極私的デンデケデケデケ

音楽との出会いからバンド活動を辞め、社会人になるまでをつづっております

大学4年 9

2005-06-23 23:53:48 | Weblog
1986年1月になっても、具体的な話は進まなかった。1月1日の日記から。


さて、私の近況は相変わらず何も変化がない。内定も出ない。バンド方面も何も進まない。何もいいことはない。私には何もない。池谷は先生になるのだろうなあ。

3月までどうなるかわからないが、自然体で臨みたい。バンドがだめならば、その時点で東京か浜松かどちらで生活するか、決める。優良企業へ入りたいとか、マスコミなどの派手な業種に入りたいとはそれほど思わない。30歳あたりになっても、定職も就かずブラブラしているというのには少々不安もあるが、私はそういう風にはなれないだろう。

私にとって音楽とな何だろうと思う時がある。私は音楽がそれほど好きではない。起きてから寝るまで一日中音楽を聴いてはいられない。なんとなく「プロになってしまいそうな」あたりに来てしまった自分に驚いている。中学の時にフォークギターを買わなかったら、私は音楽に触れるのがずっと後になっていただろう。今でもそうだが、絵を描く方がずっと好きだ。色々な楽器に触れた。どれも真剣に練習しなかったというのもあるだろうが、どの楽器もある一定のレベルを越えはしない。「音楽人」としての限界を感じる。本当の「音楽人」とは、楽器であれ創作であれ、非常に高いレベルに到達するものだと思う。曲はかける。どんどん書ける。が、私の作る曲もやはり一定のレベルを越えはしない。曲作りにおいても私は「音楽人」ではないのだと思う。

コメント
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