たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

民謡をたずねて・その18

2024年06月03日 17時04分27秒 | 懐かしいあの曲

先日、不要雑物整理廃棄処分中に、記憶から完全に喪失していた小冊子2冊が出てきた。
表題は、「日本縦断お国ぶり・民謡文庫」
何時頃、入手したものやら、ページを開いてみても、まるっきり覚えが無く、巻末を見ると、
制作・発行は NHKサービスセンターで、1981、1982、(無断転記禁ず)となっている。
どうも非売品のようで、表紙には、「朝日新聞」と印刷されていることから、何かの進呈品だったのかも知れない。

               

「民謡」・・・、最近は、とんと聴く機会が無くなってしまっているが、子供の頃は、よくラジオ等から流れていて、NHKの素人のど自慢等でも、盛んに民謡が歌われていたような気がする。
子供のこととて、しっかり覚えるようなことは無かったが、なんとなく脳裏に焼き付いている民謡が、かなり有り、懐かしくもなる。
昭和20年代後半から30年代、小学生、中学生の内から、民謡が好きだった祖母と一緒になってNHKラジオ第1放送の夜8時台の放送番組、「民謡はこころのふるさと・・・・♫」のナレーションで始まる「民謡をたずねて」という番組をなんとなく聴いていたこともあって、どちらかというと、民謡に親しみを感ずる人間になっている気がする。
昔のことを懐かしがるのは、老人のもっとも老人たるところだが、
この冊子のページを捲りながら、
ボチボチと ランダムに、
日本全国の「民謡をたずねて」・・・、
みよう等と、思い込んだところだ。


民謡をたずねて・その18
「デカンショ節」
(兵庫県)

「デカンショ節」を、初めて知ったのは、昭和30年代、学生寮に入寮中だったような気がしている。当時、貧乏学生の寄り集まりだった学生寮では、年に何回か、食堂でコンパ(宴会)を行っていたが、宴たけなわになると、寮歌等を、蛮声を張り上げて大合唱していたものだ。
その中に、「デカンショ節」も有った。ただ、歌い出しの、「デカンショ、デカンショで、半年暮らす、あとのはんとしゃ、寝てくらす」は、まともな「デカンショ節」の歌詞だったが、先輩達に教えられたのは、卑猥な歌詞に替えられた、所謂、「わいか(猥歌)」の部類で、まるで、民謡「デカンショ節」とは、程遠い雰囲気の歌だったように思う。
その印象が脳裏に焼き付いてしまっていて、後年になって、「デカンショ節」が、丹波篠山の民謡であること知ってからも、学生寮のコンパ(宴会)の情景が蘇ってしまい、違和感を感じていた気がする。
今更になってネット等で調べてみると、
「デカンショ節」は、明治時代に、丹波篠山の旧藩校から旧制一高(現東京大学の前身)に進学した学生達から、東京の学生に伝わり、大流行、「題名は、デカルト、カント、ショウペンハウエルの頭文字からとったものだ」等という、まことしやかな説まで出来上がり、「書生節」として歌詞がどんどん加えられ、全国の若者に広まった、・・・、と有る。バンカラ学生には、うってつけの歌だったのだろう。
「へー!、そういうことだったのか」、
頷いているところだ。
「丹波篠山デカンショ節」は、江戸時代から200年以上、城下町だった丹波篠山で歌い継がれてきた民謡であり、文化庁から、「日本遺産」第1号に認定されているのだという。改めて聞き直しているところだ。

「デカンショ節」歌詞の一例

              デカンショデカンショで半年暮らす
              あとの半年寝て暮らす 

              丹波篠山山家の猿が
              花のお江戸で芝居する

              酒は飲め飲め茶釜でわかせ
              お神酒(みき)あがらぬ神はない

              わたしゃ丹波の勝栗(かちぐり)育ち
              中に甘味も渋もある

              丹波篠山山奥なれど
              霧の降るときゃ海の底

              丹波篠山鳳鳴の塾で
              文武鍛えし美少年

              デカンショデカンショと唄うて廻れ
              世界いずこの果てまでも

              雪がちらちら丹波の宿に
              猪(しし)が飛び込む牡丹鍋(ぼたんなべ)

              灘の銘酒(おさけ)はどなたがつくる
              おらが自慢の丹波杜氏(たんばとじ)

              盆のお月さん丸こて丸い
              丸てまんまるこてまだ丸い

「デカンショ節」  (YouTubeから共有)


(参考・参照)
👇️
日本遺産ポータブルサイト・「丹波篠山デカンショ節」


 

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雨間の畑仕事

2024年06月03日 16時19分08秒 | 畑日誌(見様見真似の野菜作り)

当地、このところずっと不安定な天候が続いており、
寒暖の差も激しく、
そろそろ、梅雨入りの前兆のような気もしてくる。
今日も、天気予報は、「雨」、
・・・だったが、
朝方から午前中、雲行きは怪しいものの、時折、青空、入道雲も見え、
 1~2時間は、雨の心配無さそう?
 明日、明後日も、同じような天気予報だし・・・、
ということで、Go To 畑! と相成った。

(1)トウモロコシの、追肥、土寄せ、

イノシシに穿り返されたこともあり、全滅?かとも思っていたが、
2~3本が枯れて絶えてしまっただけで、あとは、なんとか生育、
ちょっと、弱々しい感じでは、あるが・・・。

(2)タマネギ、収穫、


苗が悪かったのか、植え付け時期が悪かったのか、
半数以上が、枯れて絶えてしまった、今年のタマネギ、
これまでで、最低の出来のような気がするが、
今日も収穫、
残しているものも有り、
全部で、なんとか24~25個位にはなるようだ。 

(3)ジャガイモ、試し掘り、
   まだまだ、茎葉がしっかりしており、収穫適期には達していないが、
    カレーライス作るのに、必要?
   待ち切れず、1株だけ、試し掘り、

(4)キュウリ、3本、収穫

(5)コマツナ、収穫、
(6)サニーレタス、収穫、

植え付けしたばかりの頃、やはり、イノシシに穿り返されたインゲンマメ、
危ぶまれたが、なんとか生育、花が咲き始めている。

 

お昼頃には、引き上げてきたが、
直後に、ショボショボ、雨が降り出し、
夕方には、雲間から、明るい日射しが有りながら、
かなりまとまった雨降りとなっており・・・、
「お天気雨」?
なんとも、へんてこりんな天気である。

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