先日、本屋で立ち読みをしていたら、おやじバンドの本が出ていてびっくりしました。関東地方のものでしたが、おやじバンドの紹介がしてありましたが、ここまでゆくと単なるアマチュアバンドではなく、セミプロバンドなのでしょう。感じとしては、ビートルズやローリングストーンズなどの昔のバンドのコピーや懐メロ的なものが多いようです。中々オリジナルでやるのは難しいのでしょう。もっとも中に1-2曲入れるのは可能でしょうが、すべてをオリジナルにすると需要があまりないのでしょう。イベントなどで使いやすいのでセミプロとして成り立つのではないかと思います。そういう意味では、若者のバンドとは一味違ったものになるのでしょう。でも今の若者がおやじの年になった時、同世代の間で歌を共有することができるのでしょうか?余りにマニアックなものであったり、ジャンルがたくさんあり過ぎて、同世代の中でも共有できていないように思います。それに、余りにたくさんの歌が粗製乱造されて、長期間流行るものが少ないように思いますので、どこまで皆の記憶に残るのでしょうか?と余りにおやじ臭い批判的な話になってしまいましたが、こんな世界を作り出しているのはおやじ世代な訳ですが、若者はその中でしたたかに生き延びていってくれることでしょう。民族楽器の世界では余り、おやじ世代の話は出てきませんが、邦楽では団塊世代が引退してから、昔とった杵柄という感じで、大学時代のO.B.が集まって合奏したりするようになってきているようです。この世代はある程度、金も持っているので新しい市場になっているようです。そういう意味では、西洋クラシック音楽は中々難しいようです。人に知られたいわゆる名曲は大体演奏が難しいものです。普段から練習していないと中々人前では演奏できないようです。中高年が始めるには、西洋クラシックよりも、民族音楽や邦楽が向いているように思いますが、いかがなものでしょうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます