tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

早朝「坐禅会に参加」(その二)

2014年03月16日 | 坐禅会

静粛の中、突然の「警策」の音、

「パチッ」でなく「パシリリッ」である。

身の構えの悪い人、時により眠くなった申し出の人などが、

頂けるものらしいが、今朝は全員へ。

坐禅には、つきもの「警策」というと変ですが、

毎回願いたいものです。

老師が後ろにお立ちになられると、

なんといっても緊張が走る。

 

小鐘3つの後、坐中にお話が始まる。

今日のお話は、いつもと異なり、「禅語やことわざ」が多いこと。

 

座禅をするということの中身は、3つある。

先ずは座る身の構え、

定められた姿勢により身を構える、

鼻と臍を対せしめんことを要す

すなわち鼻筋とおへそを一直線になるよう背筋を伸ばす。

目は須らく常に開くべし」すなわち、目はいつも開いている。

2つめは呼吸を整える。

これは、「鼻息かすかに通じ」すなわち息は口でなく

鼻からのみで行い、隣の人に悟られないような静かさ。

3つめは、心のおきどころ。

すなわち、坐禅をしているという、

ここから心が離れないよう。

妄想」があるとき、気つけば、心をここに戻す。

回向返照の退歩を学すべし

 

禍福は、あざなえる縄のごとし」(「宝鏡三昧」、洞山良价禅師(中国唐代の祖師)

楽しいことや、つらいことばかりではなく、それが縄のように

絡まっているのが人生です。

座っている前に鏡を置いて、己の姿を見るとき、

汝これ彼に非ず、彼まさにこれ汝

 

小鐘1つで終了。

思いなしか、今日の老師の話は、力が入っていました。

 

涅槃の日にかんがみ、禅堂にしつらえられた大きなお軸。

「お釈迦様の涅槃図」である。

 

老師の勧めで、

全員前に集まり真近で図を見ながら、

お釈迦様のお母さん(摩耶婦人)が天上から迎えに参られたお話。

案内役は、高弟の一人、周利槃特(シュリ・ハンドク)さん、

釈迦の講義中に居眠りばかりをするので

キリを自分の身にさして、眠気をこらえたことや、

その後、目が見えなくなるのですが、

その分、心眼を会得されたお話。

棺の四隅に有るのは、沙羅双樹の木、

などなど。

おとぎ話というと、お叱りを食うかわかりませんが、

興味のある教えの多いこと。

 

坐後に頂く、いつもの「塩粥の味も

一層の坐禅会となりました。

 

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早朝「坐禅会に参加」(その一)

2014年03月16日 | 坐禅会

今朝の当地日の出は、6時04分。

6時スタートの坐禅会は、夜明け前。

迎えてくれる禅堂の明かり。

 

 

坐についてからの、禅堂のすりガラス

越しに余々に入る

明るさが、味わい深い。

この雰囲気は、今月だけの味わい、神秘的。

 

今朝は、恒例の準備時間

に奏でられる「月光の曲」も無く、

静寂の中での、突然の老師からの「警策」の音

私も頂きました。

一段と緊張がはしる。

 

老師の座中のお話しは、パート2、にて報告いたしますが、

 

 

今日は、お釈迦様が亡くなったとされる「釈迦入滅の日」。

お釈迦の遺徳を偲ぶ法会(涅槃会、ねはんえ)が行われる。

元々は旧暦の2月15日だったのですが、明治以降は

月遅れの3月15日に行われている仏事。

座禅会ご指導いただいている「義宣寺」(福井県勝山市)さんも、

たて看板が出され、

午後にお涅槃団子といわれる、「おだんごまき」が行われる。

 

禅堂のしつらえは、お釈迦様の「涅槃図(1.5m巾の掛け軸)」、

その前に盛られた、お涅槃団子。

 

 

こんな中での「坐禅」となりました。

 

「お涅槃団子」の下賜り物。

このだんご、農家の人や山登りの人たちの足元を、

毒蛇などから守る縁起物として、

食せず、ポケットに入れて歩くものとも。

「団子まき」より一足先に頂き、

私は焼いて頂いてしまいました。

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車は「夏タイヤ」に、「雪吊り」全部撤去。

2014年03月16日 | 季節の便り(北陸、福井)

朝から晴れわたり、この時期としは暖かい。

 

低木の「雪吊り」の撤去はすんでいましたが、

大きめの木の「雪吊り」の撤去完済。

 

勢いに乗って、スタットレスタイヤも

「夏タイヤ」に入れ替え

 

 

そして、今年出番のすくなかった「除雪機器」も

物置にしまうことができました。

幾度か報告しましたが、

今年は道路(市道)の水融雪装置が取り付けられ運転。

おかげで、「除雪機器(スノッパ)」の出番が少なかったわけです。

 

これでどうやら、雪国北陸にも「春が来た実感」。

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