東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

"夜に駆ける"のEnglish Ver.が天才すぎる

2021年07月02日 11時42分00秒 | 通常練習

お世話になっております。3年470スキッパーの高原諒です。


先週の練習について振り返っていきます。先週は小網代で小規模新勧を行いつつ、新勧に携わらない人は八景島で練習をしておりました。2年生の入学式(約14ヶ月遅れ)もあり、八景島での練習は自主練習のような人数でイレギュラーな週でした。


ゴールデンウィーク頃から試乗会も思うようにできず、なかなか入部に踏み切れない新入生もいたようで、試乗会が終わって3人入部を決めてくれました。


そして、なんと部員が総勢60人となりました!!!


これで新勧活動もひと段落して、これからヨット部は新入生ホッパー練習とインカレに向けた練習に注力していくことになります。

 


さて今週の練習についてですが、両日非常に微風で、ハーネスはクルーの腹巻としてしか仕事してくれませんでした。


土曜日は上級生艇を4艇出し、少しいいセールを使って早稲田や法政、横国との合同コース練習に臨みましたが、風に恵まれず1レースしかできませんでした。


僕はその上げ潮のスタートで止まろうとバックしたときにボートの制御がうまくできず、ケースを起こし、すこぶるもったいないことをしてしまいました。毎練習しっかり目標立てて、集中して練習しようとするのですが、練習終わりでの電車でいつも、得られたこと少ないじゃないか、と反省してしまいます。時間は有限で、気持ちいい風が吹く時間なんてほんのちょっとしかないんだと、思ってるのの120%は心に留めておく必要があります。


週末の練習では限りがあるので、平日の自主練習に参加してやろうと思っていたのですが、今週は2日とも強風&大雨で中止になってしまいました。梅雨の時期は梅雨前線の位置が少し変わるだけで風速が大きく変わったり、雨が降ったり降らなかったりします。


最近気象庁が線状降水帯の情報を出すようになったことは知ってる人が多いんじゃないかと思います。先日も主に梅雨前線の影響で伊豆諸島に出されていました。僕はテレビで新しい言葉を聞いたときにちょっと調べたりすることが多いんですが、この線状降水帯の予測はマジで難しいらしいです。線状降水帯は簡単にいうと積乱雲が列になってるもので、ゲリラ豪雨が通常よりも広範囲で長く続くものです。積乱雲のもととなる水蒸気は見えないし、遠い東シナ海で発生することが多いのでなかなか観測が難しく、今回気象庁は水蒸気観測船を東シナ会に派遣して初めて線状降水帯の情報が出せるようになりました。広島や熊本の豪雨災害を活かした着実な進歩を感じます。


めちゃくちゃ話が脱線しました。用は練習できる時間を本当に大事にしようという話です。

 


そして土日一艇ずつ470に新入生を乗せて、クラス決めの材料にしてもらっています。


これ毎年先輩が1年生に言ってるやつな気がするんですが、今年の新入生もヨットに対する理解が凄まじい!


例えばメインシートが少し短いホッパーがあって、ランニングでブームが90度出ないやつがあるんですけど、それに乗ったホッパー歴2日くらいの新入生が、ちょっと上り目で走ってジャイブ挟んだ方が結局早く着くなっていうのを発見していたり。


ヘルムについて質問してきた子が聞き上手だったのもあって、僕が楽しくなって、ヒールトリムの他にもジブがメインに対してパワーが強いとリーヘルムが強くなるから、ジブリーダーの調節が大事なんやって話をしたら、半分くらい理解してそうな顔をされたり。


こんな感じで東大ヨット部は2年後3年後もっと強くなりそうです。


いつものことですがブログが長くなりました。


最後に、練習に高頻度でお越しくださるLB様、船の購入や新合宿所に協力してくださるLB様はじめ、多くの方が応援して下さり本当に感謝しています。ありがとうございます。

 


3年470スキッパー 高原諒




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