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寺院建築物工事に対する心構え

本日、焼津市上小杉にある青龍山孤雲院(せいりゅうざんこうんいん)庫裏新築及び客殿増築工事の契約日でした。

今回の契約は私にとっては特別です。
昨年2月に設計競技(コンペ)に参加させて頂ける機会を得てから今日まで、一度たりとも気を抜いたことはありません。
常に高い緊張感を保っていました。

正直、今日という日を迎えることができたのは単に運が良かっただけという気持ちが私にあります。
それくらい今の私の立場で寺院の仕事を任せて頂けるというのは難しいのです。
複数の好要因が重なったと思っているからです。
そして、好要因を授けてくださった方々に対して心から感謝しなければなりません。
それを忘れたら私はおしまいです。

今回のような絶対に逃してはならないチャンスを手にすることができるかできないかは、今後の自分の人生だけでなく、私の家族や会社経営にも影響を与えます。
仕事を頂くということは容易なことではなく、少しでも気を緩めれば足元をすくわれます。
最後の最後まで気を抜かないで対応することの重要性は、代表となった時点でさらに増したと言えます。


これまで契約後は嬉しさと同時にほっとしたものでした。
しかし、今回は嬉しさと安堵というより、気持ちが引き締まりました。
おそらく大きな責任を負い、ご住職の期待に応える仕事をしなければならないという責任感が一層強まったため、喜んだり安堵するのは早いと無意識に考えたのでしょう。

私を応援して協力して頂いた方や孤雲院様に推薦して頂いた方の顔に泥を塗るような真似はできません。
なにより、私を選んでくれたご住職のためにも必死で働こうと思いました。

私は寺院建築物を手がける人、特に最高責任者は公私共に清廉潔白であるべきではないかと考えています。
僧侶のようになれとまでは思っていません。
しかし、寺院の役割や用途を考えれば、それを手がける人間は技術だけでなく、心も汚れていてはいけないと思ったのです。
だから日々の生活も改めるべき点は改めていきたいと思っています。

契約までの道のりで特にうれしかったのは、様々な工事業者から心暖まる言葉と協力を頂いたことです。
例えばある業者さんは、私が希望する金額で仕事をするとまで言ってくれました。
程度もあるでしょうが、この仕事に対する私の並々ならぬ熱意を感じてくれたのだと思います。

どうすればもっとよい提案ができるのかを一緒に考えてくれた業者さんもいました。
少しでも良い提案をしようという気持ちが伝わってきて自然と頭が下がりました。

完成は来年1月頃。
約1年間の工事です。

近く、工程会議を予定しているのでまずはその準備を行います。
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