TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

映画「東京原発」(2004年)【DVD】

2011年04月08日 | 映画、TV・ラジオ番組
こんな時期に興味本位で見るのは不謹慎と言われそうではありますが
「東京原発」のDVDをレンタルしてきました。

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東京都知事の天馬(役所広司)は逼迫する都の財政を立て直すために
東京都心に原子力発電所を誘致すると宣言する。

都知事の言い分は、国からの交付金はもちろん、地方に原発を作ると
自然環境を破壊し、送電線の鉄塔などで景観も悪くなる。
そして都心ではすでに自然環境も景観も破壊されているので問題ない。
もちろん送電線が短いことでロスも少なくなるし、原発の廃熱を使って
都内に給湯も出来る。それで電気代も安くなるから良いことばかりと言う理論。

天馬知事の爆弾発言で会議は混乱するが、原発反対派の局長が大学教授を連れてきて
原発の危険性を会議で話し始める。
同じ頃、お台場にはフランスから極秘にプルトニウム燃料が到着していた。
その燃料を積んだトレーラーは爆弾マニアの少年にジャックされ
向かった先は何と、東京都庁。

電気を最も良く使う都心に発電所を作れば、送電ロスが少ないので
結果として電気代が安くなるのは確かでしょう。
そして、電力会社は「原発は安全」というキャンペーンをしています。
絶対に安全であるなら、何故都心に作らないのかという事は誰でも思う。
それでも原発が地方に作られ、しかも人里から距離を置いた場所に
広い敷地を確保して作られるのは、やはり万が一の事故を想定しているのでしょう。

映画の中では大学教授が、原発の危険性を力説しています。
会議室での反対派と推進派のやり取りは、テンポも良く映画としては
楽しめるのですが、いかんせん福島第1原発の事故では、指摘された
危険性が現実の事故となってしまいました。
今となっては社会派コメディ映画のはずが、笑えない映画になりました。

映画では「原発は何かあったらとんでもない事態になる」と警鐘しているのですが
現実には「原発は安全でクリーンなエネルギー」ということで、反対派を
「安全神話」で押さえていました。

ところが今も進行中の福島第1原発の非常事態で、安全神話は崩壊。
エネルギー問題は今後大胆な方針転換も必要となるでしょうね。

さて、前半の会議室での密室劇は映画として良く出来ていて良かったですが
後半からのトレーラージャックの件は、安っぽいドラマみたいで残念でした。
それでも、今だから見ておきたい映画です。内容が内容ですから今後も
地上波で放送されることは無いと思います。DVDでの鑑賞をオススメします。

そして福島第1原発で作業されている方々の安全を祈ると共に
一日でも早く原子炉が安定することを願わずにはいられません。

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原発の映画と言うとすぐに思い出すのは「チャイナ・シンドローム」
今だから、こちらも見たいと思っています。

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