|耐震課外授業耐震補強実績授業実践マニュアルアンケート調査報告書お問合せ 2006年度防災教育
 チャレンジプラン選出
 詳しくはこちら

耐震補強に制震性能という付加価値は必要か

最近の耐震補強製品は、単に耐震だけでなく制震性能が加わっているタイプが多く、非常に高性能です。ただ、このような高性能な製品がはたして本当に古い木造住宅への補強に必要なのか疑問に感じることが多くなりました。

耐震補強計画を考える際に依頼者が保管していた図面を参考にすることがあります。しかし、その図面に記載されている筋かいが実際には存在しなかったということが多々あり、その図面をあてにしてよいのかどうか不安になることもあります。工事中にどうも図面通りに実際は施工されていないと判断した場合、計画を途中で変更したこともありました。

耐震補強は、工事前に検討し、工事中にも再検討することが多い工事です。そのため、高性能な耐震製品が足かせとなってしまうこともあり、最近ではその扱いが難しいと感じるケースが私個人としては増えています。高性能な製品は、性能が高い反面、設置の際の条件が厳しく、工事着工後に取付不可能もしくは計画通りの効果が期待できないと判明することあるからです。

私と父の強みは、数多くの補強を手がけたことです。
そこから導き出された効果的でなるべくお客様の経済的な負担が軽減できる方法については、現場見学会という形で多くの方に説明したいと思ってます。これは来年早々の目標です。

そして、以前からこのブログでも書いている新しい耐震補強工法を自分たちで考えて実用させたいと思っています。正直、実用化までには様々な道のりですが、こういった新しいものを生み出す力というか活力がある会社にしたいと思っていましたし、そういった元気を多くの方にみてもらいたいとも思っていました。

元気があれば何でもできるという言葉は有名ですが、私はこの言葉は結構当たっていると思うのです。

私は古い木造住宅への耐震補強に制震性能をことさら加える必要はないと思っています。
それを言葉ではなく、実際に形にして証明することができたらと思うだけで、自分はまだまだがんばれると確信できます。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 2010年を振り返り 来年の目標 »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。