世間では早くも黄金週間の雰囲気のようでありますが、
いやはや実際その通りなのでございます、
これはまさしく紛（まご）う事なき初夏の光と影であります、
輝く空深い緑があって、
これは嬉しくも悲しい夏のそれでございます、
私のすぐ後ろは紫陽花であります、
どちらの木もとても気品のある花を咲かせますが、
梅雨は今しばらくはお待ちいただきたいと思います、
最近よくあるのですが後ろの畑は昔ながらのみかんの木を伐採して、
流行りの苗木に植え替えられております、
昔もこんなことばかりの繰り返しで、
生産量が増え過ぎて価格が暴落したりしたのですが、
海外への輸出があるとしたら需要は無尽蔵なのかしらね、
そんな心配も少ししたりして、
全くの余計なお世話な考えを一人ぼんやり致します、
波もチャプチャプしておりまして、
まるでひょっこりひょうたん島でございます、
太鼓のお兄さんも鐘の綺麗なお姉さんも、
踊りながら大声で歌っています、
昨日はもう竹になった竹の子が無惨に切り倒されているのと、
あたり一面の華やかな蓮華の花を目撃致しました、
お寺のすぐそばの田んぼで蓮華祭りというイベントが、
黄金週間に毎年催されているのでございます、
光があれば影があるのです、
それだけの話です。
