チェロ物語FINAL

虹の橋で、
そろそろ、
のんびり、

過ごします。

天寿

2018年02月24日 | 犬の戯言


昨日の、新聞の投書欄で、

重篤な病の犬を、心ならずも、

安楽死させてしまったことを、

犬に「天寿をまっとう」させなかった、

そう考えて、自らを責め悩んでいる方の、声を聞いたのです。

私も、お気持ちは、勿論解るのですが、

そんなご心配は要らない、そう思うのです。

良い選択をなさったと思います。

獣医は「安楽死はペットに与えられた特典」

と言ったそうですが、

特典という言葉が、適切かどうかは、兎も角、

犬の私も、まさに、その通りだと思うのです。

勿論、獣医が言ったから、

そうしたというわけでもありませぬ。





我が家には、私の上に、兄と姉がいたのですが、

柴犬の、18年生きたスミ君という名の兄は、

だれかさんが選択して、そうしたそうでございます。

16年生きた姉のミルクちゃんは、

しばらくの期間、部屋をぐるぐると歩き回って、

彷徨いながら、亡くなりました。

とても小柄なマルチーズでした。

ここまでは、私と同じ犬のお話でしたが、

ここからは、人間についての話です。

問題が山積しているのは、承知の上で申し上げるのですが、

犬の私は、人間のそれについても、そろそろ、

その法制化を、積極的に検討すべき段階だと、思うのです。

ヨーロッパでは、スイスやベルギー・オランダなどで、

既に、合法化されているのですし、

日本においても、そうしたものを求める、

社会からの要請は、有るはずです。

あれこれと、見聞きする中でもそうですし、

元気ではない、だれかさんは、

ある意味、「天寿をまっとうして」

だれが嬉しくて、だれが喜んで、

だれが、楽しいのでしょうか、と言うのです。

まっとうしたい人は、

勿論、しっかり、まっとうしていただけば良いのです。

あのA君なら、逆にすんなりと、これに限っては、

私の言うことを、

聞いてくれるような気がするのです。

犬の私と、だれかさんの戯言ですが、

本音でございます。

*後光のさしている私です


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