極私的デンデケデケデケ

音楽との出会いからバンド活動を辞め、社会人になるまでをつづっております

大学4年 4

2005-06-06 23:29:17 | Weblog
賞金でヤマハのシンセサイザー「DX-21」を購入した。CP-35以来の鍵盤である。浜松のヤマハで買った。この時も父親の社員割り引きを利用していると思う。

帰省して将来はどうするのだ、という話になった。普通に就職すると答えた。当時、母親は更年期障害による体調不良で不安定な状態にあった。弱っていた。「浜松で就職するのか」という問いに明確に答えることができなかったが、どちらかといえば浜松で就職したいと考えていた。

両親が老いた時、近くにいたい、という気持ちは当時から持っていた。「親の面倒を見る」という言い方はいやだったが、自然とそういうものだろうと考えていた。MCSFの模様がニッポン放送で放送され、録音したカセットテープを持っていって聞かせた。母親はいい唄だねえ、と言った。

はじめてギターを買って、さだまさしの「雨宿り」を弾いて、部屋で大声で歌ってから約10年が経っていた。ポプコンに応募して「音程の練習をしなさい」と言われた私が自分の作った曲でコンテストに優勝して、その曲がラジオから流れ、親に聞かせることができた。ここでやめておけばよかったのかもしれない。



私は大学を卒業後5年間、就職もせずバンドとアルバイトで生活し、その後、ずるずると東京で就職してしまった。その間、何度か浜松へ帰ろうとしたが、できないまま現在に至っている。
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