DX-21

DX-21の定価は133,000円である。DX-7が買えない庶民が買えるシンセサイザーだった。FM音源というか、そういうものが特長だったらしいが、よくわからなかった。「音を作る」ということもほとんどした記憶がない。「音を作る仕組み」を理解できなかった。「ノイズ」的な音は簡単に作れ（ノイズ効果を加えるだけだったと思う）多用した記憶がある。キーベロシティ（鍵盤を叩く強弱に音量が反応すること）がなく、おもしろくなかった。MIDIに対応していたので、RX-15をつなぎ、RX-15のパートに鍵盤を割り振って、「シーケンサー（自動演奏装置）もどき」にもした。しかし、RX-15パートは12パートしかなく、12音でのシーケンスしかできなかった。

RX-15からの同期信号を244の1トラックに録音し、その同期信号で「シーケンサーもどきRX-15」を走らせた。

DX-21はその後カワイのシンセサイザーを買った時に誰かに譲ったか、売却した。RX-15もシーケンサーを購入した時から使わなくなった。RX-15はまだ所有している。

DX-21を検索すると、楽天の中古楽器屋で16,800円で出ていた。

DX-21