インクルーシブな社会のために

障害の有無程度に関わらず支え合う社会へ ~ハマジョブネットワーク~

市役所は社会の縮図

2007年01月05日 | 記事
東京新聞・1月1日付の記事に、横浜市長インタビューがありました。
テーマは横浜の発展に大きな影響を与えた外国人市民についてです。
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(略)
-市役所にも外国籍の職員の方がいらっしゃいます。期待することは。

 日本語を話せない人たちに施策を説明することや企画・立案といった直接的に結びつく部分もあるが、それ以上に市役所の中に(社会の)縮図があることだと思う。(職員が)さまざまなものを考えていく上で、気づきにつながる。存在そのものが期待するところ。
(略)
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これはまさに障害のある人についても言えることでしょう。

障害のある市民は、障害福祉でしか市役所と関わらないわけではなく、
市役所全般の施策やサービスに関わります。
したがって、市役所の中に、障害のある人が普通にいることこそが、
市民に対していい影響をもたらすのです。

市役所における障害者雇用は、弱者救済ではありません。
サービスの維持向上のため、必要不可欠です。
これは企業にとっても言えることであり、
Diversity(多様性)という理念なのです。

職業能力開発指導者研修

2007年01月05日 | ハマジョブネットワーク
このたび、職業能力開発指導者研修を開催することとしました。

趣旨は、厚労省の委託で、
神奈川県が行っている職業訓練の委託事業「トライ!」の
受託機関(受託を希望する機関を含む)に対して研修を行い、
地域の職業能力開発機能を高めることです。

ただ、横浜市としては、上記の機関に限らず、
就労支援に携わる機関にも参加を呼びかけます。

また、研修の内容も、厚労省から示されてはいますが、
それだけでなく、参加者が相互に交流を深め、
研修後も連携していけるように、
ディスカッションの時間を多めにとっています。

日時・場所は、
①平成19年1月23日(火)午後1時50分~5時
 健康福祉センター8階大会議室B
②平成19年1月25日(木)午後1時50分~5時
 尾上町ビル7階研修室
この①②でセットです。

研修内容は下記のとおりです。
【一日目】
・開校式・オリエンテーション
・障害者の雇用・就業支援
・障害者職業訓練の基本
・障害者の態様に応じた多様な委託訓練
・休憩
・横浜市における障害者委託訓練の推進状況
・ディスカッション

【二日目】
・企業就労
・障害者雇用援護制度
・特別支援教育における職業教育と就労支援
・休憩
・横浜市の就労支援施策の現況と今後の動向
・ディスカッション
・総括・閉校式

労働力不足に関する記事

2007年01月04日 | 記事
最近気になった記事がありました。
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●厚労省 人口推計調査 広がる労働者不足 外国人受け入れ課題
(中国新聞12月21日)
 厚生労働省が二十日発表した新たな人口推計によれば、経済を支える働き手は一段と減少する見通しだ。団塊の世代の大量退職をにらみ、企業は若手採用に力を入れており、既に人手不足感は広がりつつある。中長期的な労働力減少に対応するには、女性や高齢者の活用が課題。外国人労働者の受け入れ問題も大きな論点となりそうだ。(1面関連)
 今回の推計では、生産年齢人口(十五―六十四歳)が二〇〇五年の八千四百四十二万人から、三〇年には六千七百四十万人に減少。前回推計と比べると、三〇年時点で二百万人以上ダウンする。五〇年には五千万人を割り込むとしている。
(以下略)

●労働力減少に備え法改正も 厚労省
(山陽新聞ニュース 8月24日)
 厚生労働省は24日、人口減少に伴う労働力の落ち込みに対応し、若者や女性の就業機会の拡充に向けて、雇用対策法の整備を検討するよう、労働政策審議会(厚労相の諮問機関)に求めた。年内に労使や公益代表の委員の意見がまとまれば、来年の通常国会で法改正を目指す。

 雇用対策法は、職業安定と経済発展の両立を目的として、定年延長など高齢者対策の充実をうたっている。しかし、若年層や女性の就業支援には具体的に触れていない。
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外国の方がいらっしゃるのを排除する気はありませんが、
国内に、多くの労働力となる可能性のある方がたくさんいらっしゃいます。
それに注目しない手はありませんよね。
だって国の一大事なんですから。

ブログアレンジと言葉について

2007年01月04日 | Weblog
年が明けたので気分一新、ブログのデザインを変えました。
正月っぽいのでこれにしたのですが、気に入ったので
正月に関係なくしばらくこれでいこうかなと思っています。
気分屋なのでどうなるかわかりませんが。
(ウィキのデザインも変えました。少しずつですが随時更新しています。こちら

それと、またもやタイトルを変えました。
「キーワードは協立!」としていたのを、もっとやわらかくしたいという趣旨で
「時代は協立(コスタ,Costanding)へ!」に変更。

この言葉についてはいずれきちんと説明するつもりですが、
障害福祉とかノーマライゼーションとか互助あっての自立っていうことを
ポジティブに日本語で言い換えたかったのです。
それを英訳して、エコみたいな言葉を作ってみました。
商標とかそんなんじゃなく、誰でも気軽に使えればいいかなと思っています。

あけましておめでとうございます

2007年01月01日 | Weblog
2007年になりました。
皆様あけましておめでとうございます。

いろいろな人のおかげで旧年は楽しく仕事をさせていただきました。
まさに協立です。

今年は亥年ですが、猪突猛進とはいきません。
戦略的に、連携により、社会を改革していきたいと思います。

今年もよろしくお願いします。
                   江原 顕