チェロ物語FINAL

虹の橋で、
そろそろ、
のんびり、

過ごします。

父も勿論

2016年07月30日 | 犬の戯言


あまりにも大量の緑の草に、

覆い尽くされるのも恐怖なのですが、

茶色の世界もあまり落ち着くものではないようです、

さて昨日は漢数字の四文字熟語が使いたくなって、

無理矢理四方八方などと書いておりましたが、

昼間順番待ちで座りながらぼーっと考えておりましたら、

四苦八苦もあるなと思い出してしまいました、

あまり楽しそうな言葉ではありませんので、

お気をつけくださいませ、

人(犬)生は四苦八苦に貫かれているのでございます、

私ではなくお釈迦様がそうおっしゃっているのです、





即ち「四苦八苦」とは、

生 老 病 死、

愛別離苦、

求不得苦、

怨憎会苦、

五陰盛苦のことであります、

生きることさえもが苦になっております、

確かに生きることは働くことでありこれは大変であります、

愛別離苦はお解りでしょうし、

求不得苦は求めても得られない苦でございます、

怨憎会苦は恨みや憎しみを持つ心の苦しみです、

五陰盛苦の五陰とは、

色 受 想 行 識でございます、

色とは食欲や性欲、

受は感受性想は想像力です、

行はなにかをしようとする意志、

識は物事を認識することです、

この五つの総称が業になりますが、

業苦が盛んになることは苦しみであると、

お釈迦様は説かれているのです、

つまり人生には救いがないのです、

その救いのない人生を救いを求めて生きるのが、

人の一生だと車谷長吉さんは言うのです、





地道に働いてなるべくお喋りをしないという、

覚悟が必要なのだそうでございます、

愚痴を言わずに黙って働くことが大切なのであります、

長吉さんは偉いのです、

今朝も喋り過ぎの私は地獄に堕ちます、

父も勿論そうなります。







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