東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

残り2か月

2022年09月16日 22時54分57秒 | 遠征ブログ

お世話になっております。2年クルーザー班の関根佑樹です。

 

蒲郡遠征について書きたいと思います。今回の蒲郡遠征は外洋学連の合同練習ということで、神戸大学、千葉大学、日本大学のクルーザーに乗っている部活・サークルと4日間の練習を行いました。予報では4日とも、走れるか走れないか微妙な風の弱さでしたが、結果的には風待ちの時間があったのは1日目だけと、とても風に恵まれた4日間を送ることができました。今まであまり一緒に練習することのなかった方たちとの練習でしたが、皆さんの人柄がよく、それも相まって楽しく実りのある練習をすることができました。自分は皆さんの人柄の良さが練習のしやすい風を引き寄せたのだと信じています。また、J24を貸してくださり、宿泊場所も提供してくださった三河みとマリーナさんには感謝をしてもし尽くせません。ありがとうございました。

 

今回、自分は4日間を通してヘルムを持ち、前半の2日間は他大と混ざって船に乗り、後半の2日間は大学ごとに船に乗りました。前半では、同じJ24に乗っている神戸大のポジションごとの役割の範囲の違いや走らせ方の違いに気づくことができました。また普段は30フィートくらいの船に乗っている千葉大、日大は船の大きさが違うからこそ、大きいという点でいつも苦労しているという違いが見られました。J24はいかに丁寧に素早く動作するかが大事ですからね。そういった意味でやはり、J24というのはクルーザーの中でもかなりディンギーに近い船であるなという実感をしました。

後半では、代替わり後のポジションで練習することができ、その足がかりとしてとても有意義な練習となりました。結果だけを見ると、ラウンディング練習で一度も神戸大に負けなかったのは評価できると思います。その要因としては、クローズの走り、コース、動作の3つが挙げられるでしょう。クローズの走りについては、この練習中に大きく改善できたと思っていて、軽風でのジブではやはりスピードを失わないということが大事になることに気づき、スピード感を特に意識し、また潮についても意識を向けて走らせるようにしたことが改善の要因だと思います。コースは特に上レグでのコース選択が、前を走っている時はカバーを意識し、後ろを走っている時はリフトを走るというモードチェンジができていたのが良い点だと思います。動作はとにかくミスが少なかったです。昨年の全日本選手権との時や9月初めの月光との練習で追いつかれた時も感じましたが、やはりヨットレースではミスをしないことが最も大事なのだなと感じました。もちろん自分や一年の源ちゃんはほとんど初めてのポジションということで動作全体としておぼつかない所もありますし(ただ、初めてにしては出来すぎるくらい。自分の時と比べたら断然に上手い)、自分について言えば回航周りでの走りの乱れやマークを締めきれないという問題もありますが、全体としては良かったところが多いんじゃないかなという印象でした。

さて、次は和歌山遠征です。蒲郡遠征でも感じましたが、普段使ってる海とは違うため、風や潮の傾向も違うでしょう。そういった初めての環境でヨットをやることはいつも以上にワクワクしてしまいます。やはりヨットは楽しむのが一番ですね。

 

全日本を約2か月後に控えた今、質の高い練習をして実力をつけ、その実力をフリートレースや関東選手権で結果に繋げられるよう一層の努力をして参ります。今後とも仰秀の応援のほど、宜しくお願い致します。

 

関根佑樹