和尚の大和路

和尚が撮った大和路写真を中心に、
旅で見つけた写真なども・・・

新彊ウイグル自治区4

2009-07-15 07:35:47 | カメラ
取材中のトラブルは2回ありました。
アルタイ地区で遺跡の撮影をしている時、
文物省(文部省みたいな部署)の役人が来て、
今撮ったフィルムを差し出せと言って来た。
一週間前から外国人の撮影は禁止されていると言う。
こちらも通訳を通じて事情を話すが、
聞き入られず、平行線のまま2時間が過ぎる。
結局お金で解決しました。

2回目はカザフ族の聖地ナラティに入る時でした。
聖地ナラティには観光客が入れる解放区があります。
普通観光客や外国人は解放区までです。
和尚たちの希望は聖地を自由に撮影出来るというものです。
聖地に入るにはゲートを3カ所通過せねばならず、
最初のゲートでつまずきました。
聖地で生活しているカザフ族の知人の設定で申請していたのですが、
外国人ということが知られ、OKが出ませんでした。
この時に和尚たちは聖地の住民2人を同乗させて行くことになっていました。
住民2人というのは村の長で、いわゆる“顔が利く”ということもあって、
彼らの機転もきいてやっとのことで許可が出ました。
私たちが、長の孫が日本に留学している学校の先生で、
その先生を村に招待することで許可を得ました。
もちろんパスポートの提示は必要でした。
おそらく、日本人最初の訪問だったのでしょう。

あとは外国人立ち入り禁止地区ではカメラ類は隠し、
車外の出られず、スパイに間違われないようにしたのは
いうまでもありません。

生活をアップします。

パオの夜


パオの中(モンゴル族)


子供たち(モンゴル族)


子供たちはよく働きます






ウイグル族の子供


ウイグル族の衣類の生地


シシカバブーを焼いています


街の市場風景


村の市場風景


村の肉売り場(カザフ族)


パオから(モンゴル族)


ウイグル族の子供


夏の峠にて 標高4500mほどあります。急に登ると空気の薄さを感じます。
車道がジグザグに続いています。


新彊ウイグル自治区はこれで一旦終りにします。

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2 コメント

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確かに拝見 (てつまん)
2009-07-15 08:46:06
5枚目の写真が素晴らしい・・・。
子供の自然で無邪気な表情、
日本の子供が失くしたというか
親が失くさせたモノがここにありますネ。

それと確かに「オチンチン」を拝見しました^^
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てつまんさんへ (和尚)
2009-07-16 06:41:23
和尚の子供の頃、まだこのような子供の風景があったような気がします。はな垂れ小僧は見かけなくなりました。
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