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東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

夏の合図

2025年07月10日 23時46分30秒 | 通常練習
お世話になっております、3年スナイプスキッパーの平井咲如です。

先週の活動報告をさせていただきます。スナイプチームはノースセールカップ 東日本スナイプ選手権に参加しました。

今大会は95艇という歴代最大規模のレースで、スナイプチームにとっては江ノ島期間の最後の大会でした。

また、今回は多くのLBさん方に来ていただき、一緒にレースに参加させていただきました。
R6卒西尾様、R7卒中静様、神田様、成相様、今川様、安藤様、お忙しいなか、また暑いなか、来ていただきありがとうございました。
レース間の走り合わせから、レースの振り返り、新入生への熱い言葉、海上でのサポート、いつも先輩方からたくさん勉強させていただき、ヨットを楽しむ姿を見て、私もよりモチベーションを上げて練習に取り組むことができています。
本当にいつもありがとうございます。
先輩方の背中を越えていけるように頑張るので、これからも一緒にヨットに乗っていただけると嬉しいです!よろしくお願いします!

それでは、今大会の結果をご報告させていただきます。
土曜日は出艇直後は少し風があったものの次第に落ちていき、レースは行われませんでした。
日曜日は1〜3m/sの風が吹く中で2レースが行われました。以下、リザルトになります。


31418 中静様/飯野(1)6-13 19点 8位
31583 西尾様/杉山(3)34-23 57点 27位
31308 市毛(4)/荒井(3)62-15 77点 37位
31741 平井(3)/三上(4)52-54 106点 53位
31070 藤本(3)/向田(2)71-70 141点 71位
31494 遠藤(4)/神田様97-52 149点 78位
30785 大橋(2)/下村(3)97-84 181点 90位
30736 浅田(2)/成相様 97-87 184点 91位


この大会は私にとっては、去年入部して初めて参加したレースで、1年経って成長と課題をひしひしと感じた大会でした。

今大会の目標は、スタートでジャストで出ることにしていました。
江ノ島期間で関個含む様々な大会に出ましたが、どの大会でもスタートを第一線で出れず、スタート直後には悔しい見た目になることが多く、スピードももちろんですが、レースにおいてまずスタートに強く課題意識を抱くようになりました。
そのため、スタートでジャストで出るために、
①ラインをしっかり把握すること、
②1分前を切ってからの上がっていくラインにちゃんとついて行くこと、
③加速動作をしっかり決めること、
の3つを特に意識しようと決めていました。

①ラインをしっかり把握することについて。
スタートで第一線で出るには、ラインとの距離を把握してここぞというタイミングで加速することが必要です。
しかし、今までのスタートは、他艇よりも低い位置や、なかなかラインに入れないことが多く、スタート直前までラインまであとどのくらいなのか、いつ加速して良さそうか自信が持てないままスタートに失敗するというパターンばかりでした。
ラインを上げることを恐れて、自分からアクションを起こすことを遠慮することが多かったですが、今回は思い切ってスタート直前に形成されたラインの前を横に流すという行動をとってみました。本線横からずっとラインを流してみると、どこが出ていて、どこが凹んでいて、どこが艇数が少ないのかはっきり見ることができて、ラインとの距離も今までよりずっとよく見えました。初めての景色でした。
しかし、ラインが見えたのは良かったのですが、それだけではうまくいきませんでした。
凹んでいるところを見つけて、そこで上を向いたはいいものの下から上げてくる船にうまく対処できず、加速する分のルームを作れず、ただ流してラインを上げただけの人になりました。
この方法を成功させるには、ラインを見た上で、ルームを守り切る技術が必要なのだと、まだまだ甘いことに気づきました。これが次の二つ目につながります。

②1分前を切ってからの上がっていくラインにちゃんとついて行くことについて。
私のスタート前の傾向として、並びはじめは早めなのにいつの間にかラインから追い出されて、その後に入るところを見つけられずスタート失敗というパターンもよくあるのです。
いつ追い出されるのかというと、だいたい決まって1分前過ぎた頃で、それ以前に比べて周りがどんどんラインを調整してあげてくるタイミングで自分だけ反応が遅れていることが多かったです。これに対しては、春インを通して、船をちゃんと自分のものにできるだけのハンドリング力をつけたいと思い、練習の空いた時間にクルーに付き合ってもらって、スピードある状態→上向いて止まる→バック→上寄せ→ウェイティング→加速の一連の流れを何度も練習してきました。
いくらかハンドリングがまともになってきて、直前で下に入られることも減り、自分の位置もだいぶキープできるようになってきました。
しかし、まだまだいつでも船が自分の思い通りに動かすレベルではなく、そうできないために遅れを取ることもたくさんあります。緊張感がある中でも、自分の一艇隣だけでなく、広く自分の周りを見て、常に船を操作している感覚を持ちながら対応できるようになりたいです。

③加速動作をしっかり決めることについて。
スタートはやっぱり最後は加速がしっかり決まるかが大事です。
特に微風レガッタだったので、最初の加速はすごく重要だなと思ってレースに臨んでいました。
今まであまりこれだ!という加速が決まったことがあまりなく、一瞬でセールに風を入れて、バンって感じで加速するにはどうしたらいいかなと思ってました。
微風でレースのなかった初日、APH後に東大だけ出艇してノースセールの黄色いマークをぐるぐるしてた時に、先輩の加速動作を見て煽る時にバンとメインが音を立ててるのに気づいて、その音が鳴るように真似してやってみたら少し前より自然に前に進む感じがしました。
微風で他の人が練習していない時も学べることはたくさんあるんだなと思って、出艇して良かったという気持ちでいっぱいになりました。
ロールタック、ロールジャイブにも活かせるところがたくさんあると思うので、微風の加速動作をもっと磨きたいです。

スタートだけ見てもまだまだうまくいかないことだらけですが、自分ではレースシーズンを通じて小さな成長をたくさん感じています。
だけど、今回のレースでも一つできるようになったところがあると、それができるようになったからこそ、また新たな状況に出会って課題がたくさん見つかるということがありました。
スタートである程度出ることができると、今度はボリュームゾーンの中に入って行って、回航でとんでもない渋滞に巻き込まれる、、、といった具合です、
絶対的にいい順位にはまだ現れないけれど、確実に成長しているんだという実感は大事で、いつか絶対いいところに行ってやるという気持ちで今は謙虚にチャレンジャーの気持ちを忘れずにやっていこうと思います。

ここからまた最後の目標である全日本インカレに向けて、夏の練習が始まっていきます。
改めてチームで頑張る目的を考えて、同じ方向に向かっていく雰囲気、誰かを責める感じではなくポジティブに互いを鼓舞できる雰囲気を作っていけるように自分にできることを考えていきたいです。

まずは七大戦!これからもよろしくお願いします!


(最近マネージャーがご飯のラップにメッセージを書いてくれます!メッセージにとても元気をもらっています。いつも美味しいご飯をありがとう!)

平井

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