和尚の大和路

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河豚(フグ)の真子

2012-04-26 19:03:06 | カメラ
河豚(フグ)の真子には猛毒のテトロドトキシンを含んでいるので、
そのままで食すると死んでしまう。
毎年、何人かが天に召されています。

しかし

その猛毒の河豚(フグ)の真子を食品として製品化している地域があります。

それはフグの糠漬け、あるいはフグの粕漬けとして
石川県金沢周辺で珍味として売られています。

和尚はかなり昔に食して知っていましたが、
先日、黒門市場で見つけて買ってきました。

猛毒の河豚(フグ)の真子をどうして食べれるようにしたかは
人の食に関する執念なのか、それとも偶然なのか分かりません。

猛毒の河豚(フグ)の真子を3年間?塩漬けにすると
猛毒が著しく減ります。
どうして減るかは化学的にわかっていません。
糠漬け時の糠の酵素が毒を分解すると考えられていましたが、
そうではないらしい。

毒が全くなくなるのではなく、残っていますが
ねずみ実験でOKされたものだけが市場に出回りますので安心です。
(1年半の塩漬けで中毒を出した例もあります)

糠を落として,そのまま食しても、軽く焼いても良いですが、
かなり塩辛いので、血圧の高い人向きではないようです。
余りの辛さにたくさん食べれるものでもなく、
ウニ漬けのように熱いご飯に(かけてではなく)つけて食べます。


糠を落として、輪切りにしたもの。

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