おごじょの気まぐれ日記

人生いろいろあるけど、
すべてを楽しもうっていうのがモットー。

ハプスブルク家の歴史をめぐる@ウィーン

2014年09月30日 | 歴史



いよいよハプスブルク家の「王宮」へ。
650年以上の歴史を持ち、ハプスブルク家の盛衰を見つめてきた王宮は広大。
とても全部は回れなくて、まずはエリザベートのシシィ博物館と皇帝の部屋をめぐる。
フランツ・ヨーゼフ1世やエリザベートら、ハプスブルク家の人々の暮らしぶりがよくわかる。
特にエリザベートのことはミュージカルでよく知っているから、展示の数々とミュージカルでの知識が一致する感じはとても楽しかったし、『ルドルフ』や『モーツァルト』『マリーアントワネット』などのミュージカルでこの辺りの歴史の知識もそこそこあるから、
説明も頭の中にスッーと入って来る感じは知的好奇心を大いに満足させてくれた。

そして、もう一つ。
マリアテレジアカラーと言われるクリーム色が美しい「シェーンブルン宮殿」








マリアテレジアが大改装し、1,400室以上の部屋と広大な庭園を持つ豪快な宮殿に仕立てた。
当時のハプスブルク家の力がどれ程のものだったかよくわかる。
ここでマリーアントワネットも育ち、エリザベートやルドルフも過ごしたことを考えながら見学。


丘の上にあるグロリエッタ。



ここからの眺望も素晴らしい。




ここはウィーン

2014年09月28日 | 
チェスキークロムロフから最寄りの駅までタクシーで約50分。
そこから列車を乗り継いで約4時間ほどでウィーンへ。

ついについにウィーンへ来ました〜
あー夢見たウィーン。
エリザベートが、ルドルフが、モーツァルトが過ごした街なのね!

ここで、たくさんの音楽家たちが過ごし、華やかな宮廷生活が繰り広げられたのかと感慨深い。


(モーツァルトコンサートのチケットを売る人)


ウィーンは洗練されたおしゃれな古都という印象。
華やかで都会。パリに似ているかも。









まずはオペラ座の日本語ガイドツアー参加。




モーツァルトのオペラもここで上演された。
面白いことに新作はここ以外の地でまず披露され、いろいろ修正を加え完成したものをここで上演するという手筈だったんだとか。








オペラ座から王宮に向かう途中のブルク公園にあるモーツァルトの象。



娘曰く、ちょっとイケメンなモーツァルトです。
この日に会っておいてよかった!
次の日トラムからのぞいたら、工事用の幕でおおわれていました〜

チェスキーでの出来事

2014年09月27日 | 





出発前から、「そんなバッグで行くの?」と大きく口のあいた私のバッグを心配していた娘。
「おかあさんはいつもこんなバッグで旅行するけど、トラブルなしだし、便利だし。お財布はバッグの取っ手にチェーンでつけてるから大丈夫!」と、忠告を聞く耳持たず。
行ってからも高額紙幣を財布に入れすぎだとか、お財布の中身を見せすぎだとか娘からいろいろ言われてたけど、はいはいと聞き流し。

で、事件はチェスキークロムロフで起きた。
この街はとてもこじんまりしていて、清潔な安全な街。

夫はホテルで休み、カメラ女子の私と娘は写真撮影散歩後、
ホテルの数メートル隣(ほとんど隣接)でお水を買った。
このときお財布をだしお釣りをもらっている。

その後、夕飯までホテルでうたたねしていたら、次のウィーンに備えて娘がお母さんはユーロをいくら持っているのかと尋ねる。

カバンのお財布を見て~と言ったら「お財布見当たらないけど」って。
「えっ!まさかーチェーンがついているから無くなるはずない」

でも、チェーンごときれいに無くなっていた^^
慌てた@@@
頭の中が真っ白@@@

「あーやられた!!!」

お水を買ったお店にもホテルにも問い合わせたけどナイ!
被害はクレジットカード1枚、キャッシュカード1枚、ユーロとチェコのお金計4万。
(別のクレジットカード1枚と日本円5万は別にしておいてよかった~)
急いでカード類の停止の電話をし、「私にかぎって」と私の旅行歴に汚点がついたことで落ち込む。
夫と娘の説教もうるさくてその日は悶々と。。

次の日、出発の15分前にホテルのフロントで、「一応警察に連絡しておいて」と頼んだらその場で電話してくれた。
そうしたら!!!
「届いているそうですよー」だって。


夫がすぐに警察から財布を引き取ってきてくれた。
なんと、キャッシュもすべてそのまま入っていた~
キセキだーーーー
「あー神様、ありがとう!」
チェコはなんていい国なの!

この後の旅する気持ちがどれだけ違うか、
それより「わたしってやっぱり・・・」と夫や娘との体制も逆転よー(笑)

世界遺産の街 チェスキー・クロムロフ

2014年09月26日 | 
ここも何とも美しい赤い屋根の街。




プラハからバスで2時間ほどの世界遺産の街。
ウィーンへ移動途中にあるので立ち寄る。
歴史的にはいろいろ複雑な事情があり、一時は荒廃していた街を世界遺産までに復興したことに驚く。

ここもお城が中心にあり、中はガイドツアーでのみ見学可。
このお城の壁はペイントなの。
ブロックに見える壁も実は陰影がつけてあるだけ。










お城からの眺め。





細い路地。




どこを切り取っても絵になる。

宿泊のホテルもかわいらしい。
広場に面していて快適でした。





街を流れるモルダウ川。
リフティングを楽しむ人たちもいて、ゆったり過ごせるいいところです。
観光だけでなく、リゾート地でもあるのかな。
私たちも川沿いのお店でチェコビールとオニオンリング、ピザのランチタイムをまったりと過ごしました。オニオンリングについていたサワークリームが美味。








ミュシャ三昧@プラハ

2014年09月26日 | 
アール・ヌーヴォー様式の作風が印象的な画家アルフォンス・ムハ(フランス語読み:ミュシャ)
あの独特の作風には心惹かれ、日本でも展覧会があると足を運んでしまうのだが、
チェコは彼の故郷でもあり、プラハで彼の作品にたくさん触れることができました~

まずはプラハ城にて。
ここにある聖ヴィート大聖堂のミュシャ作「聖キリルと聖メトディウス」
美しいステンドグラスです。




聖ヴィート大聖堂


お城の衛兵たち。



旧市街地にはミュシャ美術館。




そして、今回ラッキーにもちょうどプラハ国立美術館 ヴェレトルジュニー宮殿で展示中のミュシャの「スラブ叙事詩」




この歴史大作は普段はチェコの田舎の小さな町にあるとのこと。
行きのオーストリア航空の機内誌で「スラブ叙事詩」がプラハで公開中と知ったのでした。

ミュシャとは関係ないけれど、ストラホフ修道院。
世界で最も美しいという修道院の図書館の一つとして数えられているところ。




街の中心地から外れているので、ちょっと無理して足を延ばす感じだけれど、行って良かったと思う。
美しさに感動~


到着翌日にプラハ城見学、美術館巡り、オペラ鑑賞と本当によく動きました。
プラハの街はトラムにバスなどとても交通の便が良くて動きやすいです。
1日乗り放題券がお得で夜中12時を過ぎても走っているトラムに助かりました。


GoogleMapにもお世話になりました。
トラムの番号まで表示されるのにはびっくり~






モーツァルトづくし@プラハ

2014年09月25日 | 
旧市庁舎の広場に面する「モーツァルト・カフェ」


名前にひかれて行きたかったところ。

モーツァルト作曲の音楽が流れ、ここだとすぐにわかる。
モーツァルトに扮した男の人に案内され、時計台がよく見える席に。
時計台の毎時0分に現れるからくり人形が良く見えました~



モーツァルトに関連した名前の付いたケーキの数々。 
 



モーツァルト・クーゲルンもいっぱい。



外国に多い大雑把なスポンジではなく、ボリューミーだったけど案外美味しいケーキでした。


この日、プラハにてモーツァルトのオペラ「ドン・ジョ・バンニ」の当日券を購入し鑑賞。

どうしても本場でモーツァルトの音楽を聴きたいという私の願いに根負けをして娘と夫も付き合う。帰りが遅くなるから私一人では心配だったよう。
あとから知ったことだけど、このエステート劇場はモーツァルトがハプスブルク家に頼まれて作曲した「ドン・ジョ・バンニ」を初めて披露した記念すべき劇場でした。



開始近くなると劇場の外でこんな演出が。




気分が盛り上がる~

オペラ劇場の中も本場ならでは。



夏は音楽はシーズンオフだから観光客目当てのオペラだと思うけど、オーケストラもオペラも素晴らしかった~

憧れのハプスブルク家の地へ まずはプラハ

2014年09月23日 | 

今年の夏はあちこち行きました。
忘れないうちに旅の記録。

まずは念願のウィーンの旅。
ハプスブルク家やモーツアルトゆかりの地に行きたくて仕方なかったのだが、その夢がこの夏ついに実現。
夫と娘とで訪れる。

急な話だったけど、プラハ2泊、チェスキーークロムロフ1泊、ウィーン4泊のホテルと航空券を確保。

プラハは中世ヨーロッパの街並みがそのままの美しい古都。
赤い屋根が美しい。



モルダウ川の美しい流れと、丘の上のプラハ城の風景は絵画のよう。



有名なカレル橋。


旧市長広場と時計台。





ウィーンのついでにプラハにもという軽い気持ちで追加した街だったけれど、
街の美しさに得した気分となり、歴史的にも今回の旅のテーマにぴったりでこの街に引き寄せられた?と思った(笑)
プラハもハプスブルグ家が神聖ローマ帝国の皇帝に任命されたルドルフ2世がウィーンではなくここを帝都にしていたこともあったというゆかりの地。


到着すぐの夕飯はタクシーのお兄さんに教えてもらったチェコの居酒屋にて。


ビールがコーラより安いうえにおいしい~



チェコ独特のお料理の数々。
グーラシュ(お肉のトマト味の煮込み)
ジャガイモのパンケーキ、ソーセージ他




塩味がちょっと強めだったけど、まずまずのお味でした。
お安いのがいい!











シェルブールの雨傘@シアタークリエ

2014年09月09日 | 井上芳雄君



5年ぶりのシェルブールの雨傘。
この作品は映画もあまり好みではなく、井上芳雄君だから観に行くかなって感じなので観劇は1回のみ。
その分、もうすぐ始まるモーツァルトに回そう。

今回は2列目のほぼセンターの良席。
シアタークリエはステージ前にオケピがないから、5メートルぐらいの至近距離での観劇となりました。
こんな近くでラブシーンを見るのはちょっとドキドキ・・・・
細かい表情までしっかり観られる〜

ミシェル・ルグランの曲は美しく、同じフレーズで何回も流れるからしばらくは頭の中をぐるぐる。
舞台装置も衣装もパステルカラーのきれいな色にテキスタイル。
作品全体が整っている印象を受ける。

ギイの衣装がかっこよくなった?
前回はとてもダサいイメージがあったのが、今回はそうでもなかったから。
映画と混乱してるかな。

話はとーってもべたな恋愛もので、古くさいんだけど、
結末もよく知ってはいるけど、二人の切ない想いやマドレーヌの気持ちを考えると最後はやっぱり涙が出ました。

最初にギイがすれ違う見知らぬ人に貸した傘が妙に気になった。
場面場面でこの傘がリズミカルに登場し、いろんな人の手に渡っていく。
巡り巡ってギイの元に戻るが、最後の雪のシーンでこの傘はジュヌヴィエーヴに。

この傘の意味することは何だろうと友人と話しながら帰りました。


ギイ  井上芳雄
ジュヌヴィエーヴ  野々すみ花
カサール  鈴木綜馬
マドレーヌ  大和田美帆
エリーズ   出雲 綾
エムリー婦人  香寿たつき