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狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

沖縄県、夏の参院選、秋の県知事選へ自公の勢い続く

2022-03-03 05:42:54 | 政治

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石垣市長選、保革共闘を退け中山義隆氏が4選

夏の参院選、秋の県知事選へ自公の勢い続く

 任期満了に伴う沖縄県石垣市長選は27日に投開票され、無所属現職の中山義隆氏(54)=自民、公明推薦=が、無所属新人で保革共闘の支援を受けた元市議の砥板芳行氏(52)を破り、4選を果たした。自公は今年実施された県内3市長選で全勝し、決戦となる秋の知事選に向けて弾みをつけた。(沖縄支局・豊田 剛)


 

尖閣諸島周知で手腕発揮、来年度の陸自配備に弾み

石垣市長選、保革共闘を退け中山義隆氏が4選

当確が出て万歳三唱する中山義隆氏(前列左から2人目)=27日、沖縄県石垣市浜崎町の選挙事務所(豊田剛撮影)

 秋の知事選を含めた重要な選挙が続く「選挙イヤー」の沖縄県。1月23日投開票の名護市長選と南城市長選では自公推薦の候補が当選。同日に予定されていた八重瀬町長選は無投票となり、事実上の3勝だった。

 それに続く重要な選挙となった石垣市長選でも自公陣営が勝利した。県第2の都市である沖縄市長選が4月下旬に控えるものの、夏の参院選、秋の知事選に向けて弾みをつけた。

 中山氏は過去3回の市長選と同じ自公選挙協力体制に支えられた。多選批判もあったが、3期目の後半2年間、新型コロナウイルス対応に追われたのは事実。「落ち込んだ経済、市民生活を元に戻さなければ終われない」と訴え、一定の理解を得た。

 中山氏の市政運営は市内外で一定の評価がある。就任前と比べ、観光客と観光収益は倍増した。今年3月には国際線ターミナルが開設され、ポストコロナの観光に期待が高まる。また、老朽化した市庁舎は昨年末、海抜が高い地域に移され、県内11市で初めて赤瓦を使った沖縄らしい市庁舎を完成させた。

石垣市長選、保革共闘を退け中山義隆氏が4選

当確を受けインタビューに応じる中山義隆氏=27日、沖縄県石垣市浜崎町の選挙事務所(豊田剛撮影)

 コロナ対策では、全国でも早いペースで高齢者の3回目接種を実施。高齢者施設や85歳以上は1月中に終わらせた。石垣市で演説した前ワクチン担当相の河野太郎自民党広報本部長は、石垣島はワクチン接種の先進地区と誇った。

 当確を受け、中山氏は記者団を前に「3月に国際線ターミナルがオープンする。ワクチン接種が進んで安全な台湾との交流を早い時期に再開させたい」と抱負を述べた。

 尖閣諸島の周知・広報についても余念がなかった。2019年には議会で可決された通り、尖閣諸島の地名に島名を入れる字名変更を実施。21年には字名を明記した標柱を制作した。今年2月には尖閣諸島海域の環境調査を敢行。石垣市と周辺離島を結ぶ離島ターミナルには昨年12月、「尖閣諸島情報発信センター」を開設し、尖閣諸島が石垣市圏域にあることを積極的に発信している。

 八重山防衛協会の三木巌会長は、「安全保障環境が厳しい今、予定通り自衛隊を配備しなければならない。中山市長が再選されてほっとしている」と話した。

保革共闘の限界が露呈、「オール沖縄」立て直し急務

 一方、革新陣営は最有力候補だった保守系元市議会議長が出馬を断念したことで人選が難航。選挙戦での出遅れ感は否めない。前回市長選に保守陣営を割って出馬した故・砂川利勝元県議の支持者とタッグを組んで、初の保革共闘体制を構築。市議会与党を離脱した保守系の砥板氏擁立に至ったのは1月中旬だった。

 前回18年の市長選は保守分裂の三つ巴(どもえ)となり、中山氏が1万3822票、革新系の宮良(みやら)操氏は9526票、砂川氏4872票だった。宮良氏と砂川氏の票を単純に足せば中山氏を上回り、保革共闘で勝てると踏んだわけだ。

 砥板氏を支持する保革共闘陣営は、保守層をどこまで引き込めるかが注目された。砥板氏は、砂川氏の出身地である石垣島北部から選挙戦をスタート。「志半ばで亡くなった砂川さんの意志を引き継ぐ」と強調し、弔い選挙の様相を演出。さらに、政党に推薦を依頼せず、議員の応援は沖縄選出の国会議員と県議らに限定するなど、革新色を薄めるよう努めた。

 玉城デニー知事は、選挙期間中、一度も石垣入りしなかった。名護市長選では選挙期間中、4度名護入りしたのとは対照的だ。砥板陣営関係者は「知事は過去3年半の間、ほとんど石垣に足を運んでおらず、一定の批判もある。沖縄本島ほどの人気はない」と話した。

 陸上自衛隊の配備を容認する中山氏は、市長として陸自配備の是非を問う住民投票は提案しないと明言したが、砥板氏は住民投票の実施を主張した。ただ、陸自駐屯地の工事は始まっており、「だれも止められないことは大半の市民は理解している」(中山選対幹部)ため、市民の関心は高まらなかった。

 その結果、選挙戦で砥板氏は陸自配備についてはあまり触れず、中山氏による長期政権の弊害と「チェンジ市政」のスローガンを前面に押し立てた。

 沖縄出身の金城泰邦衆院議員(公明比例)は、「左右ごちゃまぜでは何の政治も実現できない」と保革共闘を揶揄(やゆ)した。

 共産党の志位和夫委員長は昨年の衆院選で「沖縄は保革共闘をスタートさせた」と誇らしげに語ったが、今回、辺野古移設は争点にならなかったものの、保革共闘の限界が露呈した。玉城知事は「一喜一憂することはない」と強気の姿勢を示しているが、「オール沖縄」の立て直しが必要だというのが大方の認識だ


= メ  モ =

石垣市長選挙結果

 中 山 義 隆(54)   14,761票
 砥 板 芳 行(52)   12,307票
 無     効          333票
投票率=70.54%(前回比-3.01ポイント)


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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (amai yookan)
2022-03-03 18:09:56

>玉城デニー知事は、選挙期間中、一度も石垣入りしなかった。名護市長選では選挙期間中、4度名護入りしたのとは対照的だ。砥板陣営関係者は「知事は過去3年半の間、ほとんど石垣に足を運んでおらず、一定の批判もある。沖縄本島ほどの人気はない」と話した。

◆    ◆

沖縄本島でもデニーさんの人気は、とっくの昔に期限切れ」って言うか、間違って投票されただけ?

4度も名護入りしたので、お陰で落ちたよーだ、、、石垣で来るのを拒んだことは、正解・来てればもっと大差で負けだった


>保革共闘の限界が露呈、「オール沖縄」立て直し急務

◆    ◆

保革共闘って、元々無理・沖縄本島では「共産党が送り込んだ知事室長や・副知事が知事職・代行運転して」・「知事は、遠隔操作のロボット状態」と、なった。これ

● もう、皆バレバレでこの手は、2度と使えなくなっていた。のに、、、無理やり八重山でやったとは、情勢判断の甘さ・間違いに驚いた限りだ!!

・「翁長騙しは期限切れで・通用しない」のにだ、、、
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