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おごじょの気まぐれ日記

人生いろいろあるけど、
すべてを楽しもうっていうのがモットー。

プラド美術展&貨幣博物館

2015年12月02日 | 美術館
美術展巡りはまだまだ続きます。

第3弾は丸の内の三菱一号美術館で開催中の「プラド美術館展」





大きな作品というよりはキャビネットサイズの作品の数々。
ゴヤやベラスケス等の名前もありました。
スペインの国力を感じる展覧会でした。

この展覧会に合わせて、日銀に勤める友人の情報により、最近リニューアルをした貨幣博物館へ。



ちょうどこの日はリニューアル記念講座「お金の使われ方―和同開珎から日本銀行券まで―」があるとのことで、参加。

大昔の木簡や通い帳、または浮世絵などから分かるそれぞれの時代の貨幣についての講義は面白く、
それを聴いてからの資料室の閲覧は興味深いものとなりました。

1,000両箱の重さや、1億円の重さなど実際体験出来たり、
天長菱大判(今は本物が展示)、藩札や西郷札などほほーと思いながら貨幣について知識を深めました~

なんだかお金の神様が下りてきた気分になり、当たれば10億円の宝くじを購入したのでした。
当たりますように!




美術館巡りの日々

2015年12月01日 | 美術館
この2週間ほど、芸術の秋を満喫〜

前回の上野の大兵馬俑に始まって、今回はモネ展。
こちらは東京都美術館にて。
ここは相変わらず、いい作品展を開催してくれます。

混んでいるかなと心配したけれど、思っていたよりすいていて並ばずに入れました。
目玉の「印象 日の出」の展示が終わったせいもあり?
それでも、絵画の前は2重3重の人だかりでやはり人気の絵画展。

モネが晩年まで手元に残しておいた作品の数々。
モネを充分堪能できます。
晩年の荒々しいタッチで強い色彩の絵を除いて、やはりほんわかとした優しい色調の絵画はほっとします。
光を捉えているモネの眼ってどんな?と思いながらの鑑賞でした。

ずーっと昔、憧れのジベルニーを訪れたことがありましたが、何と休館日!
お庭を囲む高い塀を恨めしく眺めて帰った苦い記憶もよみがえりました。
パリでおうどんを食べるのに、予定を1日ずらしてしまったのが最大のミス。
くいじが招いた悲劇でした。

が、そのくいじは相変わらず健在で、
モネ展の同行者は久しぶりに会う友人。
美術鑑賞の前にまずは腹ごしらえでしょうと、
彼女が絶対気に入ってくれるはずと「韻松亭」をチョイス。
彼女が生まれたときから知っている娘も職場が近いので合流。
思い出話に花が咲きました。

「韻松亭」はいろんなお部屋があり、今回は上野の杜を見下ろす羽目殺しの大きな窓のお部屋。
美しい盛り付けのお料理はなかなかのものです。
人気店なのもうなずけます。






ここで別の友人に会ってびっくりポンでした!
お互い「モネ展?」
この彼女とはばったり会うことが多いので、行動パターンが似ているのでしょう~




芸術の秋

2015年11月20日 | 美術館
相変わらず、バタバタの日々。

上野では気になる美術展が目白押し。
行きたいけど時間がないと目が回りそうなスケジュール帖を見ながら、
それでも、何とか隙間に入れ込んだ。
新宿御苑で秋の写真を撮りに行く日に、上野まで足を延ばすことに。
具合が悪くならなければいいけど。。。


お天気が心配された日だったけど、温かな写真日和。

新宿御苑。



黄色い風景がいっぱいでした~







立派なイチョウの木は見上げました。



地面は黄色いじゅうたん。光が差し込んで美しい。




上野も秋色。



秋空も爽快~



まずは東京国立博物館の大兵馬俑展へ。
始皇帝の壮大な夢の片りんに触れました。



写真撮影OKの場所あり。
兵馬俑の表情がとても豊か。



同時開催中のブルガリ展。
こちらもきらびやかな夢の世界でした。
目がくらむようなゴージャスさにうっとり。




KARUIZAWAは愛が真ん中です

2013年09月12日 | 美術館
なかなか素敵なキャッチコピーでしょう?
I=愛
軽井沢のバスで見つけました。
井上君のI でもあるしね。


夢のような軽井沢旅行はついでに是非行ってみたいところもあって。

1つは千住博美術館。
この方の「The FALL」を観たかった~
たくさんの「The FALL」がありました。
どれもシンプルこの上ない絵なのだけれど、繊細で迫力あって。
観る人の気持ちで滝の激しさが静けさが変わる。
気持ちがぐっと引き込まれ、「気」を感じます。
ここは、この絵ばかりでなく、美術館自体が素敵。
まるで森の中で絵画を見ているようなな錯覚に陥ります。
そして、庭もいいの!
カラーリーフメインの落ち着いた庭です。
葉っぱだけで構成された庭もいいなぁ。






もう一つはタリアセン。
塩沢湖のほとりの「旧朝倉家の別荘」
この間芥川賞を受賞した朝倉真理子さんの大叔母の元別荘を移築したそうで。





裕福な一族の優雅な暮らしが垣間見れます。

このタリアセンにはペイネ美術館があったり、イングリッシュガーデンがあったり。


バラはほとんど終わりだったけれど、季節になれば見ごたえある庭になるだろうなぁ。

自然の雑木林も素敵なの。


バラの季節にリピ、決定。






メトロポリタン美術館展

2013年01月15日 | 美術館
1月4日の最終日にかけこんだ「メトロポリタン美術館展」

ゴッホの「糸杉」が見たかった。
写真ではよく目にするこの絵、やはり本物の迫力は違う。
筆運びの激しさと、天に向って渦巻きながらのびゆくエネルギーに圧倒される。

その他、ゴーギャンやアンリ・ルソー、レンブラント、セザンヌ、ルノアールなどバラエティに富んだ作品が数多く展示。
古代の動物のアートなど時代の幅も広く、ティファニーやガレのガラス工芸品なども目を引いた。


この上野にいく途中に立ち寄ったのが文京区シビックセンター。


25階からの無料展望フロアーからの眺めは抜群。
300度近いエリアが観られます。


この日は前日の大雨のせいで空気も澄んで抜群の視界。
新宿のビル群の遠くには富士山までも見えて。





そして、スカイツリーもこの雄姿。







上野でフェルメール3点

2012年08月15日 | 美術館


土曜夜の「美の巨人」のオープニングに現れる「真珠の耳飾りの少女」
こちらをがんみする目力はかなりインパクトあるが、その本物が東京都美術館(やっとリニューアルオープン)に来ていると聞けば行かざるおえない。
フェルメール好きの日本人、さぞや混んでいるだろうと思いきや、スムーズに入館。
オリンピックの最中だったからか、夏休みを避けてのことか。

オランダのハーグにある「マウリッツハイス美術館」からのコレクションのうち50点あまりが展示。
その中に「真珠の~」と「ディアナとニンフたち」の2点のフェルメール作品。
それ以外にもレンブラントの自画像やヴァン・ダイクにルーベンスなどを代表する17世紀オランダ・フランドル絵画の作家が勢ぞろい。
なかなか見ごたえある展覧会です。
いつもながら、東京都美術館の展覧会ってはずれがない。

目玉の「真珠の~」の前はさすがに行列だったけれど、少女が肩越しに投げかけるまなざしにはドキドキ~
思ったより、小ぶりな絵だったけど、全てを見すかされているような・・



そして、遠い上野に来たからには美術館をはしごするのが常。
今回は、フェルメールつながりで西洋美術館の「ベルリン国立美術館展」
こちらにはフェルメールの「真珠の首飾りの少女」が展示。



今は上野で3点のフェルメールに会えます~


広重@サントリー美術館

2012年01月31日 | 美術館
新しい年になってもう1か月が過ぎるのね~
速すぎる@@
そんな今と違って、スローな時代だったろうと思いを馳せながら観たのは広重の「東海道53次」


友人からもらっていた招待券の日付を確認したら、終了まぢかじゃないの!とギリギリ最終日に駆け込む。
最終日だったからか、広重人気なのか、サントリー美術館の入場で初めて並ぶ。

中に入れば、スタートの日本橋から順に京都までの宿場町の大判錦絵55枚が並び、当時の人々のように順を追って楽しめる。

こんなに一堂に東海道53次の浮世絵をに観ることができるなんて贅沢過ぎる展覧会。
その上、当時版元だった「保永堂版」と少し変化した「隷書版」を並べて、その違いも分かりやすくしてある。

「広重ブルー」と印象派の画家たちに言わしめた美しい青色は今でも十分美しく、
朱色のような赤色も目を引き、デフォルメしたような大胆なレイアウトに、コミカルな表現。
当時の人たちが生き生きと描かれていて、どれも見入ってしまう。

風景写真から旅行心がくすぐられるように、広重の浮世絵は当時の人々を旅行へといざなったに違いない。

「殿様も犬も旅した東海道」


あちこちの宿場町の今を見に行きたくなった。
歩いてとは思わないけど。
と、いうわけで、珍しく図録を購入。

身近なところから始めてみるわ。




女性の本性を見抜いたゴヤ?

2011年10月27日 | 美術館


プラド美術館 ゴヤ展へ

芸術の秋です。

上野の森は木々が色づき始めていて秋の雰囲気がたっぷり~
気持ちいい。


今回の展覧会の目玉は「着衣のマハ」です。



マハと聞いて、あれ?マヤじゃなかったかな@@
と疑問を持ちつつ、もしかして、「きんだいちゅう(金大中)」の読み方がいまは「キムデジュン」となったように、マヤもマハと言うスペイン語読みになったのではと推測。

さっそく、マハのスペルを確認すると「MAJA」でした。
MAJAの読み方が、スペイン読みになったのね、きっと。


いつものように音声ガイドを聴きながら一回り。
宗教画の多かった時代から写実的な絵画の始まりに位置したゴヤ。
それまでは、女性はニンフ(キューピット)やマリア様のような聖女として描かれていたのを、
「そんなことはない、女性は魔物だ」と言ったかどうかはわかりませんが、
欲と野望の塊という女性の本質をあからさまに表現したのがゴヤが初めてだったんだとか。

「着衣のマハ」も今までの女性像とは違う色っぽさと魂胆ありの下心を感じましたよー
この絵とペアで「裸のマハ」がありますが、今回はなし。
以前本場のプラド美術館に行った時にもロシアに貸し出し中とのこと未だ実物を見ず。

そのほか、なかなか興味深い絵画がいくつかありました♪
へぇーそんな事を表現しているの!?っていうのも。

演劇と同じように、作者の思いを絵にこめているのね。

版画で表現された当時の社会風刺的な作品集など、地味な印象を受けましたが、なかなか面白かったですよー



空海と密教美術展

2011年10月11日 | 美術館

ずいぶん前のことになりましたが、
上野の国立博物館で開催された「空海と密教美術展」
100体近い仏像のほとんどが国宝や重要文化財と聞いては行かずにおられない。

昔、受験勉強で詰め込んだ知識を(たいしてないけど)呼び起こしながら見て回る。

今までは、純粋に美術彫刻としての仏像の見方しかしてなかった。
金剛力士は格好いいなぁとか、踏みつけにされている邪鬼がいい顔してるなとか、
まあその程度だった。

それでも、如来にお釈迦様、阿修羅像に金剛力士、月光・日光菩薩などなど、たくさんの種類の仏像たちの関係がイマひとつよくわからず、いつも、もやもやっとしたものを抱えての帰宅となっていた。
名前にどんな意味があるのかとか、持っているアイテムや手の形とか光背とか、
意味がわかったら面白いだろうなと思いながらもなかなか探求せず。


が、今回は、神田の古本屋で手に入れた「仏像のやさしい見方」をしっかり読み込んで出かけた。
行きの電車の中でもたっぷり勉強をして行った。
それでも、年齢からか、なかなか覚えられないので、博物館の中でも薄明かりの中で「仏像の~」を開いては、この仏像はどういう立場のお人?と調べながら回る。
そうしたら、最後の方では、名前を見なくても、何となく如来や菩薩などの区別はつくようになった。

「曼荼羅」の世界がうっすら分かり、空海が表現した立体曼荼羅は本当に面白かった。
当時の日本人の信仰心を肌で感じ、生活の中でプライオリティが高かったものだという事を改めて思う。

今回、もやもやしていたものがクリアーになり、世界が広がった気がして非常に楽しかった~

受験の時は知識の詰め込みで、それぞれを掘り下げる時間も興味もなかったけど、それが、今になって肉付けされていくのが嬉しい。
受験勉強もあながち無駄ではないわね。

と、息子にもしかと伝えました~
そうしたら、世界史を勉強していたはずなのに、間に合わないからって捨てたんだそうー
この驚愕の事実を今日知り、あわあわしています



マイセン

2011年02月08日 | 美術館
ブランドバッグにあこがれたように、ウェッジウッドやミントン、ジノリ、ロイヤルコペンハーゲンなどの洋食器の美しいフォルムや素敵な絵柄、そして輝く白さにも胸をときめかせた時期があった。
そして、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、ちょっとお高い食器を購入もした。
それらはボーンチャイナと呼ばれる磁器がほとんど。

チャイナって中国のこと。
そう、磁器はもともと中国や日本のもので、
有田焼なんてその代表。
そんな東洋生まれの磁器たちを大枚はたいて買い求める行動って??


東洋の磁器たちが、東インド会社を通じて、東欧に持ち込まれたとき、
白くて透明感ある肌が向こうの人たちをとりこにした。
磁器を「白い黄金」と呼んだほど。

特にドイツの王様アウグスト(強王)は、磁器のとりことなり自国での生産を夢見た。
彼は、錬金術師を幽閉までして、その開発に力を注いだらしい。
そして産まれたのが高級磁器の代表の「マイセン」

そういった歴史のよくわかる「マイセン展」がサントリー美術館で開催中。


先日、六本木に出かけたついでに寄ってみた。

初期の中国や日本の磁器を模倣した作品から、
「マイセン」窯として、オリジナリティ豊かなものへと移っていく様や、
細かい手仕事の美しさにうっとりする展覧会です♪