東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

仰秀、活動再開しました(臨時)。

2021年02月25日 23時48分00秒 | 通常練習

こんばんは。

クルーザー班3年、落合輝です。


来月13.14日に三河みとマリーナで開催予定のアニオールズカップに向けて、大学側から試合前に限った練習ということで許可が下り、昨日から臨時という形ですが練習を再開しました。


昨年末の和歌山カップ以来、ちょうど2ヶ月、海から離れていたことになります。コロナによる活動休止はこれで累計、半年以上に及びます。

とはいえ、何はともあれ、練習ができます。何よりです。練習しましょう。


例年、冬の休暇明けの練習は「またヨットが日常の生活が始まったな」と思うものですが、活動休止期間が明けての練習は、「海に出る日常が戻ったな」と感じます。

意識のうえではこの時間を生きる自分にはヨット部の活動が本来あるはずだが、実際身体は都心の六畳間にあり、一日パソコンの前にとどまり就職活動の調べ物をしているという、ある種の二重生活が解消されたわけですが、久々に海に出ると、むしろ身体はやる事をやるのに、頭は回らず、目に映る色が一々新しく感じられます。


デッキで仰向けになって逆しまに見る空はこんなに悠々としているのか。

濡れたグリップをつけている手の甲の痛痒さ。

セールを引き込んだ途端に大きく傾く船上の光景。

海に浮かんでマネージャーさんの作ってくれたしっかりした味付けのご飯たっぷりのお弁当を食べるのはなんと贅沢な幸せか。






しかし、それだけではありません。

ランニングの時にすこし目線を低くして見ると、流れていく海面の様子が感じやすいな。

スピンの向こうにある海面も一緒に見ていると視野が広くなるな。

そんな事も新しく感じられたりします。活動休止の間は知識はつけられても実践的なヨット力が上がりはしないと思っていましたが、夏の時も今回も、意外なことに(筋力は落ちても)ヨット力が上がっている面もあると思います。


練習再開にあたり、仰秀にはいくつか重要な変化がありました。

一つは、一年生の伊東が加入したこと。文系4人が上級生のチームに理系の頭脳が搭載されました。2日目にしてヒデというあだ名が新たに生まれました。後輩が来るまで時間がありませんが、この賑やかで縛りの緩いチームでどんどん成長してくれたらと思います。これからどうぞよろしく。

二つ目は、長年の夢、「ウインチの新調」が叶ったこと。新調といっても外側だけですが、摩耗してガタが来ていた部分が一新されて、快調この上ないです。二つで13万のお買い物でしたが、安い安い

三つ目は、マネお手製の軽食制度が導入されたことです。定着するかどうかはまだ未知数と言っておきますが、体重の少なさという永遠の課題を美味しく解決してくれると期待しています。私は今朝、出艇前に鰹節おにぎり、着艇後にみんなでおやつのペペロンチーノを頂きました。マネさんの働きぶりには頭が下がります。



さて、仰秀の活動報告はこのくらいにしておきます。

アニオールズカップで良い結果が残せるよう、短い時間ですが頑張って練習して臨みたいと思います。

応援よろしくお願いします。



落合輝