プラタナスの木もありませんので、
当然のことプラタナスの枯葉もないわけでございまして、
なかなか真冬の帰り道を、
実感はできないのではありますが、
冷たくなった海風に負けないように、
着るものだけは、
厚く幾重にも重なっているのです、
位置と時間の経過で状況は、
革命的に変化し、
差別化されるという真実を目の当たりししても、
尚未だ悟りきれないのものは人間なのであります、
余談ではありますが犬の私なんぞは、
端から諦めているのでございます、
じっと観察してみても、
顔の前だか後ろだか分かりません、
意味不明なことばかりの人生ではございます、
もうすぐクリスマスや大晦日で、
あれもこれもお終いになろうとしている時に、
どちらでも良いのでございます、
ところが白い縦筋は額なのです、
今度は何故前向きなのか不思議で悩んでしまいます、
もしかしたら私って、
もしかしたら前向きな性格なのかもしれません、
海は後ろでございます。