爆弾低気圧が接近中。
予報では午後6時から降ると云っていた雪が3時間も早く降り始めた。
始めは、粒が小さく凝視しなければ確認できなかったのに、時間と共に堂々と姿を現し、今では完全に開き直って積もり始めた。
「明日は早起きして雪かきだね」と息巻いて私を睨むルンバと逆に肩を落とす私。
気温も下がってきて「ストーブ前」をルンバに奪われた私は、居場所を無くし重ね着のままベッドの中へ潜り込んだ。
電気毛布のスイッチを入れてヌクヌクの世界。
本を読み始めたが数分で手が凍えた。
これでは本も読めないと考えた結果、運転するときの手袋を使うことにした。
重ね着に手袋姿でベッドに寝ている私。
もしこのまま急性心不全で死んだら、完全に変死体だ。
右京さんでも、この謎は解けまい。