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おごじょの気まぐれ日記

人生いろいろあるけど、
すべてを楽しもうっていうのがモットー。

ライブハウス@六本木

2011年05月24日 | ミュージカル・舞台
またまた、この年にして初めてのこと。
なんと!ライブハウスへ行く。

場所は六本木のSTB(スイートベイジル)139


このこじゃれたライブハウスで開かれたのは和太鼓のライブ。
世界で活躍する和太鼓ソリスト林英哲さんの手によるもの。
そこに、スペシャルゲストとしてミュージカル界の井上芳雄君が加わった何ともイメージしにくい不思議な組み合わせ。

どんな風にコラボするのか興味しんしんで出かける。

ライブハウスの中はこんな感じ。


まずはビールと軽食をオーダーし、


席は、やや、端だったけれど、ステージのこんな近く


ゆっくりお酒を飲みながら、井上君の歌を楽しめるなんて、なんて素敵なことなの~と舞い上がっていたら、
和太鼓の迫力に恐れ入りました。

林英哲さんとその弟子2名(田代誠・辻祐)の和太鼓演奏はおなかの底にどんどん響き渡る迫力。
バチさばきの凄さと幾重にも重なる和太鼓の音。
筋肉りゅうりゅうのマッチョな身体全体での演奏には圧倒されました。

その和太鼓にハープ、ピアノ、パーカッション類の楽器が加わって、
和太鼓と言う日本の伝統芸能からさらに進んだ音楽を感じたライブでした。

井上君はゲストと言いながら、ほとんどの場面でからんでくれて、
林さんとのトークも絶好調。
この2人の出会いは井上君のマネージャーが以前プロディーサーとして林さんたちと仕事をしていたことがきっかけとか。

お弟子さんも含めて井上君評は「さわやかな風が吹いている青年」だそうで。
マスプロの主役を演じる彼が楽屋でも率先して食事の片付けをしている姿には感心すると。


ピアノをスマートに弾いたかと思うと突然タップを踏み出す朝川朋之さん。
井上君とタップ競演を繰り広げたり、
民謡調の歌を井上君が歌ってみたりと意外さがたっぷり。

中でも一番は、和太鼓の伴奏であの大好きな「闇が広がる」を聴くとは!!
しかもトート役はまさかの林さん。
なかなか味のある「闇広」でした。

和太鼓の魅力とともに、井上君の良さを上手に活かしてくれたライブだと感心したが、
これも林さんの才能によるところのようだ。

このライブをきっかけに初めて知った林英哲さんは、多彩な才能の持ち主で、
演劇、ミュージカルなどにも造詣が深く、トークも実にたくみ!
井上君の歌ったミュージカル曲の説明にも井上君が聞きいるほどの詳しさ。

多種多様な太鼓を用いた独自奏法など、新しい様式の舞台や音楽的な試みに挑戦しているパイオニアとして活躍しているそうで、
今回の絶妙のアレンジはすばらしいものだった。

また、是非とも聴きたいものだ。

トークの中であったサントリーホールの公演が実現するといいけど、
このライブハウスの演奏会もまたお願いしたい






八日目のセミ

2011年05月11日 | 映画
八日目の蝉 (中公文庫)
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小説も面白かったけど、映画も良かった~

設定としてはかなり重いけど「母性」について考えさせられます。


ただ、小説を読んでからの方がおすすめ。
背景やそれまでの経緯が分からないだろうから。

小説では、前半は育ての母・希和子の視点で、後半はさらわれた子・恵理菜のその後ではっきりと分かれているのだが、
映画では両者のドラマが行きつ戻りつ進んでいく。
これがとても効果的で、テンポよく緊張感を保ちながら観客をひきつける。

「お星様の歌」での実母とのシーンや恵里菜が坂道を自転車で下るシーンなど、
両方の時間の中に共通の内容があって、あーここにつながっているのかと納得する。

重たい内容に全体の映像と音楽がバランスよい。
小豆島のきらきらした穏やかな海や、
棚田とそのくねくねしたあぜ道に灯明が連なる虫おくりという行事のシーンは特に美しかった。


映画でも小説にもよく出てくるフレーズ「八日目の蝉」

何年も土中にいて、生まれ出たら七日で死んでしまうセミ。
最初、恵理奈は八日目のセミにはなりたくない、一人で生きていてもしょうがない、と言う。
しかし、旅を続けて、封印していた記憶が蘇えり、自分がとても愛されていたと気がついた時、
八日目にしか見られない世界を見てみたい、と思うようになる。

恵理奈の屈折した心境やその後の呪縛のようなものから時はなされていく様を
井上真央ちゃんが上手く演じていて、キッズウォー、花だんからさらに女優として成長したのが分かる。
NHKの連ドラ「おひさま」でもがんばっているし、楽しみな女優さんになってきた。

そして、今回、演技に目を見張ったのが小池栄子~
とてもインパクトのある大事な脇役を演じています。

お勧めの映画よー

アラジン@新国立劇場

2011年05月06日 | 驚いたこと
GWはいかがお過ごしでしょう?

我が家は、夫も娘も仕事、息子も学校へ。
誰も私と遊んでくれない中、友人からバレエの公演のお誘いがあった。

「もちろん行きますとも!」と出かけた先は新国立劇場。
演目は「アラジン」



息子が「お母さんにまた新しいジャンルのエンタメを教えたのは誰だ!」と、恐怖を覚えているほど
とっても良かった~
舞台鑑賞は心踊ります。

この演目、演劇性がとても強くって、セリフのないお芝居を観ているよう。
人間の身体だけであんなに表現ができるんだと改めて思う。

イギリスに住んでいた頃、ミュージカルを観ても、悲しいかな、言葉が分からないのでなかなか楽しめなかったので、
当時観たバレエ「白鳥に湖」の言葉のないことにどれだけ感謝したか。
言葉がなくても、音楽と踊りでストーリーを表現するこのエンターテイメントにとても感激したのだが、
その思いを改めて思い出した。

「アラジン」はあの「アラジンと魔法のランプ」のストーリー。
子どものおとぎ話かと思いきや、
なんの、なんの、話は分かりやすいのだけれど、
踊りの振り付けのすばらしさ、きらびやかな華やかな衣装も豪華な舞台装置もセンスよく、
子どもから大人までが楽しめる演目に仕上がっていた。
演出の凄さなのだと思う。

すばらしい芸術作品に出会えたと思える公演でした♪

写真はホワイエにおいてあったお花のランプ。









ウェディングシンガー大千秋楽@日本青年館

2011年05月03日 | 井上芳雄君

「ウェディングシンガー」の大千秋楽。

FCでS席でお願いしたのに、2階席のA席だったが、
席が取れただけでもラッキーだったようだ。


入り口で、ペンライトとキャンディーやチョコの入ったかわいらしいお菓子をもらう。

きゃー、初めてのペンライトよ~
ある人からの寄付らしいが、誰でしょうね??


さて、この日は東京公演後、名古屋や大阪、福岡、大分とまわっての東京での大千秋楽。
そのためか、観客の雰囲気がいつもと違う~
ノリノリの熱い声援に包まれて始まり、温度が違うのよ。
ミュージカルなのだけれど、まるでライブコンサートのよう。

結婚式場のバンド演奏で始まるミュージカルだからなおさら。
井上君も「今日はやけににぎやかな結婚式だね」なんて、アドリブを加え、
ところどころ、今までと違うセリフに役者の皆さんのノリもびしびしと伝わってきて、
大盛り上がりの大千秋楽となりました。

そして、終演後は1時間に及ぶトークショー
新納兄さんと井上君のいつものMCで、
出演者全員によるトークショーは、仲良しのカンパニーの様子がありありと。
個性溢れる面々は愛すべき人たちでした。
息のあった作品に仕上がっている理由もよーく分かりました。

初風さんがカンパニーの絆の詩を読んで締めて、
最後に「君の結婚式」大合唱で終了でした。
井上君がいつもなら「ラインダンスフォロミー」を言うところを「ペンライトフォロミー」というセリフに変えて、
それに合わせて、みんなでライト振って、跳んで。
一体感を味わって、それはそれは楽しかった!


この「ウェディングシンガー」再々演が決定しているとのこと。
楽しみだ~