狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

浦添市、「軍港拒否」で25億欠損

2013-02-23 07:15:37 | 県知事選

 ■那覇市立中央図書館の言論封殺に、断乎抗議する (抗議文例はこちらで)

 

疑問は呈示するが答は出さない。出さないままでいられるのはハムレットだけ。

実際の人間社会には答えを求められる場面の連続である。

「生きるべきか死ぬべきかそれが問題だ」(To be or not to be, that is the question.)

ハムレットの独白で有名なこの台詞は、決断すべきときに解決策が見出せず逡巡する若者の悩みを象徴的に表している。

決断を迫られたとき、なすべき方向がわかっていながら、諸般の事情で何もなさないでいるのは人間の弱いところであり、不可解なところでもある。ハムレットの独白は概ね方向の定まらぬ堂々巡りの思考であることが多いのだ。

「受け入れるべきか拒否すべきそれが問題だ」

この問題で悩む新人市長がいる。

松本哲治浦添市長のことだ。

勿論「受け入れ」の是非とは、「那覇軍港移設」のこと。

松本市長は、「受け入れ」を迫る仲井真県知事と、「拒否」を迫る翁長那覇市長という2人のベテラン政治家の間に挟まってまさにハムレットの心境だと同情する。

その一方で県内マスコミは松本市長の「拒否」の言質を盾に「公約実行」を迫っている。

松本市長は立候補当初は、儀間前市長の政策との継続性を尊重し「受け入れ」を是認していた、ところが翁長那覇市長の「オール沖縄が「拒否」の西原候補を支援し、県知事も西原候補を応援したのを見て、急遽「苦渋の決断はもはや不要」として「拒否」に変更した。

ところがである。

「拒否派」の西原候補を応援したはずの仲井真県知事が、今度は豹変し前市長の「政策の継続性」を尊重すべきだとして、松本市長に「受け入れ」是認のメッセージを送っているのだ。 なんとも複雑怪奇な沖縄の保守政界である。

 

再編交付金停止で25億欠損
浦添市は、那覇軍港の移設受け入れを拒否した場合在日アメリカ軍の再編で負担が増える自治体に支払われる「再編交付金」が停止し、交付されない総額は平成33年度までに25億円以上にのぼると試算していたことがわかりました。再編交付金は、在日アメリカ軍の再編で負担が増える市町村に国が支払うもので、浦添市には、那覇軍港の移設受け入れと引き換えに再編交付金の前身の補助金と交付金も含めて、これまでにおよそ80億円が交付されています。
浦添市は、移設受け入れを拒否した場合の市政への影響を検討したところ、政府が地元の理解を得られていないと判断し、来年度に予定している環境アセスメントの手続きを断念すれば、再編交付金の対象から外され来年度から交付金の支払いが停止する可能性があることがわかりました。
交付されない「再編交付金」の総額は、平成33年度までに総額で25億4600万円にのぼると試算しています。
再編交付金をめぐっては普天間基地の移設受け入れを拒否した名護市が平成22年に対象から外され、いまも交付金を受けていません。これについて、浦添市の松本市長は、「国の意見と考え方を聞いて、これからの対応を慎重に検討する」と話しています。
(NHKニュース 02月22日 13時19分

                         ☆

■浦添市、「軍港拒否」で25億欠損

>那覇軍港の移設受け入れを拒否した場合在日アメリカ軍の再編で負担が増える自治体に支払われる「再編交付金」が停止し、交付されない総額は平成33年度までに25億円以上にのぼると

松本市長がこの現実にどう決断するか。

>那覇軍港の移設受け入れと引き換えに再編交付金の前身の補助金と交付金も含めて、これまでにおよそ80億円が交付されています。

「食い逃げ」の謗りを受けないために何をなすべきか。

 

松本浦添市長のことを「現実と理想」を見る目のバランスの取れた政治家だと書いた。

稲嶺進名護市長のように現実には目を閉ざし、「基地撤去」という理想のみ追い続けると「稲嶺不況」と言われるように名護市民を不況のどん底に陥れることになる。

「普天間移設」に加えて「軍港移設」という新しい火種を作らないため、現実を見据えた若き市長の英断を期待する!

              ★

【緊急告知】 
 
Fence Cleaning Project in 野嵩ゲート

先週、多くの方々のご参加により綺麗に清掃した野嵩ゲートですが、
土曜日の夜、テープを貼る連中が現れ、このような惨状へと変わり果ててしまいました。
綺麗な街並みが続いたのは6日間だけでした、とても残念です。
このまま放置はできませんので、急遽除去作業を開催したいと思います。
2月24日 日曜日の午後1時、野嵩ゲートに集合し、フェンスに貼られた赤いテープや風船、赤旗を除去します。

必要なものは、除去用のカッターナイフ、ゴミをいれるビニール袋、ラジオペンチ等必要と思われる道具を各自ご持参ください。
また、お菓子などの差し入れも大歓迎です。
また、途中からの参加もOK、参加時間は各自にお任せします。

どなたでも参加自由の清掃作業です。
自分たちの手で、街の景観を取り戻して参りましょう。
また、シェアや友人への声かけも宜しくお願いいたします。

Fence Cleaning Project  連絡先 090-8305-4896
 ※呉屋等宜野湾市議が参加いただけるという情報も入っています
宜野湾市議の呉屋 等さんからの情報です。宜野湾市にはこのような条例がありますので、フェンスにリボンやテープを貼付けないでください!というサヨクへの警告です。呉屋市議のウォールに友達限定で投稿されていました。)
写真
NO LITTERING!!

宜野湾市ポイ捨てのない快適なまちづくり条例

第1条(目的)
... この条例は、市民等、事業者、土地の占有者等及び市が一体となって、空き缶、吸い殻等の散乱又は落書きを防止することにより、市民が健康で快適な生活を営み、生きがいを共感し、誇れるまちづくりに寄与することを目的とする。

第2条 定義
(6)落書き 建物、堀その他の工作物にみだりにペイント、墨、油性フェルトペン等により文字、図形もしくは模様を書くこと又は書かれた文字、図形若しくは模様をいう。

第7条
何人も、みだりに空き缶、吸い殻をポイ捨てし、又は落書きしてはならない。

(措置命令)
第8条 市長は、前条の規定に違反した者に対し、美観の保持のため必要があると認めるときは、期限を定めて、捨てた空き缶、吸い殻等の回収その他必要な措置をとるべきことを命ずることができる。
もっと見る
NO LITTERING!! 宜野湾市ポイ捨てのない快適なまちづくり条例 第1条(目的) この条例は、市民等、事業者、土地の占有者等及び市が一体となって、空き缶、吸い殻等の散乱又は落書きを防止することにより、市民が健康で快適な生活を営み、生きがいを共感し、誇れるまちづくりに寄与することを目的とする。 第2条 定義 (6)落書き 建物、堀その他の工作物にみだりにペイント、墨、油性フェルトペン等により文字、図形もしくは模様を書くこと又は書かれた文字、図形若しくは模様をいう。 第7条 何人も、みだりに空き缶、吸い殻をポイ捨てし、又は落書きしてはならない。 (措置命令) 第8条 市長は、前条の規定に違反した者に対し、美観の保持のため必要があると認めるときは、期限を定めて、捨てた空き缶、吸い殻等の回収その他必要な措置をとるべきことを命ずることができる
 
【緊急告知】 Fence Cleaning Project in 野嵩ゲート    先週、多くの方々のご参加により綺麗に清掃した野嵩ゲートですが、  金曜日の夜、テープを貼る連中が現れ、このような惨状へと変わり果ててしまいました。  綺麗な街並みが続いたのは6日間だけでした、とても残念です。  このまま放置はできませんので、急遽除去作業を開催したいと思います。  2月24日 日曜日の午後1時、野嵩ゲートに集合し、フェンスに貼られた赤いテープや風船、赤旗を除去します。    必要なものは、除去用のカッターナイフ、ゴミをいれるビニール袋、ラジオペンチ等必要と思われる道具を各自ご持参ください。  また、お菓子などの差し入れも大歓迎です。  また、途中からの参加もOK、参加時間は各自にお任せします。    どなたでも参加自由の清掃作業です。  自分たちの手で、街の景観を取り戻して参りましょう。  また、シェアや友人への声かけも宜しくお願いいたします。    Fence Cleaning Project  連絡先 090-8305-4896

 

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6 コメント

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Unknown (石垣島読者)
2013-02-23 12:15:04
> 「那覇軍港移設」のこと。

移設問題があることは知っていましたが、具体的な事情はよく解かりません。
土地は、公有地でしょうか、民間所有地でしょうか。今日まで相当額の軍用地料を
受取っていながら、浦添市へ移転を迫るのが県知事で、翁長那覇市長は
なぜ「拒否」を迫るのでしょうか、移設問題を膠着させて「軍用地代」を支払わせ
続ける算段(たかり)なのか、仮に再開発を目論む那覇市ならば「移設推進」だと
思うのですが、読者にはまったく理解不能です。
「疑問」の所在とその「答え」がまったく分からないのが正直な気持ちです。

これまで浦添市に国から80億円が支払われていたのは、移設前提であったのであれば、
国との約束違えれば80億円国から詐取したことにはなりませんか。国の会計制度で
国は返還請求できない性質の80億円だったということでしょうか。
いずれにしても答えが解からない、疑問だけが残ります。

> 松本市長は、「受け入れ」を迫る仲井真県知事と、
> 「拒否」を迫る翁長那覇市長という2人のベテラン政治家の間に挟まって
> まさにハムレットの心境だと同情する。

> その一方で県内マスコミは松本市長の「拒否」の言質を盾に「公約実行」を迫っている。


なぜ「県内マスコミは「拒否」の言質を盾に「公約実行」を迫っている。」のか、これも
不可解です。普天間問題と同じような状況を作る県内偏向マスコミお得意の世論操作か??

> なんとも複雑怪奇な沖縄の保守政界である。

同感です。「沖縄自民党」の考えがよく解かりません。
安倍総理は米国訪問で積極的な外交活動中のところ、「沖縄自民党」の無自覚と無責任さ
いったいどういうことでしょうか。呆れます。


安倍首相「同盟の絆、完全復活」
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013022300054
【ワシントン時事】安倍晋三首相は22日、オバマ米大統領との初の首脳会談について
「日米同盟の信頼、強い絆が完全に復活したと自信を持って宣言したい」と記者団に語った。
(2013/02/23-05:34)

尖閣は安保適用対象=米長官、早期訪日に意欲-日米外相会談
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol
 【ワシントン時事】訪米中の岸田文雄外相は22日午後(日本時間23日早朝)、
ワシントンの国務省でケリー国務長官と会談した。
ケリー長官は沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中対立に関し、
「(尖閣は)日米安全保障条約の適用範囲にあるとの揺るぎない立場を確認する」と表明。
岸田外相が訪日を要請したのに対し、「早期に日本を含むアジア諸国を歴訪したい」
と意欲を示した。 (2013/02/23-08:34)


返信する
ダブルスタンダード稲嶺 (安仁屋正昭)
2013-02-23 12:23:29
ハンセン継続使用要求 名護議会、意見書可決 返還予定162ヘクタール 平成23年9月27日(火) 沖縄タイムス
ことし(H23)12月に返還予定の米軍キャンプ・ハンセン内の軍用地162ヘクタールについて、名護市議会(比嘉祐一議長)は26日の9月定例会で、与党系市議が提出した継続使用を求める意見書を賛成多数で可決した。中略
 返還予定地は市嘉瀬、幸喜、許田の3区にまたがり、ほとんど市有地。市によると、軍用地料1億3,000万円が市に入り、市が面積に応じて喜瀬に3200万円、幸喜に約1900万円、許田に約20万円の分収金を支払う。

こいつら、基地容認と金はリンクしないと言っているが、 立派にリンクしているじゃん!
稲嶺の二枚舌は、今年で終わらせねばなりません
返信する
東門沖縄市長も 嘘つき (安仁屋正昭)
2013-02-23 13:02:04
返還後に陸上自衛隊の射撃場建設が予定される沖縄市の嘉手納弾薬庫内旧東恩納弾薬庫地区について沖縄市は2006年9月22日、国の返還実施計画案に対する意見書を那覇防衛施設局に提出した。市の跡地利用を前提に、国による返還前の環境調査と原状回復を要求。その上で「返還後に自衛隊の管理を要しない」とあらためて継続使用拒否を表明している。

東門美津子沖縄市長は8月22日、同市軍用地等地主会会館で地権者から意見を聞いた。地権者は、射撃場建設に反対している東門市長に対し、「自衛隊の使用を継続させるべきだ。地料が入らなくなれば死活問題になる」と、継続使用を求めた。

陸上自衛隊の小銃射撃場に反対し、全面返還を求めていた東門美津子沖縄市長は12月15日、「前市政ですでに予約締結の同意書を国に提出していたという事実は重い。射撃場建設に反対の姿勢は変わらないが、契約をすべて白紙に戻せる状況ではない」として、全面返還を断念、返還地約五十八ヘクタールのうち市有地を含む二十一ヘクタールの返還を国に求めていく方針を明らかにした。
返信する
Unknown (ま゛)
2013-02-23 15:46:55
移設前提で80億ももらってたんなら何も迷う必要はない。移設すればよろしい。移設しないなら当然80億は返還しなければならないし、移設前提で準備を進めてきた国の計画をつぶしたことにたいする賠償もしなければならない。
でなければ単なる詐欺市だ。
返信する
英断=当然の帰結 (憂国契約社員)
2013-02-23 21:03:04
「オール沖縄」なるものが、実態の伴わないまやかしだということは、隠し様の無い事実です。金銭問題はさて置き、「日本の中の沖縄」という視点に立てば、結論は一つのはずです。
返信する
狼魔神様へ (Fence Cleaning Project)
2013-02-23 22:50:20
先ほど、狼魔神日記を拝読したという読者の方からお電話があり、明日の清掃作業への参加の申し出を頂きました。

純粋に、街の風景を綺麗にしたいという思いで企画しているこの活動ですが、このように高名なブログで取り上げていただくことで、多くの方々が勇気を持って参加表明して頂けることに、心が熱くなります。

また、付近を通行する皆さんにお願いがあります。
もし、フェンスに異物をくくりつけているところを目撃された場合、接近して注意などせずに、離れたところで車を停めて110番通報願います。

この大人げない行為をやめさせ、もとの綺麗な景色を取り戻すために、今後とも市民の皆様のご協力をお願い申し上げます。

また、率先してこのFence Cleaning Projectを取り上げていただいた狼魔神様に、心から感謝を申し上げます。
今後とも、フェンスを汚した者たちの所行の数々を画像で記録してありますので、ぜひ取り上げて頂き、沖縄の平和運動の正体を露わにして頂くことを、心から願うものです。

by Fence Cleaning Project 
返信する

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