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中国、尖閣「核心的利益」と言った?日中にズレ
2012年05月14日12時41分
提供:読売新聞
【北京=高橋勝己、大木聖馬】野田首相と中国の温家宝首相による13日の首脳会談では、尖閣諸島を巡って激しい応酬が行われたが、会談内容に関する日中双方の解釈に微妙なズレが生じている。
中国中央テレビや国営新華社通信は13日夜、温首相は分離独立運動が続く新疆ウイグル自治区の問題と尖閣諸島の問題を並べ、「中国の核心的利益と重大な懸案事項を尊重するよう(日本側に)求めた」と報じた。核心的利益と重大な懸案事項をひとくくりにし、尖閣諸島が「核心的利益」とも読み取れるように報じたものだ。
これに対し、野田首相は会談で、尖閣諸島が日本固有の領土であることを強調した上で、「尖閣諸島周辺を含む中国の活動の活発化が日本国民の感情を刺激している」と中国側に自制を求めた。
藤村官房長官は14日午前の記者会見で、「温首相から尖閣諸島をめぐる問題と核心的利益という言葉を結びつける発言はなかった」と述べた。日中関係筋によると、中国政府も日本側に対して、「温首相の核心的利益に関する発言は尖閣諸島を含むものではない」と説明している。
中国の国営メディアが、尖閣諸島が核心的利益に当たるとも取れる報道を行った背景には、東京都の石原慎太郎知事が買い取りを表明するなど、尖閣諸島を巡る一連の日本の動きに中国のネット世論でも不満が高まっていることがある。
胡錦濤政権は対日政策で弱腰な姿勢を示すことはできず、国営メディアは中国政府の意向も踏まえて、温首相が日本側に強い態度を示したことを国内向けにアピールしようとしたとみられる。
☆
温首相が日中首脳会談で尖閣諸島は中国の「核心的利益」と解釈できる発言をした。
発言のインパクトに驚いたのか藤村官房長官や中国関係筋は「核心的利益」と尖閣諸島とは無関係である、火消しに必死の様子。
中国関係筋が何者かはさておいて、首脳会談会談直後、「温首相の核心的利益に関する発言は尖閣諸島を含むものではない」と、後付で弁解したのは、中国側が我が国民の愛国心を見くびっていた表れである。
頼まれたわけでもないのに、毎日急増する「尖閣購入献金」の金額の大きさに、石原都知事の愛国的言動を支持する国民が圧倒的に多いことに中国側は認識し、たじろいだのだ。
石原都知事の尖閣購入宣言の後初めて行われた日中首脳会談で、中国の最高幹部の1人がチベットやウイグルなど触れて欲しくない地名と同じ文脈の中で「核心的地益」という文言を発したことに重要な意味がある。
中国に取って「核心的利益」と公言することはいわば刀の鯉口を切ったようなもの。
いつでも抜刀して攻撃する用意があると言う武力行使宣言のようなもの。
侵略国家中国の象徴的「核心的利益」であるチベット、ウイグルを、尖閣諸島と並べて発言した事実は、中国政府側が後でどんなに取り繕っても、温首相が「尖閣諸島は中国の核心的利益」という意味で発言したことは明白である。
何よりの証拠は、石原発言の直後、近習平次期国家主席は、高村元外務大臣が会談した折に「核心的利益」と発言しているではないか。
その折に習氏は「相手にとって核心的利益、重大な関心を持つ問題については慎重な態度を取るべきだ」、「日中の政治家は無責任な発言をすべきではない」とも強調した。
具体的に何が核心的利益に当たるのかは明言しなかったが、石原慎太郎東京都知事が表明した都による沖縄県・尖閣諸島購入方針へのけん制とみられるのは誰が考えても明白だ。
では、これまで対日外交では絶えず高圧的態度で押し通してきた中国が態度を一変、、「核心的利益は尖閣諸島を意味していないと軌道修正をした理由は何か。尖閣に関して。野田首相との思わぬ論戦で日本側が面と向かって明確に領土権の主張したことも中国側には驚きだったが、主な理由は他にあった。
前にも言ったが、石原都知事の尖閣購入宣言を支持する国民が圧倒的に多いと言うこと。
言葉を換えれば尖閣諸島に関心を寄せる愛国者の数が中国の予想をはるかに上回ったと言うことだ。
中国は「核心的利益」を錦の御旗にして弱小国家を侵略するヤクザ国家だが、弱小国家でも相手が毅然として対抗処置をする場合は、何も手が出せない「弱いもの虐め」の典型のような国だ。
最近では昨日紹介したパラオの例があるが、南シナ海で睨み合いが続くフィリピンとの領海争いでも、フィリピンが米軍の後押しを得て一歩も引かぬ毅然とした態度を示したら、この有様である。
南シナ海を休漁期に 中国、比との解決図る?
2012.5.14 00:23 [中国]
4月10日、南シナ海のスカボロー礁で、フィリピン海軍の調べを受ける中国漁船。捜査をきっかけに、中比両国の巡視船などがにらみ合いを続けている(フィリピン海軍提供・共同)
南シナ海のスカボロー礁で、中国漁船に乗り込むフィリピン海軍の兵士=4月10日(フィリピン海軍提供・共同)
新華社電によると、中国農業省南海区漁政局の当局者は13日、南シナ海の大部分の海域で16日から2カ月半の休漁期間を設定すると明らかにした。
対象の海域には中国とフィリピンの両国艦船がにらみ合っているスカボロー礁(中国名・黄岩島)付近も含まれている。中国側にとっては当該海域に中国漁船を入れない休漁期間の設定を、問題解決の糸口にしたい狙いがあるとみられる。
同電によると、休漁期間中は原則として操業が禁止され、違反した場合は処罰される。だが、一部の漁法については操業が許可されるという。資源確保などの目的で、南シナ海では例年、同時期に休漁期間を設定している。
スカボロー礁ではフィリピン海軍の艦船が先月、停泊中の中国漁船を違法操業の疑いで調べたことをきっかけに、中国の海洋監視船が駆けつけ、両国当局の艦船がにらみ合う状態が続いている。(共同)
フィリピンのごとき軍事小国は恫喝で平伏すと見くびった中国だが、怯えて土下座すると思いきや、フィリピンの予想外の強気の態度に振り上げた拳の下ろしどころを模索した。
その結果が「休漁期にする」とは、とんだ大笑いである。
中国も池野メダカさんのファンなのか。
コキントウ主席の前では蛇に睨まれたカエルのyとうに、目も見ることが出来なかった菅前首相に比べれば、温首相に「尖閣は我が国固有の領土」と明確に主張しただけ野田首相はまだ良しとすべきだが、これは野田首相自身の言葉ではなく、従来の我が国の見解を繰り返したに過ぎない。
言葉を変えれば八重山教科書問題で沖縄2紙に忌み嫌われた育鵬社版教科書に明記されている文言(国の見解)を繰り返したことになる。
これだけを見ても中国の尖閣領有の主張をそのまま掲載した東京書籍版教科書の採択に狂奔した沖縄2紙など「極悪複合体」は中国の走狗に成り果てた売国奴と言うことができる。
★
【おまけ】
中国の次期国家主席が「尖閣は核心的利益」と公言した一週間後、国境の島石垣で「尖閣問題」のトークライブが行われた。
時宜を得た絶好の企画だと思われるのだが、これを「発狂3紙」は黙殺し、八重山日報のみが写真入で大きく報じた。
「発狂3紙」は地元紙としての使命感を勘かなぐり捨てて、中国の広報紙と成り果てたことを公言したようなものである。
「居住可能な環境を」 尖閣の有効利用で提言 緊急トークライブ
「どう守る、日本の国境と離島」をテーマにした八重山防衛協会青年部主催の緊急トークライブが5日、大浜信泉記念館で開かれ、国会議員や識者などが意見交換。尖閣諸島の有効利用を求める声が出た。
スピーカーは佐藤正久参院議員、山田吉彦東海大海洋学部教授、砥板芳行市議、コーディネーターはジャーナリストの井上和彦さんが務めた。
山田教授は尖閣諸島の有効利用について「人が居住できる環境を作ることが、自然を守ることにつながる」と指摘。尖閣諸島を購入する意向を示している東京都とタイアップして「第二の小笠原諸島を作ろう」と呼び掛けた。
周辺海域の管理については「台湾と手を握ることも必要」と述べ、台湾との共同利用に向けた仕組み作りを求めた。
尖閣諸島の領有権を主張する中国の動きについては、佐藤参院議員が「中国にとって石垣島周辺は、軍事的にも漁業にとっても大事。これから、とことん『おれたちのものだ』と宣伝してくる」と警戒。
その上で「国境の島に人が住んでいただくことが日本の安全保障につながる。住んでいただく以上は、政府の責任で命を守るためのいろいろな手立てをしないといけない」と強調した。
先島への自衛隊配備について砥板市議は「防衛省が住民に対して説明不足。南西諸島が地政学的にどのような位置にあり、海洋国家日本がどのような施策で守っていくのか、しっかりした意思を示してほしい」と求めた。
☆
【おまけ】2
5月12日の「祖国復帰40周年記念式典」の詳報が入りました。
パレードは350名、2班に分かれて行進。宜野湾市民会館は満員の1,350名でした。
これは左翼集会のような水増しではなく配布した日の丸小旗の数と受付名簿による正確な数字です。
【動画】も配布されました。
「日本人の誇り」津川雅彦氏。
「わが祖国チベットと沖縄」ぺマ・ギャルボ氏。
http://www.youtube.com/watch?v=f1mr9FvJ658
http://www.youtube.com/watch?v=9fMqvLtzano&feature=channel&list=UL
http://www.youtube.com/watch?v=qKLGwIJ2ZX8&feature=channel&list=UL
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★★★★お知らせ★★★
日本復帰40周年 日米友好促進・感謝festivalがおこなわれます。
日時:5月19日(土曜日)13:00〜15:30
場所:沖縄市民会館大ホール
参加無料です
皆さん奮ってご参加ください。