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HKT48『3-2』を聴く。(ときめき研究家)

2020-05-05 11:51:08 | ときめき研究家
HKT48のシングルは『意志』以来で、1年以上間隔が空いた。指原莉乃の卒業後はじめてのシングルということになる。間隔が空いた事情はよくわからないが、アイドルにとって1年間は途方もなく長い時間だ。アイドルの輝きは一瞬。その輝く時期を無駄にしてほしくない。

しかし、待った甲斐があって、『3-2』は素晴らしい楽曲だ。
「どこにでもあることさ 親友の彼女好きになった」。簡潔な歌い出しが、過不足なく歌の世界に引き込んでくれる。歌詞の通り、よくある「親友の彼女を好きになる」ソングだ。
同じテーマでは『ひらがなで恋したい』(当時、けやき坂46)という名曲があり、私の2018年ベスト1だったが、それに匹敵するくらい気に入った。

まず、緊迫感のあるサウンドに引き付けられる。同じHKT48の『人差し指の銃弾』『意志』にも重なるような、胸が締め付けられる感覚だ。早口で語られる状況は、月並みではあるが切実だ。サビは三連符を多用して息を付かせない。

一方、歌詞にはやや不満が残る。「3-2」で自分一人が孤独。「3÷2」だと割り切れず自分が余る。「2-2」の両思いだったらよかったのにという数字のロジックは、この曲の眼目なのだろうが、やや無理がある。よくある状況を歌っているので、何か工夫が必要だったのは分かるが、この算式はスッと入ってこない。
また、親友が彼女と両想いになれたのは先に告る勇気があったからと認めていながら、自分がそうなれなかったのは知り合うのが少し遅かっただけだと言い訳している。どっちなのかと聞きたい。もっと早く出会えていれば、自分も告白する勇気はあったのだろうか?そういう仮定の話を自問自答しているのだろう。そういう答えの出ない懊悩を歌っている歌詞なのだから、多少の論理矛盾は致し方ないだろう。
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1 コメント

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3-2 (Dr. S)
2020-05-11 20:49:15
間隔があいた事情として、AKB48名義の曲の売り上げを上げるためかAKSがリリースを凍結したか、IZ*ONEの契約に関して売り上げを上げるため同じユニバ所属のHKTのリリースを削減する裏契約があった等が考えられます。
しかし、曲とMVは現在のHKTの苦闘を表している印象なんですが、歌詞がそうなってはいないような。

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