AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

大堀恵 最下層アイドル読後感

2009-09-09 08:43:40 | チームA・チームK・SDN48
AKB48メンバーの初めて内輪の話を表に出した本として興味がありましたので購入しました。 内容は想像通り大堀さんへの試練の数々とそれに対する不屈の努力が語られています。

アイドル本の定番として字は大きめでページは少なめ、流し読みで1時間程度で読める内容。ストーリーはそれほどきれいな内容では無くシアターとAKBINGOでの大堀さんの活躍をリアルタイムで観た私には目をそむけたくなるページもあります。 ああっ、そう言う背景があったのか、と言う意味で。
「甘い股関節」のCDを私もシアターで買いました。その時に大堀さんから手渡しでもらう時に「辞めちゃうなんてことは無いですよね」とその頃は出来レースだと思っていたので無神経に聞いてしまいました。大堀さんはにっこり笑って握手してくれただけでしたがその小さな手が冷たかったのが印象に残ってます。

巻末の本人の説明では恋愛に関する項目はバッサリ削られた様ですが中学の時に家の前で同じ中学に通う彼にキスをされた下りを読むと恋多き女性なんだなとその片鱗を垣間見せます。

文章はプロの作家では無いがブログを書いて表現力をつけているので荒削りではあるが読み難いことはありません。 むしろ若干26歳の娘さんが良くもここまで表現力を身につけているなと驚きます。 

そう、26歳の若い女性なんですね、大堀さんは。私の廻りにいる同年代のOLに比べれば話す内容も文章もずっと大人です。
この本を読む限り、大堀さんは芸能界で生き抜くと言う決意を抱き覚悟を持って臨んでいるので恐らくはサバイバル出来るだろうなと思わせるものがあります。

大堀さんの本を読むとコアなファンには周知のことではありますが運営のしたたかさ、ずるさも垣間見えます。
23歳の正に何も知らない若い女性の大堀さんを詳しい説明も無しにカフェっ娘に呼んで上手く使った経緯が透けて見えます。
果たして運営側のメンバーがこの本を読んで本の出版を心から祝福できるのでしょうか?
アイドル志望の娘の多い秋葉原なら成立する便利な娘達を便利に使っている大人達の姿は、そこに正面から光を当てるのは躊躇するものがあると思います。 AKB48がメジャーになる為にはメンバーの新陳代謝だけではなく運営側にも矜持を正す必要があるのでは無いかと改めて思う一冊です。

後、秋葉原にはマイナーな存在としてではあるが姫キャラで緩いアイドル生活を続けて行ける場所があると言う事が紹介されています。大堀さん自身、そこに身を置いていたのですが。
どんな世界でも一部の人間だけがたどり着けるTOPの世界がありますが同様にそこにたどり着くことはできないけどそこそこにやって行ける程度の競争の少ない緩い世界があると言う事も分かります。 そこから這い上がって来た大堀さんの生き方が、紹介された本です。

小柄で華奢な体格の大堀さんの、今はまだ道半ばですがその成功を祈ります。

テッド
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