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芝居「AKIRA」感想!考古学者が初めて調べた山から、貴重な遺跡を当てた気分(ナッキー)

2015-09-30 22:58:39 | 映画・芝居・ミュージカル・ドラマ
芝居「AKIRA」感想!考古学者が初めて調べた山から、貴重な遺跡を当てた気分(ナッキー)

好きになったアイドルを繰り返し見に行くのと、新しいアイドルを見に行くのは、二律背反。

好きなアイドルを繰り返し見ていると、新しいアイドルは見られないし、
好きになるかどうか分からないアイドルを見に行くと、好きなアイドルを繰り返し見られないだけでなく、つまらなかった時に、「こんな無駄な時間を過ごすなら、好きなアイドルを見ればよかった」と後悔、失望するリスクを負う。

月曜日に好きなアイドル高橋明日香の芝居を見て満足。
火曜日、好きなアイドル高橋明日香が違う役で出演する芝居見にいけず。
水曜日、新しいアイドルの芝居を見に行く。「AKIRA」
いや、果たしてこれがアイドルの芝居なのかの確信はない。六人の出演女優のうち、アイドルであると分かっているのが鉄戸美桜一人で、残りの五人は知らない。公演HPの写真を見ると若い女の子であることは分かるので、アイドル(広義)=若い女性との定義を援用し、リスク承知で観劇。

無名の芝居にしては大きなシアターで椅子席100、お客53人。
隣の方に、「何故この芝居を見に来たのか」と尋ねられ、
ナッキー「好きなアイドルグループのハコイリ♡ムスメ運営ツイートで知りました」
隣の方:歌を歌う方が出ているのですか。
ナッキー:歌を歌っているのを私が知っているのは一人だけです。が、アイドルが出演する芝居は、アリスインプロジェクト、女神座など、たくさんあり、そういう芝居を目がけて観劇しております。
隣の方:好きなアイドルが出るから芝居を見る、ということは、そのアイドルを推しているのですよね。
ナッキー:鉄戸美桜ファンというよりハコイリ♡ムスメ箱推しなので、違います。(注)
隣の方(アイドリアンの心理を理解して頂けたか不詳)

終演後、
隣の方:期待しないで見ましたが(←「見る前は馬鹿にしていましたが」と聞こえたが聞き間違いかもしれないので意訳)、よい芝居でした。
ナッキー:決して上手ではないけど、お金をとって見せるレベルには達していました。もう一度見に行きたいと思わせる内容ある芝居でした。
隣の方:いつもこんな面白い芝居をご覧になっているのですか。
ナッキー:いや、はずれもあります。まるで考古学者が遺跡を求めて山を掘っても、何も出てこない芝居も。

アイドリアンとしての感想:
鉄戸美桜演じる高校生の舞台衣装が、赤いカーディガンと白い靴下で、アイドル好きにはたまりません。
AKB48のステージ(ダンス)が、ダンスの専門家ではないのでレベルは高くないが、お金をとってダンスを見せるには十分レベルが高く、かつ、アイドルとして輝いているので、見る価値ある、のと同じく、
プロの芝居とは言えませんが、相当稽古をつまないとこのレベルには達しない、かつ、アイドルかどうかは、(各出演者をネット検索して調べないと)分かりませんが、おすまし、可愛い、美人、現代的、個性的、ボーイッシュな子が、それぞれ特徴のある役で、全員が主役のような芝居でした。

是非、アイドルが好きな方には見て欲しい芝居です。

(注)補足!内田眞由美推しではないけど、AKB48箱推しで、アリスインプロジェクト「まなつの銀河に雪のふるほし」を見に行って、二回目は総選挙分析ライターまで連れて行ったのと同じ心境。ナッキー

2015年9月29日(火) ~ 10月4日(日)
アイドル甲子園シアター旗揚げ公演「AKIRA」
作・演出:佐藤徹也
Aキャスト
君島光輝/鉄戸美桜/尾崎優子/松岡里英/小俣里奈/清水裕美/
Bキャスト
大部彩夏/黒原優梨/遠藤瞳/黒沢美怜/麻鳥桃世/市川咲/
新宿・シアターモリエール
【公演日程】
9/29(火)19:00 ※Aキャスト
9/30(水)14:30 ※Bキャスト  19:00 ※Aキャスト
10/1(木)14:30 ※Aキャスト  19:00 ※Bキャスト
10/2(金)14:30 ※Bキャスト  19:00 ※Aキャスト
10/3(土)14:30 ※Aキャスト  19:00 ※Bキャスト
10/4(日)13:00 ※Bキャスト  17:00 ※Aキャスト【席種・料金】
■プレミアム席(桟敷席) 10,000円 (税込・全席指定/豪華特典付)
■指定席 6,000円 (税込・全席指定)
■自由席 5,000円 (税込)

芝居の感想:この芝居は心理劇で、何故六人が同じ部屋に呼ばれたか、呼んだ男性の本性は何か、が謎解きになっている。若い女性だけの芝居は多数見ていますが、こういう脚本は珍しい。一方、アイドルの芝居とは言えない大人の芝居では、よくあるパターン。すでに演じられた芝居のリメイクなのか、と思ったので終演後ちらしを読んだが、リメイクではなさそう。
この芝居は新聞の評で取り上げられることもない、アイドル用語を使うと、地下芝居ですが、もし人気が出て再演再演と有名になってしまうと、オマージュが強すぎると言われるのではないかと、少し心配になりました。

ナッキー
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1 コメント

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10月1日夜の部を観ました。 (ときめき研究家)
2015-10-01 22:31:25
ここまで勧められたら観るしかないですよね。
確かに、しっかり稽古を積んだ、いい芝居だったと思います。6人の演技に引き込まれました。
1場面だけの心理劇。セリフだけで全てを表現しなければならない難しい脚本だったと思います。AKIRAの人物像が最後まで腑に落ちなかったのが残念。
入り口で「お目当ては誰ですか」と聞かれ、「いや、わかりません。」とまごつきました。芝居を観た後では、キャバ嬢役だった黒沢美怜さんだと答えられたのですが。
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