「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【南会津】七ヶ岳(平滑沢~全山)

2009-10-21 23:39:11 | ハイキング
                      平滑沢上部の紅葉

先週ドライブで通った会津西街道から見あげた山々の紅葉が奇麗でした。七ヶ岳の頂上付近はすでに枯葉になっていましたが、麓の紅葉は美しく、登り下りの林道歩き(合計3時間)も苦にならないほどでした。平滑沢は水流が少なく、スニーカーでもほとんど濡れません。また、山頂から下岳までの間は藪がかなりうるさかったです。

【日 程】2009年10月21日(水)日帰り
【山 域】南会津
【山 名】七ヶ岳
【メンバ】単独
【天 候】快晴
【コース】七ヶ岳登山口駅(9:30)→章吾橋(10:50)→山頂(12:30)→七ヶ岳林道(15:10)→会津山村道場駅(17:00)
【参 考】山と高原地図13日光(昭文社)、新分県登山ガイド6福島県の山(山と渓谷社)

七ヶ岳登山口駅から歩き始め、平滑沢を登って全山縦走し、下岳登山口との分岐から古内登山口へ下り、会津山村道場駅まで歩く。車道歩きが長いので運動靴で歩くことにしたが、平滑沢で足が濡れた場合に備えて予備の運動靴も持った。駅から国道を七森橋まで歩く。右手の山肌の紅葉が美しい。橋を渡り舗装された林道を行くと、岩藤山と思われる岩峰が目に付く。登山道は無いようだが、登ってみたくなる山だ。林道歩きは長いが、車通りも無くて、爽やかな青空に紅葉が映えて気持ちが良い。喜三郎小屋のある七ヶ岳林道との分岐を過ぎ、章吾橋を渡ると右に登山口がある。ここには車3台ほどのスペースがあって2台駐車していた。

山道は少し行くと沢沿いとなり、やがて水流のある自然のままの傾斜の緩い岩盤のナメを登ることになる。水溜り程度の釜もあるが、それを避ければナメの水流は少なく運動靴でも濡れることはなかった。水流が消えても少しの間は沢状を登り、やがて沢を離れて左手に登る。ここには木の根のコブに「こけし」のように人の顔が描かれていて面白かった。ここから頂上まで急登になる。あまり整備されてない道で木の枝をくぐるようなところが多く、油断すると頭をぶつける。足場もあまり良くない。大岩の間を抜けて登ると大きく展望が開けてすぐに山頂に着いた。多くの山々が見えるが、私にとってなじみの無い展望で同定が難しい。

下岳方面に向かうといきなり藪がうるさい。藪のため展望が所々でしか得られないのが残念で、快適な縦走とはいい難かった。藪のために歩いている時はあまり気にならないが、振り返ってみると縦走路の東側は急な斜面で道も東側ぎりぎりに付いている。展望のある場所では東の斜面下に見下ろす紅葉がきれいだった。アップダウンを繰り返し、下岳の頂上付近でようやく、藪を刈り払ったあとが見られた。下岳から先は藪がなくて歩きやすい。下岳登山口との分岐で右の古内登山口へと下ると、足場の悪い急下降になる。七ヶ岳林道に出たところでそのまま沢沿いに下る道があるのではと期待していた(ネットでそんな地図を見かけた)が、藪がひどくとても下れそうにない。しばらく七ヶ岳林道を歩いたが、歩きながら見る紅葉は素晴らしかった。七ヶ岳林道から左へ分岐して下る林道に入り、どこまでもまっすぐ歩いて民俗資料館を過ぎ、暗くなる前に会津山村道場駅に着いた。


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