先週からぎっくり腰になってしまい、寝返りを打つのがしんどいです。そんな中、日曜日に尺八の演奏を聴きに行って来ました。伊丹のお寺でありましたが、行ってみたら、JRの駅前の大きな寺でびっくりしました。4時間くらいひたすら聴いていました。椅子席があったので助かりました。地なし尺八と言って、昔風の作りの尺八で、江戸時代の古い尺八や、演奏者の自作のものなど楽器を紹介しながらの演奏でした。大体は虚無僧の吹いていた曲でした。参加者は70歳代くらいの人が一番多かったように思います。皆、袈裟をかけて演奏していました。お寺の雰囲気とマッチしていてよかったです。最近、尺八は女性の奏者も多くなりましたが、この日は一人だけでした。演奏者のレベルはかなり高いもので、飽きることがありませんでした。尺八の人口は減り続けているそうです。若い人も入ってきますが、亡くなる人の方が圧倒的に多いのです。そんな中、海外では増えてきているようです。それも、虚無僧の尺八が人気のようで、現代風のは余り人気がないようです。精神的なものが求められているのでしょう。この日も外国の方が一人いましたが、袈裟をかけての演奏でした。終わりの方は、上手い人の演奏でしたが、さすがに素晴らしい音色で感激しました。折角の素晴らしい演奏ですが、一般の人には余り知られる事がないのが残念でした。
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