tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

春待つ心を「七言絶句」で、旧勝山藩藩主公。

2023年02月09日 | 季節の便り(北陸、福井)

少しは暖かい日も有りますが、

まだまだ雪国の当地は春程遠い。

こんな時期にピッタシの物があり、

座敷の設え、「お軸」を替えてみました。

八代旧勝山藩藩主、小笠原長守公の「七言絶句(直筆)」です

「一堆新雪暁寒加」

藩士のかたわれであったご先祖が、

殿様からいただいた書で、

大切にしているものの一つです。

 

化堂」は、小笠原長守候の号。

 筆運びが独特。

 

一堆新雪暁寒加 一かたまりの新雪、暁に寒さ加う)

何料早逢春物嘉 (何料らん、春ものに早く逢うよろこび

若無酬謝驚人句 (こんな喜びに価値が無ければ、人は驚くだろう)

奈此天魁数点花  (すべての場所に、あまたの雪のような花を点ぜん)

    峰恵さんにお礼として、早春に、絶句(四行詩)を添えんとす。

小笠原長守藩主の「扁額(直筆)」も

お軸と同じ筆跡。

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