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最近の報告



高徳寺様客殿増築。
今月中には何とか目途がつくのではないかと思います。

https://blog.goo.ne.jp/admin/newentry/#

法華寺は、桔木を屋根裏に仮置きしまいた。
22本の丸太はなかなかの重さでした。

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今の私は二人の棟梁に支えられ、現場管理をしていると言ってよいと思います。
高徳寺は父、法華寺は澁谷工務店の澁谷棟梁です。

気が付けば春の気配を感じるようになりました。
一つ一つの現場を丁寧に手掛けていくしかないため、どうしても工事を待っていただいているお客様もいます。
申し訳ないという気持ちだけでなく、ときには伺ってご挨拶するという対応も必要だと思っています。

正直に言えば長期間の工事はいろいろあります。
いろいろありますが、終わらない現場はないという名言もありますから少しずつ進めていくしかありません。
間違っても後退と言いますか、大きな手戻りだけは避けなければならないと自分に言い聞かせながら管理しています。

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そういえばもうすぐ次郎長生家物語という本が出来上がります。
あまりお手伝いはできそうにないと伝えましたが、あまり作業が進んでいない様子だったので手伝うことにしました。
特に工事については私でなければ分からないことが多々あったという事情もあります。

思えば図面もかなり当時作成したのですが、この本のために断面図を用意してもらいたいと責任者に言われ困りましたが結局対応してしまいました。
次郎長生家の仕事はいろいろな思い出があります。



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現場見学会





2月10日(日)、法華寺及び焼津市、焼津市観光協会主催で法華寺本堂修理工事現場見学会が行われました。
納札を模したお守りを希望される方も多く、法華寺というお寺に関心を持っている方が多いことを改めて感じました。

今はお寺は檀家様とのつながりというものが強いと思います。
ただ、法華寺の歴史を調べると檀家ではない方からの信仰が大変多かったことが分かります。
この工事を機会により多くの方が法華寺に対して身近に感じてもらえばと思っています。




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私の役割

高徳寺様の増築工事は来週建て方を予定。
ご住職様夫妻にはかなりお待たせしてしまいましたが、古い客殿部分を増築するとなると図面でいくら検討しても最終的には現場合わせということになるため、どうしても事前の準備や手間がかかります。
でもこの先ずっと残り続けていく建物と考えるとどうしても手間を惜しんではならないと考えてしまいます。
ご予算のこと納期もあり、なかなかそのあたりの折り合いをつけていくのが難しいのですがそれでもやはりなんとか良い建物にしていきたいという気持ちだけは忘れてはならないと思うのです。
高徳寺は私の父がかなり力を入れて作業しています。
父がいなければ到底まとまらない仕事です。そして高徳寺様は父、渾身の仕事だと思っています。

法華寺の修理については、連日遅くまで作業しています。
素屋根で照明もつくので5時過ぎでも作業できるという環境と言えばそうなのですが、職人の一世一代の大仕事という意気込みゆえと私は思うのです。

私の役割は高徳寺様は、ご住職の檀家様への気持ちとお寺に対する想いをきちんと建物に反映するために各業者や職人に具体的にどうすればよいのかということを伝えていくことだと思っています。
法華寺の保存修理は、私の役割は多岐にわたりますが、法華寺をどう修理したのか、記録を写真や図面にきちんと残すということが大きな役割だと思っています。
完成したらみえなくなってしまう部分、職人たちがどう知恵を出して苦労して修理したのか、そういった記録がなければ後世に伝わりません。それをやる人間も必要で、今回は私なのだと思っています。


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工程会議

・工程会議

昨日は、孤雲院庫裏新築工事の工程会議でした。
工程会議では工事の流れや工事中の注意点だけでなく、最近監理していて気になる点などをつたえる場です。
また、工事関係者の気持ちをひとつにまとめるという目的もあります。

私のこの仕事に対する熱意を十分に感じて頂き、関係業者の皆様も気合が入ったようです。
工程会議の最後に本堂でご住職様に工事の安全を祈願して頂きました。

工程会議で私が強調したのは感謝の気持ちです。
今、仕事があり、こういった名誉ある仕事を任せて頂けたことへの感謝。
建築業はとても忙しいこともあれば、暇になっていまうこともある、浮き沈みの激しい傾向があります。
暇なときは誰でも仕事の話があれば一生懸命対応するものです。

対して、忙しいときはどうでしょうか。
どうしてもやむを得ない、それほど忙しいときもありますが、仕事があるという油断から生じる怠慢な応対が大半ではないかと思います。

つまり、忙しいときほど、真価が問われると思います。
お客様と業者は契約上は対等な立場かもしれません。
でも業者は仕事を頂く身であり、お客様はお金を支払う側です。

数ある業者の中でうちを選んで頂いたということ、それについての感謝の気持ちは忘れてはならないと思います。
それは、仕事の相談で連絡を頂くだけでもそうだと思っています。

いろいろある業者の中で相談先として選んで頂けた。土俵にあがれただけでもありがたいことです。

今回の工程会議ではその考えを強く伝えたつもりです。

また会議では、インターネットについての注意もはじめて伝えました。
関係業者の方々に対して、当社の許可なく工事現場で写真撮影し、ネットで公開することを禁止したのです。

ネットの扱いについては以前からいろいろ悩みました。
このブログに関してもお客様から了解を得てから写真を公開するようにしたいと思っています。

情報の取り扱いはこれからとても大事になると思います。
工事請負契約時にネットでの写真効果についての対応も記載しなければならなだろうなと思っています。
今後、ネットに関する取扱いは詳しい方と相談して、きちんと整備したいというのが私の考えです。
これまでは我ながらずさんでした。

外観の写真はGoogleマップのストリートビューもあるので気にしても仕方がない気もしますが、内部の写真は特に気を付けたいですし、少なくともお客様の了解は特に新築の場合必要だろうという考えに至った次第です。

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・現在工事中の新築

サイディング工事が順調に進み、もう少しで張り終えそうです。管理能力優れた業者を選んだので安心して任せられます。
社長のイメージに合わない仕事はできないからと担当が気にして確認の電話を私に頂けるので、ありがたいです。



内部工事も順調で、床がもう少しで全て張り終えます。
大工工事も終盤ですからこれから徐々に仕上げの段取りを指示しなければなりません。

なお、この工事におけるブログでの写真公開については、お客様から了解を頂いたので、ありがたく紹介させて頂いています。

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寺院建築物工事に対する心構え

本日、焼津市上小杉にある青龍山孤雲院(せいりゅうざんこうんいん)庫裏新築及び客殿増築工事の契約日でした。

今回の契約は私にとっては特別です。
昨年2月に設計競技(コンペ)に参加させて頂ける機会を得てから今日まで、一度たりとも気を抜いたことはありません。
常に高い緊張感を保っていました。

正直、今日という日を迎えることができたのは単に運が良かっただけという気持ちが私にあります。
それくらい今の私の立場で寺院の仕事を任せて頂けるというのは難しいのです。
複数の好要因が重なったと思っているからです。
そして、好要因を授けてくださった方々に対して心から感謝しなければなりません。
それを忘れたら私はおしまいです。

今回のような絶対に逃してはならないチャンスを手にすることができるかできないかは、今後の自分の人生だけでなく、私の家族や会社経営にも影響を与えます。
仕事を頂くということは容易なことではなく、少しでも気を緩めれば足元をすくわれます。
最後の最後まで気を抜かないで対応することの重要性は、代表となった時点でさらに増したと言えます。


これまで契約後は嬉しさと同時にほっとしたものでした。
しかし、今回は嬉しさと安堵というより、気持ちが引き締まりました。
おそらく大きな責任を負い、ご住職の期待に応える仕事をしなければならないという責任感が一層強まったため、喜んだり安堵するのは早いと無意識に考えたのでしょう。

私を応援して協力して頂いた方や孤雲院様に推薦して頂いた方の顔に泥を塗るような真似はできません。
なにより、私を選んでくれたご住職のためにも必死で働こうと思いました。

私は寺院建築物を手がける人、特に最高責任者は公私共に清廉潔白であるべきではないかと考えています。
僧侶のようになれとまでは思っていません。
しかし、寺院の役割や用途を考えれば、それを手がける人間は技術だけでなく、心も汚れていてはいけないと思ったのです。
だから日々の生活も改めるべき点は改めていきたいと思っています。

契約までの道のりで特にうれしかったのは、様々な工事業者から心暖まる言葉と協力を頂いたことです。
例えばある業者さんは、私が希望する金額で仕事をするとまで言ってくれました。
程度もあるでしょうが、この仕事に対する私の並々ならぬ熱意を感じてくれたのだと思います。

どうすればもっとよい提案ができるのかを一緒に考えてくれた業者さんもいました。
少しでも良い提案をしようという気持ちが伝わってきて自然と頭が下がりました。

完成は来年1月頃。
約1年間の工事です。

近く、工程会議を予定しているのでまずはその準備を行います。
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