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おごじょの気まぐれ日記

人生いろいろあるけど、
すべてを楽しもうっていうのがモットー。

女性の本性を見抜いたゴヤ?

2011年10月27日 | 美術館


プラド美術館 ゴヤ展へ

芸術の秋です。

上野の森は木々が色づき始めていて秋の雰囲気がたっぷり~
気持ちいい。


今回の展覧会の目玉は「着衣のマハ」です。



マハと聞いて、あれ?マヤじゃなかったかな@@
と疑問を持ちつつ、もしかして、「きんだいちゅう(金大中)」の読み方がいまは「キムデジュン」となったように、マヤもマハと言うスペイン語読みになったのではと推測。

さっそく、マハのスペルを確認すると「MAJA」でした。
MAJAの読み方が、スペイン読みになったのね、きっと。


いつものように音声ガイドを聴きながら一回り。
宗教画の多かった時代から写実的な絵画の始まりに位置したゴヤ。
それまでは、女性はニンフ(キューピット)やマリア様のような聖女として描かれていたのを、
「そんなことはない、女性は魔物だ」と言ったかどうかはわかりませんが、
欲と野望の塊という女性の本質をあからさまに表現したのがゴヤが初めてだったんだとか。

「着衣のマハ」も今までの女性像とは違う色っぽさと魂胆ありの下心を感じましたよー
この絵とペアで「裸のマハ」がありますが、今回はなし。
以前本場のプラド美術館に行った時にもロシアに貸し出し中とのこと未だ実物を見ず。

そのほか、なかなか興味深い絵画がいくつかありました♪
へぇーそんな事を表現しているの!?っていうのも。

演劇と同じように、作者の思いを絵にこめているのね。

版画で表現された当時の社会風刺的な作品集など、地味な印象を受けましたが、なかなか面白かったですよー



なんちゃってスープ

2011年10月21日 | うちごはん
サムゲタンスープを自宅にて作る。

近所の美味しい韓国料理店ではサムゲタンスープは来店の3日までに予約が必要なので、
よっぽど計画性がないと食べらない。


先日、日経土曜版で紹介されていたのが、家庭で出来るサムゲタンスープ。

なんちゃってサムゲタンであります。





若鳥1匹使う勇気も用意もないので、ドラムスティックで代用し、
朝鮮人参の代わりにはごぼう。
食感が似ているものね。
そこににんにくと、クコの実やマツの実で韓国風を装ってみる。
そして、もち米の代わりになんと!冷凍庫に 眠っていたお赤飯の残りを入れた。
このお赤飯が想像以上の働きをしてくれて、とろみのついた、やさしいいい味のスープとなりました。


家族にも大好評
寒い時期には嬉しい1品です。



10年一昔

2011年10月20日 | 家族・家庭

ついこの間のことが10年近くも経っていたことに驚くこの頃。
今日は紅白の司会者がニュースになっていて、今年ももうすぐ終わり!?と、
時間ってすごい早さで進んでいくのね~と恐ろしくなる。

これも、ついこの間のことのようだけれど、実は4月の話。
ポストに届いた一枚のはがき。



見覚えある懐かしい文字は息子のだ。


「10年後の自分へ」って。
9歳の時に書いたもの。

そう言えば、タイムカプセルに入れるからって書いたような・・・
ハガキの表は私の字だわ。

本当ならば、みんなで集まってこのタイムカプセルを開けるはずだったのが、
震災の影響か、このイベントは中止となり、はがきだけが送られてきたようだ。

10年前の息子かーと思いを馳せる。
サッカーに夢中だったあの頃。
昆虫が大好きで、カブトムシや、クワガタの幼虫を育てていたわね~
ヘラクレスオオカブトが成虫になった時は私も興奮した。


その息子も10年も経つとねー

生き物を飼う習性は、熱帯魚にシフトしたけど、今も健在だが、
ハガキの堂々とかいたサッカー選手への夢は早い段階で散ってしまった。

今は違う夢を追いかけて、がんばっているのかな???




グリーンカーテンの効果?

2011年10月16日 | ガーデニング

あっという間に秋ですね


何もしないのに?
雑誌やらDMやら郵便物やらがリビングに溢れている。
片付けようと思いつつ、あっという間に1ヶ月って経つのね~
ぼさっとしていると、仕事もモノも山積みになるわ。

今日のTVの情報番組でアザラシの「たまちゃん」が話題になったのは9年も前のことっだったことにびっくり。
ついこの前のことだったような気がしていたから。
時間の流れに体がついていかない。


今日は、思いきってリビングのもろもろを片付けたら、「電気ご使用量のお知らせ」を見つける。

そうしたら、8月の電気消費量は昨年の20%減、そして9月分は35%減。
何と優秀な節電家族なのと自画自賛?

今年の夏は節電が注目項だった。
流行に流されやすい私は電気消費量の少ないエアコンをエコポイント終了間際に2台購入したのだ。
その効果?
必要のないところの電気はマメに消したりもしたわ。

そして、ゴーヤのグリーンカーテンも実施。
フレームを組み立てるのが大変だった





家の中からはこんな感じでレース越しに涼しげでしょう。


家族には本当に日よけに役立っているの?といわれるようなひ弱なグリーンカーテンだったし、
肝心のゴーヤはタネを植えた時期が遅くって上手くできずに食せなかったけれど、
テレビの後ろで風にそよぐゴーヤの緑には心が癒されました♪

来年はがんばるわ。


初!劇団新感線~

2011年10月12日 | ミュージカル・舞台
舞台好きの友人が誘ってくれた劇団新感線の「髑髏城の七人」@青山劇場
怖いタイトルねっと思いながらも、一度は観てみたかった劇団。
しかも小栗旬、森山未来、早乙女太一、勝地涼、小池栄子、仲里依紗出演と聞けば、二つ返事で「行きますとも!」
先行予約で取ってくれたチケットは、公演が始まるや否や、入手困難なプラチナチケットだった模様。
ありがとう~

久しぶりに血が沸きました~
何ともドはでな舞台の演出、スピードありの迫力満点な舞台でした~
織田信長の本能寺の乱で生き残った3人が豊臣秀吉に立ち向かうという設定の時代劇に関わらず、
現代的でロック調な演出には片時も目が離せず、あっという間に終わったという感じ。
本当に面白かったな~

まぁーーー殺陣の凄いこと!!凄いこと!(三銃士の殺陣って何だった?って思ってしまいました)
真剣勝負と思わせるような殺陣の連続に、剣がぶつかった時の効果音が加わって臨場感たっぷり。
あの音はどうやって合わせているの?

中でも早乙女太一君の殺陣はほれぼれする身のこなしで、多くの人が戦っているシーンでも太一君に目が吸い寄せられてしまうのだ。
彼の回りだけ光が射しているようだった。
色っぽくて、しなやかで、20歳の青年とは思えない存在感は、さすがに天才と言われているだけのことはある。

森山君もダンスが上手いだけあって殺陣の動きもよく、切れのある現代的なロック調の殺陣には違う魅力あり。

小栗君もオーラあるのね。
すらっとした長身に着流しの着物姿。
立ち姿が素敵すぎ~
殺陣の実力では2人にはかなわないけど、それでも、荒削りな豪快さにさわやかさのある殺陣はよかった。
声の出し方も舞台向きだったわ。

そして、勝地君、あまり画体は大きくないけど、舞台栄えする演技力にははっとさせられる。
セリフも聞き取りやすく、のびのびとした演技はよかった。

小池栄子ちゃんも堂々たる姐御肌の役をきっちりと色っぽく演じ、
仲里依紗ちゃんは、TVドラマに出てきた時から注目していた女優さんなので、舞台でも力のある演技をしていてほっとする。
重要な役回りだった。
ただ、初舞台?声をつぶしちゃったのね。
かすれていて可愛そうだったけど、最後までがんばっていた。


そのほか新感線のメンバーの脇役が深みを出しているそんな秀逸な舞台でありました。
ストーリーも申し分なく、終盤の小池栄子ちゃんの切ない思いには思わず涙が出てしまいました。

さすが、評判の劇団!と納得です。


空海と密教美術展

2011年10月11日 | 美術館

ずいぶん前のことになりましたが、
上野の国立博物館で開催された「空海と密教美術展」
100体近い仏像のほとんどが国宝や重要文化財と聞いては行かずにおられない。

昔、受験勉強で詰め込んだ知識を(たいしてないけど)呼び起こしながら見て回る。

今までは、純粋に美術彫刻としての仏像の見方しかしてなかった。
金剛力士は格好いいなぁとか、踏みつけにされている邪鬼がいい顔してるなとか、
まあその程度だった。

それでも、如来にお釈迦様、阿修羅像に金剛力士、月光・日光菩薩などなど、たくさんの種類の仏像たちの関係がイマひとつよくわからず、いつも、もやもやっとしたものを抱えての帰宅となっていた。
名前にどんな意味があるのかとか、持っているアイテムや手の形とか光背とか、
意味がわかったら面白いだろうなと思いながらもなかなか探求せず。


が、今回は、神田の古本屋で手に入れた「仏像のやさしい見方」をしっかり読み込んで出かけた。
行きの電車の中でもたっぷり勉強をして行った。
それでも、年齢からか、なかなか覚えられないので、博物館の中でも薄明かりの中で「仏像の~」を開いては、この仏像はどういう立場のお人?と調べながら回る。
そうしたら、最後の方では、名前を見なくても、何となく如来や菩薩などの区別はつくようになった。

「曼荼羅」の世界がうっすら分かり、空海が表現した立体曼荼羅は本当に面白かった。
当時の日本人の信仰心を肌で感じ、生活の中でプライオリティが高かったものだという事を改めて思う。

今回、もやもやしていたものがクリアーになり、世界が広がった気がして非常に楽しかった~

受験の時は知識の詰め込みで、それぞれを掘り下げる時間も興味もなかったけど、それが、今になって肉付けされていくのが嬉しい。
受験勉強もあながち無駄ではないわね。

と、息子にもしかと伝えました~
そうしたら、世界史を勉強していたはずなのに、間に合わないからって捨てたんだそうー
この驚愕の事実を今日知り、あわあわしています



神保町古本屋街

2011年10月02日 | BOOKS
なぜか仏像に心踊らす最近。

息子の進学先?である某予備校の春の保護者会(ずいぶん前ね~!!)に、大金をはたいたところを一度くらいは見ておきましょーと出かけたのはお茶の水。
寄り道大好きな私、歩けばすぐが神保町と知り、前からあこがれの古本屋街へと。

 


先日の「ぶらぶら美術館」(BS日テレ火曜日)で世界一の古本街と紹介されていたけど、どこまでも続く本屋の列に驚く。
心ときめかせて本屋探索する。
山と積まれた本たちの中で、昔の井伏鱒二や井上靖などの初版本やら、今はなき数々の出版社発行の本などとの出合い。
おもしろかったなぁ~

何の着地点もないままにボーっと眺めていた本の中で、きらりと光ったのがこちらの本。
「仏像のやさしい見分け方」


家族にはええっーと驚かれる種類の本ではあったが、とても分かりやすくてなるほどねーと言う知識万歳の本であったのでした。