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提案力

静岡県建築士事務所協会が11月頃にイベントを企画しています。そのイベントに私も参加することになり、GW中に簡単な企画書を提出することになりました。

何事も経験ということで参加することにしたというよりも私に声をかけていただいた方々の人柄にひかれたという方が正しいと思います。
主に耐震事業に関するPRについて考えることになりそうです。

また、焼津市と大井川町が合併したことにより、昨年11月から焼津市木造住宅耐震補強推進協議会に加わることになりましたが、今年4月から旧大井川地区のリーダーを務めることになりました。これは私が立候補しました。

もしかしたら大井川地区リーダーという存在は必要ないのかもしれません。ただ、私としては新しい焼津市の中で出来るだけ積極的に(できれば自由に)耐震活動したいと思っていたため、そのためには推進協議会のトップと顔を合わせる機会を得られるようにしたかったというわけです。

今年度はやりたいことがたくさんあります。
例えば、伊東市の住宅で取付けた「はしご型フレーム」をさらに改良して、試験場で性能を証明してもらおうと考えています。(補助金対象の補強方法として静岡県に認めてもらうため)

さらにこれまでTOUKAI-0無料診断では目視による診断のみでしたが、私のグループ(グループといっても私と父だけですが)については常時微動計測システムを導入しようと考えています。これは推進協議会に所属する他のグループと差別化を図ろうということではなく、できるだけ良質なサービスを提供したいという考えと導入による負担が私の場合はほとんどないという点が大きく影響しています。
耐震性を評価するひとつの指標となればこれまでの報告書と組み合わせて有効な判断材料となると思っています。

今後の耐震補強は、ただ診断して補強計画を提案するだけでは依頼者の満足度を高めることができないと思います。
耐震補強の難しい点は、どこまで補強するべきかという見極めです。実施した補強が過小なのか過剰なのかということを判断することは難しいですし、予算や建物条件も加わります。

また、単に補強だけを希望する方もいれば、補強と同時に改修を希望する方もいて、補強のついでに改修を希望する場合と改修のついでに補強を希望する場合では計画内容が異なることも事実です。

それに改修といっても単に部屋を模様替えしたいと考える場合もあれば、高齢者対応や環境に配慮した住宅というものを希望する場合もあります。与えられた条件でどれだけの提案ができるのかということが評価の別れ道であり、今も昔もそれは変わらないでしょう。

耐震補強を柱として、様々な提案を可能とする体制や心構えはとても大切と思いますし、耐震補強の内容を一層充実させる一方で改修工事との組合せについても検討していくことで、より一層耐震補強の評価を高めたいです。



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