読み始めて、1分半…。
とりあえず、僕は、その寝ころびながらの体勢をやめ、ちゃんと椅子に座ることにした。
いや、それぐらい、この本の著者である仲谷明香は、実に、誠実に、また、正々堂々と自分の言葉…素直に、これ、表現してると思ったんだ。
まず、僕は、1つ、大きな勘違いをしていることに気付かされた…仲谷明香にね。
それは、「非選抜メンバー」というものの定義についてのこと。
僕は、この本のタイトルを見て、「非選抜メンバー」=「選抜メンバーに選ばれていない子」だと思ってしまっていたし、また、そういう立場から見た「AKB」というものを語ってんだろうな。
ま、面白そうではあるな"ぐらいに思ってた。
当事者の感覚は、チョット違うんだね。
それは、ズバリ!41位以下のメンバーのことを指している。
つまり、順位も票数も発表されない大多数…。
それが、仲谷明香のいう「非選抜メンバー」だ。
とにかく、そういう感覚…。
あ、じゃ、26位は、違うんだ…。
そっかぁ~。
僕は、"テレビ?CD?"とか、正直、そういうことが横切っていたんだ。
これは、僕、仲谷明香に謝ら…いや、すまん!
そして、彼女は、第1回、2回、3回…と、順位をつけられたことがないという、その屈辱感を自分の中で噛み砕き、納得し、さらに、少し抑えて冷静に客観的に、「非選抜メンバー」である自分というものを大切にしながら成長してきた。この本は、そんな彼女の生き様を語ってる。
特に、第3回の総選挙で、実は、前田敦子の隣にいた己の心理描写なんて、スゴイな…と。
そこは、興味深く読んだな。
そして、なんか、感心したわ。
ただ、僕は、この本を読み始めて、すぐ、"仲谷、悪い!"とか、思っておきながら、また、不謹慎にも(?)こんなことを同時に思ったりしてた。
それは…
"なんか、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』の主人公の女の子に似たキモチなのかな?"…と。
つまり、「荻野千尋」という自分の存在そのものを意味する"名前"を湯婆婆(顔のデカイおばあさん)に奪われ、"お前なんか、「千」でええねん!"ぐらいの軽さで扱われる。
僕は、それ、「非選抜メンバーになる=AKBじゃない!」 ぐらいの衝撃が、当事者って、あったんじゃないのかなぁ~?"って、想像しちゃってさ。
だけど、仲谷明香は、向き合ってるね~。
負のことも全て、基本、1人で向き合ってる。本を読み進めていくと、彼女は、そういうことも、"私は、鈍感で,面倒くさがりで…"なんて、言いそうだけど、とにかく、真っ向正面、立ってるね~。
ただ、これって、人それぞれなんだろうね。
「非選抜メンバー」になって、実は、落ち込んだままの者,本当は、引きずり続けている者,日頃の口癖…"次こそは!"って者,「千」のように、周りから、叱咤激励されながら、日々、成長…気付いたら、認められる存在になっていた者,仲谷明香のように、"「非選抜メンバー」=おもしろい!"…そういう域まで、達しちゃった者…。
本当、いろいろだと思う。
で、この本は、今、そこにあったであろう逆境を仲谷明香なりに、どう乗り越えてきたのか? これ、参考になる人も多いのかもね…?ま、彼女の本当の性格も分かって、非常に面白かったなぁ~。
これ、オススメです。
ちなみに、キーワードっぼいものを、チョイ、書き出したりしてみました。
(ネタバレ満載! 小学館の方、ゴメン!。あと、これから、この本を読む予定の人、ここから先は、絶対に読まないで!)。
離婚→ビカチュウになりなよ!→授業が苦痛→コスプレの日々→養成所→あっちゃん?→夢はありますか?→プロの世界→人気獲得?→代役といえば、仲谷→共通の敵→Mousa→MVP→『初日』→コネと人気→母への恩返し。
こういう20年の歴史が、とりあえずは、今の彼女の強さ,おおらかさなんかを作ってきたんだなぁ~。
『(仲谷風)非選抜アイドル』としての生き方に影響してきたんだな。
ただ、彼女、"声優になる!"ってこと以外は、上手いこと流されてきた!というか、全然、狙いにいってない!というか…。
ほとんどのことを、"その結果として"って具合…超冷静に捉えてる。性格やわ~。
最後に、僕が印象に残った文を4つばかし…もう、書いてしまう。
AKB48の本当の目標,目指すところは、"東京ドームでコンサートをした翌日に秋葉原の専用劇場で、いつものように公演する!"…そういう基本を忘れないアーティストで居続けること。
この世界は、たとえ、勝負で敗れても、直ちに去らなければならないわけではない。
敗者は、敗者なりに、その責任を果たしていれば、居場所を見つけることができるのだ。
「非選抜メンバー」こそが、私の居場所であり、私のスタート地点。
そういう私の生き方を認めてもらえた気持ちになったことが、私の誇りであり、私が夢に向かって前進し続けられることの1番の理由なのだ。
もう、なんでしょう?
とりあえず、「仲谷明香」=「AKB48」だと思った。そして、彼女だったら、AKBを卒業しても、なんとか、やっていくんじゃないか…ホント、そう感じた。
あと、彼女は、もう、「AKB」の肩書きを必要としない心の準備に入っている…チョット、そう思った。
とりあえず、僕は、その寝ころびながらの体勢をやめ、ちゃんと椅子に座ることにした。
いや、それぐらい、この本の著者である仲谷明香は、実に、誠実に、また、正々堂々と自分の言葉…素直に、これ、表現してると思ったんだ。
まず、僕は、1つ、大きな勘違いをしていることに気付かされた…仲谷明香にね。
それは、「非選抜メンバー」というものの定義についてのこと。
僕は、この本のタイトルを見て、「非選抜メンバー」=「選抜メンバーに選ばれていない子」だと思ってしまっていたし、また、そういう立場から見た「AKB」というものを語ってんだろうな。
ま、面白そうではあるな"ぐらいに思ってた。
当事者の感覚は、チョット違うんだね。
それは、ズバリ!41位以下のメンバーのことを指している。
つまり、順位も票数も発表されない大多数…。
それが、仲谷明香のいう「非選抜メンバー」だ。
とにかく、そういう感覚…。
あ、じゃ、26位は、違うんだ…。
そっかぁ~。
僕は、"テレビ?CD?"とか、正直、そういうことが横切っていたんだ。
これは、僕、仲谷明香に謝ら…いや、すまん!
そして、彼女は、第1回、2回、3回…と、順位をつけられたことがないという、その屈辱感を自分の中で噛み砕き、納得し、さらに、少し抑えて冷静に客観的に、「非選抜メンバー」である自分というものを大切にしながら成長してきた。この本は、そんな彼女の生き様を語ってる。
特に、第3回の総選挙で、実は、前田敦子の隣にいた己の心理描写なんて、スゴイな…と。
そこは、興味深く読んだな。
そして、なんか、感心したわ。
ただ、僕は、この本を読み始めて、すぐ、"仲谷、悪い!"とか、思っておきながら、また、不謹慎にも(?)こんなことを同時に思ったりしてた。
それは…
"なんか、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』の主人公の女の子に似たキモチなのかな?"…と。
つまり、「荻野千尋」という自分の存在そのものを意味する"名前"を湯婆婆(顔のデカイおばあさん)に奪われ、"お前なんか、「千」でええねん!"ぐらいの軽さで扱われる。
僕は、それ、「非選抜メンバーになる=AKBじゃない!」 ぐらいの衝撃が、当事者って、あったんじゃないのかなぁ~?"って、想像しちゃってさ。
だけど、仲谷明香は、向き合ってるね~。
負のことも全て、基本、1人で向き合ってる。本を読み進めていくと、彼女は、そういうことも、"私は、鈍感で,面倒くさがりで…"なんて、言いそうだけど、とにかく、真っ向正面、立ってるね~。
ただ、これって、人それぞれなんだろうね。
「非選抜メンバー」になって、実は、落ち込んだままの者,本当は、引きずり続けている者,日頃の口癖…"次こそは!"って者,「千」のように、周りから、叱咤激励されながら、日々、成長…気付いたら、認められる存在になっていた者,仲谷明香のように、"「非選抜メンバー」=おもしろい!"…そういう域まで、達しちゃった者…。
本当、いろいろだと思う。
で、この本は、今、そこにあったであろう逆境を仲谷明香なりに、どう乗り越えてきたのか? これ、参考になる人も多いのかもね…?ま、彼女の本当の性格も分かって、非常に面白かったなぁ~。
これ、オススメです。
ちなみに、キーワードっぼいものを、チョイ、書き出したりしてみました。
(ネタバレ満載! 小学館の方、ゴメン!。あと、これから、この本を読む予定の人、ここから先は、絶対に読まないで!)。
離婚→ビカチュウになりなよ!→授業が苦痛→コスプレの日々→養成所→あっちゃん?→夢はありますか?→プロの世界→人気獲得?→代役といえば、仲谷→共通の敵→Mousa→MVP→『初日』→コネと人気→母への恩返し。
こういう20年の歴史が、とりあえずは、今の彼女の強さ,おおらかさなんかを作ってきたんだなぁ~。
『(仲谷風)非選抜アイドル』としての生き方に影響してきたんだな。
ただ、彼女、"声優になる!"ってこと以外は、上手いこと流されてきた!というか、全然、狙いにいってない!というか…。
ほとんどのことを、"その結果として"って具合…超冷静に捉えてる。性格やわ~。
最後に、僕が印象に残った文を4つばかし…もう、書いてしまう。
AKB48の本当の目標,目指すところは、"東京ドームでコンサートをした翌日に秋葉原の専用劇場で、いつものように公演する!"…そういう基本を忘れないアーティストで居続けること。
この世界は、たとえ、勝負で敗れても、直ちに去らなければならないわけではない。
敗者は、敗者なりに、その責任を果たしていれば、居場所を見つけることができるのだ。
「非選抜メンバー」こそが、私の居場所であり、私のスタート地点。
そういう私の生き方を認めてもらえた気持ちになったことが、私の誇りであり、私が夢に向かって前進し続けられることの1番の理由なのだ。
もう、なんでしょう?
とりあえず、「仲谷明香」=「AKB48」だと思った。そして、彼女だったら、AKBを卒業しても、なんとか、やっていくんじゃないか…ホント、そう感じた。
あと、彼女は、もう、「AKB」の肩書きを必要としない心の準備に入っている…チョット、そう思った。