チェロ物語FINAL

虹の橋で、
そろそろ、
のんびり、

過ごします。

雀の行水

2016年07月21日 | 犬の戯言


またしても朝になると、

本年より指定された農業特区パセリ畑予定地に、

大きな穴があいておりました、





これまでにもこんなふうに、

一箇所乃至二箇所くらいが大きく窪んでいたのです、

埋めても埋めてもまた穴があるのです、





最初に疑われたのは私でございました、

猫も土竜も蟻も無実です、

私にはご覧のように野の草を食べてしまう趣味があるので、

大好物のパセリを食べる時についた、

足跡の穴だと言うのです、

こんなおとなしいきれいな穴は私じゃないと、

大きな声で泣き叫んでも、

独裁者である父は全く聞き入れようとはしないのです、





芸能界の覚醒剤疑惑と同じく、

私の逮捕は時間の問題と言われていたのでございますが、

今朝お散歩のあと真犯人が見つかったのです、

なんと雀が砂浴びをしていたのでした、

水浴びと同じように羽根や身体を洗っているのであります、

世間ではよくあることのようでございます、

真実は「雀のお風呂」だったのです、

思わず「烏の行水」ではなく「雀の行水」だねと、

思ってしまいました、





平和な夏の朝でございます、

でも本当にそうなのかどうかそれは秘密です。

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病み上がり

2016年07月20日 | 犬の戯言


蝉時雨の中今朝も早よから草刈り作業でございます、

勿論お手伝いというよりも監督業務が主担当ではございます、

しっかり休まないでお国のために一億火の玉の精神で、

死に物狂いで働けと指示をしております、





病み上がりの父は、

過酷な労働に加えて精神的にも変調をきたし、

これが続けば今年の夏を乗り切れそうもないなどと、

大和魂の欠如した軟弱なことを申しております、





そんなことでどうする、

東京戦争に負けるなと檄を飛ばします、

選挙とは戦争とは理不尽且つ傲岸不遜なものであります、

「病み上がり」と誹謗中傷されれば、

選挙ですから受けて立つしかありません、

万国の「病み上がり」結集せよ。
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山頭火さん

2016年07月19日 | 犬の戯言


薫風の中を煩悩ばかりの私は歩きます、

ひたすら歩いているのです、

草なんぞを食べているのではございません、

山頭火さんのように、

なりたいのです、





でも美味しそうな草があると、

ついつい一口だけはと思うのです、

そうなるともうやたらに、

むしゃむしゃと恥じらいもなく、

いただいてしまいます、





やっぱり、

山頭火さんのようには、

なれません。


煩悩の私です。





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たぶん

2016年07月18日 | 犬の戯言


月曜日なのに静かでございます、





燃えるゴミの日ではありますが、

山の日でも川の日でもありません、

知らないうちに出来ていた、

海の日です、





蝉の鳴き声がにぎやかになって来ました、

風が心なしか夏仕様です、





梅雨はもう明けているのかもしれないと、

父が言います、

私もたぶんそうだと思います。
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ウニ丼

2016年07月17日 | 犬の戯言


またしてもの雨でございます、

雨が残って蒸し暑い朝も戻ってしまいました、

合羽が濡れて重いのです、





私の常識はあなたの非常識、

あなたの常識は私の非常識、

そんなことさえ解らない人は死ぬまで解らないのです、

菅原文太さんは言いました、

「弾ぁ、まだ残っとる」





海にはウニもまだ残っているので、

私のお昼は、

ウニ丼を、

お腹一杯いただきます。


*おまけです、
 ウニ丼の元でございます。




*弾とはこういうことでございます。

「その弾の正体は、自分がこれまで勉強してきたことや、周囲の人たちから受けた愛情や支えだと思えばいい。で、本当に自分が勝負を賭けたいときに、その弾をブッぱなせばいいんだ。その弾が当たらなくても、懲りずに自分には『弾ぁ、まだ残っとる』と強がって生きてりゃいい。その繰り返しだよ。男の人生なんてもんは」



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留守番

2016年07月16日 | 犬の戯言


硬い岩盤と頑丈なコンクリートの上にも、

草は咲きます、





おしろい花だって咲くのです、





父が出かけるというので、

元気出して行って来いよと声をかけています、





土曜日なのに留守番です。




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ヘリコプターマネー

2016年07月15日 | 犬の戯言


私も暇そうに見えると思いますが、

釣れそうもない場所で釣りをしている人がいます、

とても忙しそうには見えないのですが、





もしかしたら「しゃらくせえ」と、

威勢のいい啖呵を切る、

あの有名な義賊 鼠小僧次郎吉さんかもしれません、

最近お金配りの話が流行っているようでございますね、

真面目に空からお金を落とすのです、

ヘリコプターに乗って配るのです、

鼠小僧次郎吉さんの代わりに日本のお国が配るのです、

そういうおかしな性癖の政治家もいるとは、

私も吃驚してしまいます、

マイナス金利以上まさに狂気の沙汰でございますね、

後は野となれ山となれ精神、

ここに極まれりです、

おまけで犬にも百万円。








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黒い霧

2016年07月14日 | 犬の戯言


解りきっていることではありますが、

組織というものは、

恐ろしい存在でありますね、





いろいろな思いが交錯致します、





日本の黒い霧は、

今も厳然として存在するのです、

五つの赤い風船の西岡さんではありませんが、

太陽の光で虹を作って、

お空の風で飛ばしてしまいたいと思うのでございます、

あれこれありすぎです。







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凶器

2016年07月13日 | 犬の戯言


雨傘が凶器になる場合もあるのです、

もう歩くことに疲れた人が私を傘で殴打して、

海に落とそうとしているのです、





どっこい、

殺気を感じ危険を察知した私は振り向いて、

にっこり微笑むのでございます、





南瓜(かぼちゃ)の黄色いお花も咲いている、

蒸し暑い雨の朝でございます。
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親孝行

2016年07月12日 | 犬の戯言


夢を見ています、

こうしてじっとしていたいのです、





神に誓って、

鮑さんの夢なんぞは、

見たりしていません、

父に親孝行している夢を、

見ているのです、





お花が今朝も咲いていました、

もしかしたらマリーゴールドかなと思いますが、

調べてみても良く解らないのです、

井上荒野(あれの)さんの短編集を思い出します、

お花の名前をインターネットで調べて勉強するのです、

雰囲気としては不吉な辛いお話ばかりなのでございます、

でも実は今の私のぴったりなのです、

自分のお庭のブログを書いていた上品そうな婦人と、

それを読んでいた主人公の「私」がどうなったのかを、

思わずここで書きそうになったのですが、

ネタバレにもなりますし、

いろいろ思うところもあって書きません、





今朝は玄米ご飯を少しだけ、

いただきました。










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