高橋明日香主演レンアイドッグス、いろいろなアイドルに是非演じて欲しい「アイドルが輝く」役（ナッキー）

高橋明日香主演、レンアイドッグス、いろいろなアイドルに是非演じて欲しい「アイドルが輝く」役（ナッキー）

アリスインプロジェクト以外で高橋明日香の芝居を観るのは、
ミュージカル「メイツ　ブラウン管の向うへ」　松田聖子を演じた高橋明日香（ナッキー）2014年11月以来。
その前に2013年6月「Call me Call you @吉祥寺シアター

「レンアイドッグス」高橋明日香が演じる役は、アイドル高梨明日菜。
自己紹介が、「恋の危険警報発令中、早く逃げないと爆発しちゃうよ」みたいな感じ。

テレビでドラマ出演したことがあるアイドルなのに、今は人気が落ちている。ドラマのタイトル「ねらわれた転校生」これは、ねらわれた学園、謎の転校生のリスペクト。
テレビでドラマに出演とは、相当売れたアイドルのはずなのに、自己紹介と雰囲気が地下アイドル的、というアイドルの時代考証をワザとはずした演出。

2時間の芝居の40分くらいに、高梨明日菜のライバル、セレブ系アイドル花椿エリカが登場。二人のアイドルが、芸能界を舞台でない芝居に出るというのはレア。花椿エリカの役どころが意味不明ですが、セリフは須田亜香里のよう。
この芝居には、男の天使が登場。愛のキューピットとしての仕事を熱心にするのですが、私は、花椿エリカは実は天使で、男の天使の仕事の成果を横取りするのかと思って見ていました。

この芝居で、アイドルらしかったのは、高梨明日菜と花椿エリカではなく、助演の女子警官・佐伯真琴役と、主人公の病弱な妹・高梨里美役。アイドル二人は、癖が強すぎて、可愛いという設定ではないが、真琴と里美は、いろいろなアイドルに是非演じて欲しい「アイドルが輝く」役。

芝居として、絶妙の面白さ。何度も観たくなる。恋愛関係が一巡するドタバタなところは、星新一の珍しい長編「気まぐれ指数」を思い出しました。

ナッキー