音楽人

民族楽器の収集、演奏を趣味に生きているおやじのはなし

着物は大変

2015-12-07 09:59:15 | 民族楽器
土曜日には、琵琶の会で演奏をしてきました。今回も5弦の琵琶で演奏しました。アンコールをしろとの事だったのですが、用意していなかったので、琵琶の話をしました。十数人の小さな会でしたが、皆さん熱心に聞いて下さりよかったです。これで、年内の演奏は終了です。6人で打ち上げをしましたが、色々な話ができて、これも楽しかったです。その後3人で二次会までしてしまいました。少し飲みすぎてしまいました。中高年になってから、琵琶を始めるのは大変なのですが、開放弦をジャランと弾くだけで、琵琶の世界に入れるので、そこに祇園精舎などの言葉を乗せれば簡単に演奏できてしまいます。別に難しい曲を弾かなくても、それなりに弾けばよいのです。ピアノなどと違い、個性的な音なので一音だけで世界が出来上がります。また、ヴァイオリンなどと違い、音を出すこと自体はそれ程難しくありません。ですから、そのなりに曲を作れば、すぐにでも演奏する事は可能です。それが民族楽器のよさではないかと思っています。第一、琵琶を見るのも聴くのも初めての人が多いので、へたでもそんなものだと思ってくれます。大学時代にちゃんと音の出ない先輩と一緒に尺八を吹いたことがありましたが、聞いていた人たちは、先輩のかすれた音を聞いて、さすが先輩は音に味があると誉めていました。それがマイナーな楽器のよいところです。ところで、琵琶の演奏会の時は、琵琶と着物と楽譜その他の荷物と、全部で3つの荷物を持っていかなければなりません。今回は会場まで30分くらい歩いたのですが、膝が悪いので少ししんどかったです。昔、演奏会は着物は大変だというご老人の意見がありましたが、それがよく分かる年になってきました。
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