あまりにも大量の緑の草に、
覆い尽くされるのも恐怖なのですが、
茶色の世界もあまり落ち着くものではないようです、
さて昨日は漢数字の四文字熟語が使いたくなって、
無理矢理四方八方などと書いておりましたが、
昼間順番待ちで座りながらぼーっと考えておりましたら、
四苦八苦もあるなと思い出してしまいました、
あまり楽しそうな言葉ではありませんので、
お気をつけくださいませ、
人(犬)生は四苦八苦に貫かれているのでございます、
私ではなくお釈迦様がそうおっしゃっているのです、
即ち「四苦八苦」とは、
生 老 病 死、
愛別離苦、
求不得苦、
怨憎会苦、
五陰盛苦のことであります、
生きることさえもが苦になっております、
確かに生きることは働くことでありこれは大変であります、
愛別離苦はお解りでしょうし、
求不得苦は求めても得られない苦でございます、
怨憎会苦は恨みや憎しみを持つ心の苦しみです、
五陰盛苦の五陰とは、
色 受 想 行 識でございます、
色とは食欲や性欲、
受は感受性想は想像力です、
行はなにかをしようとする意志、
識は物事を認識することです、
この五つの総称が業になりますが、
業苦が盛んになることは苦しみであると、
お釈迦様は説かれているのです、
つまり人生には救いがないのです、
その救いのない人生を救いを求めて生きるのが、
人の一生だと車谷長吉さんは言うのです、
地道に働いてなるべくお喋りをしないという、
覚悟が必要なのだそうでございます、
愚痴を言わずに黙って働くことが大切なのであります、
長吉さんは偉いのです、
今朝も喋り過ぎの私は地獄に堕ちます、
父も勿論そうなります。