
これは衝撃的なニュースだった。
携帯のTOP画面に流れるニュースフラッシュでみた時は、あっと声をあげてしまうほど。
井上ひさしさんが肺がんなのは知っていたけれど・・・
まさか、こんなに早く亡くなるなんて思ってもみなかった。
「組曲虐殺」を見て、井上ひさしさんの凄さに感動したのは、ついこの間のことだったのに。
執筆が遅く、公演当日に出来上がることもしばしばだとか、
結局仕上がらずにキャンセルになった舞台もあったとか、
それでも、演劇界から干されずに数々の賞をとったことを考えれば、凄い人だったわけですが、
私の中では、長年、井上ひさしさんといえば、責任感のないだらしない方としてのイメージが先行してしまっていて。
結局、井上芳雄君が何回か彼の作品に出演することになって、
初めて拝見することになったわけですが、
その天才的な脚本の出来に、驚きました~
食わず嫌いの自分に本当に腹が立ちました。
それなのに・・・・
彼の偉大さに気づくのが遅かった~

今朝の読売での「追悼・井上ひさしさん」と題する記事に
「構想は奇抜で、言葉の魔術師のような才能の出現に、満場一致で決まった」と「岸田戯曲賞」を受賞した時の様子が紹介されていましたが、
まさに、「組曲虐殺」もそんな才能があふれた作品でした。
その「組曲虐殺が」、すばらしいタイミングで、(井上ひさしさん死去の前に決まっていたと思います)
NHKBSハイビジョンとNHKBSで放映されます。
5/1(土)22:45~
NHK-BSハイビジョン「プレミアムシアター」
再放送5/9(日)24:40~
NHK-BS2
それから、4月18日には山形の井上ひさしさんゆかりのホールで、
「組曲虐殺」で共演した小曾根さん夫妻と井上君のコンサートが開かれるのも何かの縁でしょうか?
私は行かれませんが、きっと大きな意味のあるコンサートとなることでしょう。
あー行きたいなぁ~
