今年初のエンタメはやっぱり井上君。
シアタークリエで上映中のロックオペラ「ハムレット」
日本が関ヶ原の戦いのころに作られたのね、この有名なシェイクスピアの戯曲って。
「生きるか死ぬか、それが問題だ」という有名なせりふやその英文は不定詞の例などでよく目にしたTo be, or not to be, that is the question.
オフィーリアもミレイの有名な絵で知っているから、
何となく「ハムレット」はよく知っていると思いきや、実はほとんど知らず。
大急ぎで、小田島雄志訳の「ハムレット」を手に取るも、戯曲形式で散文風の文章になかなか入り込めず、てっとりばやく子供用の本で何とか筋を一通り頭に入れての観劇。
子どもの本でも、哲学的とも思えるシェークスピアの難解セリフを栗山民也がどのように調理しているのかが楽しみなところ。
さらにチェコのロックミュージシャンのヤネック・レデツキーによる脚本・作詞・作曲によるミュージカル版「ハムレット」はチェコにて初演後、アメリカと韓国にて上演されていて、日本版は今回が初演。
ハムレット役を愛しの井上芳雄君、オフィーリア役を昆夏美さん(まだ、洗足学園音大の2年生なの~)
ストプレなら3時間以上の大作を、休憩入れて2時間強にまとめたダイジェスト版だったけれど、
どうだった?と友人に聞かれると「素敵だった」と答える(笑)
だって、井上ハムレットはパンフレットとは全く違う現代的な装いで、
髪も地毛のまま?と思うが、私の好きなすらっとした立ち姿の素の井上くんだったから。
伸びやかな歌声を聞かせるかと思えば、荒々しく声を張り上げる歌もあり、ささやくような感情を抑えた歌もありのいろんな表情を持つ歌を聴かせた。
ところどころ、このセリフ、なんか変ーって思うところもあったけれど、井上君のハムレットを楽しめたわ。
照明のテクニックや影の効果的な使い方、舞台のセットも斬新で、新しい感覚のハムレットに仕上がっていたのでは。
もう1回観たいけど、ここはぐっと我慢しよう。
チケットも完売だって。
スターウォーズのような出で立ちの等身大よりちょい大きいパネルが日比谷シャンテに。