。

 

 

東京大学運動会ヨット部 2018年度副将

西坂惇之

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (青木)
2018-01-16 21:16:15
ブログ、楽しく読ませてもらっています。

色々悩むと思うけど、仲間と自由に試行錯誤して、その変化を楽しめた事は幸せだったなと自分は思います。

とても応援してるので、結果はどうあれ、短い現役生活が充実したものになるよう願ってます。
また練習行くよ。
返信する
青木さん (西坂)
2018-01-17 21:16:18
コメントありがとうございます!

最上級生になっていろいろ難しさを感じる一方、その難しさに向き合わないといけないことに楽しさを感じています。
終わった時に悔いが残らないよう全力で頑張って行きます。
これからも応援よろしくお願いします。

練習お待ちしています。ぜひよろしくお願いします。
返信する

コメントを投稿