おごじょの気まぐれ日記

人生いろいろあるけど、
すべてを楽しもうっていうのがモットー。

想定外の出来事

2012年02月28日 | 家族・家庭


仕事をしながら今日は結婚記念日だなぁと考えたが、それだけのこと。
毎年格別のことをすることもなく淡々と過ぎているから。
夫婦ともに記念日ってなんとなく照れくさくって。

毎年、必ず花束を贈ってくれる友人がいるくらいで、今年はそれももうお断りしていた。

ぼーっといつものようにソファーでうたた寝をしていたら、帰宅した夫がきれいにラッピングされたバラのアレンジを私に差し出したので、思わず「●●ちゃんから?」って、いつもお花をくれる友人の名前を言ったら、
「ばかもの!」って怒られた。
夫からの結婚記念日のお花だった。

まったくの想定外の出来事だったから、仕方ないじゃない。

帰宅した娘だってお花を見るなり「●●ちゃんから?」って聞くし
息子は「大雪でも降るな。何かやましいことがあるに違いない」っていう始末。

せっかくの夫の愛情?も形無しだけど、丁寧にいい場所に飾ってあげた。
素直にありがとうって言ったしね。

普段しないことをすると何を言われるかわからないから、普段からマメにしてよねって話でした~


麒麟の翼 泣けるミステリーもの

2012年02月20日 | 映画

毎度、「ぼくは映画なんて好きではなかったのに」って、夫に言われながらも、
夫婦50割引で1,000円になるからと、東野映画に付き合ってもらう。

TVで盛んに流れる映画の番宣の日本橋の麒麟の翼像のたもとで死にゆく中井貴一の謎を知りたーいという興味から
観たのは「麒麟の翼」

夫はまぁTVで観てもいい映画だったなって、言っていたけれど、
1つの殺人事件の裏の折り重なった事実を、じわじわとほぐしていく阿部ちゃん演じる加賀恭一郎。
控えめで、実は自分の主張を上手に突き進めていく。

サスペンスものだけれど、ヒョーマニズムたっぷりのストーリーは涙なくしては観られない。

このヒューマニズムは、東野圭吾の「新参者シリーズ」に一貫して流れていると思う。
サスペンスだけれど、動機を物理的な状況ではなく、より人間の本質に求めた視点がいつも面白い。
先日読んだ「悪意」も、人間の誰もが持っているブラックな部分を掘り下げていて、一気に読み進めずにはいられないものだった。

この「麒麟の翼」は父親の深ーい愛にぐっとくる映画に仕上がっており、
清盛の父でもある中井貴一の父親役には泣かされます。



スリリングなサスペンスものを期待する人には向かないですが、お勧めです。
(YAHOO評でも間逆の評価。)


エンドロールで「向井理」って出たのをみて、夫が「えっ、どこに出てきた?」ってつぶやいていましたが、TVドラマの新参者を観ていないと分からないかも。
私の種明かしに、そんなとこ!?って驚いておりました。






ハムレット

2012年02月05日 | ミュージカル・舞台
今年初のエンタメはやっぱり井上君。
シアタークリエで上映中のロックオペラ「ハムレット」




日本が関ヶ原の戦いのころに作られたのね、この有名なシェイクスピアの戯曲って。

「生きるか死ぬか、それが問題だ」という有名なせりふやその英文は不定詞の例などでよく目にしたTo be, or not to be, that is the question.
オフィーリアもミレイの有名な絵で知っているから、
何となく「ハムレット」はよく知っていると思いきや、実はほとんど知らず。

大急ぎで、小田島雄志訳の「ハムレット」を手に取るも、戯曲形式で散文風の文章になかなか入り込めず、てっとりばやく子供用の本で何とか筋を一通り頭に入れての観劇。

子どもの本でも、哲学的とも思えるシェークスピアの難解セリフを栗山民也がどのように調理しているのかが楽しみなところ。
さらにチェコのロックミュージシャンのヤネック・レデツキーによる脚本・作詞・作曲によるミュージカル版「ハムレット」はチェコにて初演後、アメリカと韓国にて上演されていて、日本版は今回が初演。

ハムレット役を愛しの井上芳雄君、オフィーリア役を昆夏美さん(まだ、洗足学園音大の2年生なの~)

ストプレなら3時間以上の大作を、休憩入れて2時間強にまとめたダイジェスト版だったけれど、
どうだった?と友人に聞かれると「素敵だった」と答える(笑)

だって、井上ハムレットはパンフレットとは全く違う現代的な装いで、
髪も地毛のまま?と思うが、私の好きなすらっとした立ち姿の素の井上くんだったから。
伸びやかな歌声を聞かせるかと思えば、荒々しく声を張り上げる歌もあり、ささやくような感情を抑えた歌もありのいろんな表情を持つ歌を聴かせた。


ところどころ、このセリフ、なんか変ーって思うところもあったけれど、井上君のハムレットを楽しめたわ。
照明のテクニックや影の効果的な使い方、舞台のセットも斬新で、新しい感覚のハムレットに仕上がっていたのでは。

もう1回観たいけど、ここはぐっと我慢しよう。
チケットも完売だって。

スターウォーズのような出で立ちの等身大よりちょい大きいパネルが日比谷シャンテに。