「紅い柿見たらお腹がぐうと鳴り」
そんな日曜日、
朝でございます、
右下の一番紅い柿を、
カラスが狙っております、
私は高楊枝クラブの会長補佐ですので、
決してそのようなことは、
考えないのでございます、
正義の味方、
高楊枝クラブ会長補佐は、
激務です、
監視作業は、
辛いのでございます、
それでも、
ひたすら座り続けます、
お腹をぐうぐう鳴らしながら、
座るのです、
正義の味方、
高楊枝クラブ会長補佐は、
頑張りますが、
世の中は無常の塊でございます、
ふと突風が吹いて、
紅い柿は落ちて、
無残にもべちゃっと、
潰れてしまいます、
高楊枝クラブ会長補佐は、
紋次郎さんのように颯爽と楊枝を咥えて、
立ち去るのでございます。
