東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

いきなり覚めてく夏は嫌いです

2020年09月03日 23時07分00秒 | 通常練習
こんにちは、2年スナイプクルーの村上です。
先週の練習について報告させていただきます。
 
今クールは先クールまでのコース練習に加え、いい風が吹いた日が多かったこともあり、走り練習を多く行いました。
インカレが近づいていることもあり、セールのグレードを上げてスピードの強化にも重点を置いて取り組みました。
 
また、日曜日は東大主催のレースを行いました。スナイプチームでは古関山村(30563)・青木村上(30072)・古山大根田(29220)の下位3ペアで2艇しか出せないと言うことで、順位が低かったペアが次のレースではレスキューに乗るというシステムを採用しました。青木村上ペアは、第1Rでは古関山村ペアに勝利しましたが第2Rで最下位になってしまい、第3RはレスキューでLBの田原様と振り返りや分析を行ないました。この日は右に片振れしていく風だったことを踏まえ、どんなストラテジーやタクティクスを取るべきだったのか教えていただきました。
 
また月曜日の午後、スナイプチームは小松さんからのアドバイスを受けマッチレースの練習を取り入れ、072対220で2Rを行いました。慣れないマッチレースには戸惑いもありましたが、得られるものも多くありました。自分としては、スタートで前に出たのにタックロスで上回航までに追いつかれ、下レグでのタクティクスも失敗し下マークではラップがなくなって負けてしまうという、クルーとして反省の多いレースがありました。動作のミスを減らす練習と、タクティクスの勉強が不可欠と感じました。
 
練習にお越しいただいたLBの水石様、西坂様、田原様、本当にありがとうございました。
 
 
 
 
練習の振り返りはこれくらいでしょうか。これで終わってもいいんですが、ちょっと味気ない気もするので最近思っていることをひとつ。
 
 
 
最近重要性に気付いたと言うか、自分が意識しないとと思ったことがあるんです。それは、自分のコンディションを管理すること。
 
コンディションが管理できてない。そう思ったのにはいくつか理由があります。
 
 
 
一つ目の、一番大きな理由は腕の状態です。
 
今年の春合宿、右腕に痛みがあるのでヨットに乗るのをやめ、レスキューにしてもらった日が一日だけありました。でもその後すぐにコロナで部活が休みになり、自分でもすっかり腕のことは忘れていました。
しかし自粛が明けて練習に参加して少し経つと、腕の痛みがまた出たのです。心配になって医者に行くと、テニス肘と診断されました。ロープを引いたり物を持ち上げたり、力がかかっている状態で右腕を曲げると痛みが出るのです。腕の使いすぎが原因らしいですが、なぜ自分だけなんだろう。うまく体を使えていないのか、無理な力のかけ方をしているのか。
 
とにかく、部活は休みたくないので湿布を貼ったり鎮痛剤を飲んだり注射をしてもらったりしながら、練習には問題なく参加できています。ただもちろんこれで症状が良くなることはなくて、というか悪くなる一方で、ちょっと不安も感じています。たぶん、授業が始まって部活の頻度が減れば良くなるだろう、みたいな状態です。
 
 
二つ目の理由は、自分が体調を崩すことが多いということ。
 
先々週、体調を崩してしまった自分は土日月と練習に参加できませんでした。医者に言われたのはウイルス性胃腸炎、腹の風邪なんだそうです。結局、体が弱ってしまって普通なら対処できるウイルスに負けてしまった。
皆が練習しているのに自分は寝てるだけ。自分が行かなかったせいで艇数も減ってしまう。ペアの大吾は僕と参加するはずだったレースに出られなかった。
 
今年の春合宿でも体調を崩して、一週間丸々練習に参加できないこともありました。今まで自分は体が丈夫だと思っていたけど、そんなことはないらしい。人一倍自分の体に気をつけていないと、自分は練習できないし周囲にも迷惑をかけてしまう。ということで体調管理の重要性が身に沁みてわかったわけです。
 
 
最後の理由は、フィジカルの状態が自分のメンタルを大きく変化させると気付いたこと。
「優しさは体力」なんて言葉を最近ネットで見ましたが、本当にその通りだと思うんです。自分に体力的余裕がないと、他人に優しくはできない。本当に疲れている時、自分は他人に対して厳しく当たってしまっている。体の調子に関係なく聖人君子のように振る舞えれば問題ないんでしょうが、ちょっと自分にはできそうにない。
 
他にもフィジカルとメンタルの関係を意識したことがありました。朝起きて体の調子が悪いと練習に行くのが本当にしんどい、それで練習が嫌になってしまう、ヨットに対するモチベーションが下がってしまう。よくないとわかっていても、疲れていると海上での意識も低くなってしまいます。
 
体を健康に保てないと、他人にも、ヨットにも、真摯に丁寧に向き合えないと思ったというわけです。
 
 
 
 
 
 
あれこれと書いていたら23時になってしまいました。明日からの練習に備えて早く寝ないといけません。
 
とにかく自分のコンディションにも意識を向けて、練習に取り組んでいきたいと思います。それでは失礼します。
 
 
2年 村上周平

まだまだまだ

2020年09月03日 22時56分00秒 | 通常練習
2年470スキッパーの調です。
先合宿の、8/28から9/1までの練習について報告致します。

先合宿は、弱い時間はあっても、毎日6mほどの風が吹くとてもよいコンディションでの練習となりましまた、今週の日曜日も、東大主催で八景島レースを開催しました。

小松コーチによる安定したレース運びのお陰で、回を重ねる毎に参加艇数が増え、特に470に関しては30を超える艇が参加してくれました。


自分は、クローズでもランニングでもリーチングでも、まだまだセールと舵の扱いが粗く、もっと繊細に、頻繁に動かす必要を感じます。

当たり前の質を向上させていく必要があります。


また、自粛明けからチームで取り組んでいることとして、テンプレートを使った各艇ミーティングがあるのですが、課題と反省・ケーストラブルが細かく項目別に分けられているため、各艇ミーティングの質が大きく向上しました。
毎日スキッパー・クルーでこれを記入することで、自分の課題が明確になります。

今後も続けていきたいです。



もう9月に差し掛かり、先輩方がおられる期間も限られてきたので、少しでも多くのことを吸収できるように集中して練習に取り組んで参ります。

以上

東京大学運動会ヨット部 調亮太郎