インクルーシブな社会のために

障害の有無程度に関わらず支え合う社会へ ~ハマジョブネットワーク~

歩き回り

2009年11月23日 | 記事
11月23日、NHK「福祉ネットワーク」再放送を見る。
理学療法士の三好春樹氏による、
認知症の「歩き回り」への対処について。(こちら

認知症の症状として「徘徊」があるが、徘徊というのは、
見る側から訳もなく歩くさまを見て言っていて、
本人にとっては意志や事情があるのだから、
「歩き回り」と言った方がいいという。

これにはよく共感できた。
施設で知的障害のある人の生活支援をしていて、
利用者が他の利用者に殴りかかったとする。

これは一見「暴力」というのだけれど、
本人に、その人を傷つける意志があるかはわからず、
見る人の感覚で「暴力」というのは一方的である。

そこで、「他害」という言い方をして、
フラットな価値になるようにしている。

Twitterはじめました

2009年11月23日 | 記事
最近、Twitterをはじめた。

Twitter(つぶやき)とは、140字以内で発言するブログのようなものだが、
ブログは、自分のページに自分が書き込み、
他人のブログを見に行ってコメントする。
これに対し、Twitterでは、自分がフォローしている人のつぶやきが
自分のページにどんどん集まってくる。
逆に自分が発言すると、自分をフォローしている人のページに、
自分の発言が更新されている。

即時性が高いのと、自他の境界が低いのである。

自分が気になる人の言動が即時にわかるし、
また自分の発言がすぐ人に伝わる。

しかし、ブログ同様、はまる危険も大きい。
だから自分は、どちらかというと単なる趣味ではなく、
広い意味の仕事の延長という感覚でやっている。

よかったらフォローしてください。
http://twitter.com/takenday

バリアアリーとは?

2009年11月23日 | 記事
11月17日、NHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」に、
作業療法士の藤原茂氏が取り上げられていた。(こちら

彼は、自分の理想を求めて、故郷の山口に
リハビリの施設を立ち上げる。
そこでは、リハビリを行う人が楽しく主体的に取り組めるよう、
さまざまな工夫をこらしている。

あえて障害物を置く「バリアアリー」、
地域通貨、天井から吊り下げられたクイズなど。

中でも、ある人が、支援の予想を超えた動きをする場面には
思わず涙が出そうになった。

自分の故郷でもある山口が取り上げられたので嬉しかった。

市職員の人権研修

2009年11月23日 | 記事
11月9日、西区役所にて、管理職の人権研修が行われ、
そのメンバーから呼ばれて、参加した。

参加者に一人一人自己紹介してもらった上で、
持参したDVD(以前放映された障害関係のもの)を流し、
パワーポイントを使って話をし、
最後に参加者に感想を話してもらう。

こちらから話した趣旨としては、
時代がこれだけ変わっているんだから、
人権への取り組み方も変わってくるんだよと、
参加者に考えてもらうもの。

「障害者」が「別の世界の存在」であるうちは、
「健常者」は障害者を対象として勉強すればよかった。
しかし、ノーマライゼーションが進み、
「障害者」と「健常者」が同じ社会に生きる今では、
自分さえが対象であり、行動することが求められる。

先日のブログで、庁内のいろいろな部署で、
知的障害者の緊急雇用が行われていると書いた。
これは、ある意味、そういうことを意図しているのであって、
ただサービスの対象として障害者を見るのではなく、
同じ社会の一員として迎え入れることで、
自分の考え方・行動が変わるのである。

自分も、話をしながら、自分自身も変わらなきゃと考えさせられた。

横浜ふくしネットワークのホームページ

2009年11月23日 | 記事
横浜市内の有志の障害施設が集まり、
障害者本人の権利擁護を目指す活動を行っている、
「横浜ふくしネットワーク」。
私がいる松風学園も参加しています。

このたび、ホームページを立ち上げた。
まだ完成とは言えないが、少しずつ足していく。
「ファイル一覧」のページに、
パンフレットや会報が上げられているので、
それを見ると、活動の概要がわかります。

http://ynet.d2.r-cms.jp/