狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

宴の後の厳しいツケ  沖縄が学力全国最下位!

2007-10-26 08:20:10 | 教科書

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当日記を立ち上げた当初はエントリー記事内容が現在とはかなり違っていた。

スポーツをはじめ、いろんな分野で活躍する沖縄の若者へ声援を送ろうといったエントリーが多かった。

ある意味では「お国自慢ブログ」のような性格もあった。

地元高校の甲子園出場には熱が入った。

何時の頃から現在のように1人でムキなる記事内容に変ってきたのだろう。

回想にふけっている場合ではなかった。

昨日の琉球新報が宴の狂乱から醒めたように、1面と社会面のトップを「教育問題」の大見出しで飾った。

記事内容に思わずため息をついてしまった。

エントリー記事にしようと思ったが過去のボクシング記事でお茶を濁した。

想定外と言おうか、それとも案の定と言おうか、当日記が触れなかった「学力最下位」記事について二人の読者からコメントを頂いた。

 

Unknown (きんじょう)
 
2007-10-25 23:35:06
 
狼魔人さん
すみません  コメントがちがいますが、憤りが・・

沖縄タイムス

「一方、県には来年度以降、全国学力テストへの参加を見合わせるという選択肢もある。沖縄大学の加藤彰彦教授は「地域性を無視した全国一律の学力テスト自体に反対」とし、「地方分権で『教育』はつくられるべきで、沖縄と東京では子どもへの期待や状況は違う。各地方ごとに『こんな子を育てたい』と考えるべきで、地域の教育をつぶしてはいけない」と訴え、画一的な教育の在り方を批判した。」

恐ろしい。胸を張るどころか、完全に逆切れ状態。これが沖縄タイムスの本音とみた。

                      *
 
 きんじょうさんの憤り、痛いほどわかります。 (Mika Wilson)
 
2007-10-26 00:52:37
 
私は「ゆとり・左翼偏向・日教組」による学校教育の怠慢、指導力欠如の痴呆公務員教師に、烈しい怒りを持ち続けてきました。息子は公立小・中で集団リンチにあいました。学校は、校長以下、気付かなかった、で逃げまくり。薄っぺらなパンフレットまがいの教科書すら、まともに最後まで教えきらせず、やれ部活に、ボランティアに、体験学習。私は息子を登校回避させ、自分の私塾でこの5年間スパルタ教育で、育ててきました。先の世界日報のエントリーに、仮想質疑・討論のシュミレーションを重ねる原告側弁護士に、長い勉学の賜、高い知性を見ます。私事にて恐縮です。実は、息子に「マミ、レベルの高いブログは、過去ログもそれぞれのエントリーも、最初からきちんと読み取らなきゃ、駄目だろ。早とちりで、狼さんのブログ、もう読めなくなるの?!なんて、取り乱して、恥ずかしいぜ。俺は、ああ引用部分が、次回から読めないシステムなんだな。狼さんのブログ本文の事じゃあないんだと、わかったよ。」と馬鹿にされました。お恥ずかしい母親です。親が子に遺してやれるもののうち、教育は最重要だと思います。沖縄の将来は、知性の復権にかかっているはず。
 
                      ◇

宴が終わった。

その高いツケが沖縄の教育界に回ってきた。

狂気の渦に沖縄の教育を巻き込んだ「11万人」集会のツケは「学力全国最下位」という不名誉な勲章だった。

沖縄の教育界を政治活動に駆り立てた教育界の総責任者が、

「衝撃を受けている」(新報)と言っている。

だが、これは政治活動へのお遊びが過ぎた当然の報いではなかったか。

                     *

 

沖縄、全教科で最下位 全国学力テスト結果 カメラ  (10/25 9:36)

記者会見で全国学力テストの結果を説明する仲村県教育長=県教育庁

 文部科学省は24日、小学校6年と中学校3年を対象に学年全員対象の調査として43年ぶりに実施した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。沖縄県の公立校の平均正答率は国語、算数・数学の各教科で全国平均を約5―15ポイント下回り、すべての教科で全国最低の数値だった。基礎的知識を問うA問題の平均正答率57―77%に対し、活用を問うB問題は48―64%と約20ポイント程度低く、全国と同様、活用力に課題が残った。
 仲村守和県教育長は今回の結果について「
強い衝撃を受けている。厳粛に受け止め、県民総ぐるみの学力向上対策を強力に進めたい」と述べ、12月までに行政や有識者、教諭らで構成する県検証改善委員会を設置し、結果分析や対策を検討していく方針を示した。(略)
 
(琉球新報 10/25 9:36)

                     ◇

仲村守和県教育長は今回の結果について「強い衝撃を受けている。厳粛に受け止め、県民総ぐるみの学力向上対策を強力に進めたい」と述べ、

この教育長さん、「県民総ぐるみ」とは良く言ってくれる。

つい一ヶ月前には県下の校長を前にして「教科書検定意見撤回を求める県民大会」について、

校長先生方も全員、参加していただきたい。職員にも声を掛けていただきたい」と述べ、

大会参加にはっぱをかけていたのはこの教育長ではなかったのか。
教育長「県民大会 全校長参加を」

そのとき「県民総ぐるみ」でと言ったかどうかは定かではない。

だが、県の教育長が校長を前にこのような訓示を垂れたのなら、それは一種の業務命令とれても仕方がない。

その結果、各校長が各学校で生徒たちに大会参加を強制したといわれても仕方がない。

事実、学校内の運動に留まらず生徒が案内ビラを各家庭に配っていたという話しも聞く。

「県民総ぐるみ」の勢いで仲村教育長が県下の学校に「政治運動」への参加を業務命令したことは事実だ。

一時が万事という。

教育長自らこのような政治運動に走る言動をするということは、

常日頃の教師の政治活動や、生徒の「平和学習」を大目に見るどころか推奨した結果ではないのか。

今回の学力全国最下位はこのように、子供を政治活動に教育長自ら駆り立てるような沖縄の特殊な風土がもたらした結果である。

今朝の読売記事によると、文科省は記者会見で次のように言っている。

今回のテストには、知識を問うA問題と、知識の活用を問うB問題があり、結果は予想通り、論理的な思考力や表現力など、広い意味での読解力が必要なB問題に課題があった。ただ、「応用が弱い」「記述式が弱い」というだけで終わらせず、弱さの中身を吟味することが大事だろう。 ≫(読売新聞 10月25日)

学力低下の生徒を責めるのは酷だろう。

沖縄の教育界全体が基礎学力向上の努力を怠ったことこそ責められるべきであり、政治活動でウツツを抜かしている場合ではなかったはずだ。

こんな大学教授がいるから、基礎学力は何時まで経っても向上しない。

全国学力テストへの参加を見合わせるという選択肢もある。沖縄大学の加藤彰彦教授は「地域性を無視した全国一律の学力テスト自体に反対」とし、「地方分権で『教育』はつくられるべきで、・・・≫(沖縄タイムスーきんじょうさん)

歴史教科書は沖縄独自の左翼歴史観の教科書を作れ(沖縄条項)、

と叫んだと思ったら、この教授、基礎学力も「県民感情」に配慮して、

「沖縄条項」で作った特別の授業をしろって言うのだろうか。

勉強に「うちーなーんびけーん」(沖縄独特)を持ち込むのは、少なくとも基礎学力をつけてからでも遅くはないですか、加藤先生。

上記読売記事の論理的な思考力や表現力など、広い意味での読解力が必要なB問題に課題があった」は沖縄の学生・生徒がもっとも弱点とする部分。

藤原正彦お茶の水大学教授が言う「(小学校字は)一に読み書き、二に読み書き、三、四がなくて、五に算盤」は、まさに至言だと思う。

この藤原教授、専門は数学で、イギリスの大学でも教えたことが有るという。

数学と英語の達人が「読み書き」が全ての学力基礎だと言及したところに重みがある。

沖縄の学生・生徒には独自の歴史観や「地域性重視」の教育をする前に。

先ず「読み書き算盤」でしょうよ、加藤先生。

事情を飲み込めないような高校生に「教科書にウソを書いてはいけません」なんて言わせたのは、

間違った教育風土の結果ではないのですか。

教育の責任者である仲村教育長が焦っているようだが、

これは責任問題でしょう。

12月までに行政や有識者、教諭らで構成する県検証改善委員会を設置し、結果分析や対策を検討していく方針を示した。

「有識者」や「教諭」らは政治活動にうつつを抜かし、学力の向上をまじめに考える暇はないだろう。

何しろ「県民の10人に1人」が政治活動で狂乱しているのだ。

「有識者」や「教諭」はほぼ全員が狂乱していてもおかしくはないはずだ。

育長「県民大会 全校長参加を」 2007年9月7日(金) 
 二〇〇七年度第二回県立学校校長研修会が七日午前、県庁で開かれ、仲村守和県教育長は二十九日に宜野湾海浜公園で開催される「教科書検定意見撤回を求める県民大会」について、「校長先生方も全員、参加していただきたい。職員にも声を掛けていただきたい」と述べ、大会への参加を呼び掛けた。研修会には、高校や特別支援学校の校長ら七十六人が出席した。
 仲村教育長は「『集団自決(強制集団死)』は、住民に手りゅう弾が配られていることなどから、日本軍の関与はあったと認識している」とした上で、沖縄戦の実相を正しく後世に伝え、子どもたちが平和な国家や社会の形成者として育つためにも、県民とともに声を上げなければならない」と訴えた。(略)

                                               ◇

■他にも累積のツケの山■

「うちなーんびけーん」の生徒の、

夜遊び、飲酒、いじめ等々。

次のMika Wilsonさんのコメント部分に沖縄の教育が抱える問題が凝縮されている。 

仲村教育長も政治遊びにウツツを抜かす暇があったら目を通して欲しいけど・・・。

私は「ゆとり・左翼偏向・日教組」による学校教育の怠慢、指導力欠如の痴呆公務員教師に、烈しい怒りを持ち続けてきました。息子は公立小・中で集団リンチにあいました。学校は、校長以下、気付かなかった、で逃げまくり。薄っぺらなパンフレットまがいの教科書すら、まともに最後まで教えきらせず、やれ部活に、ボランティアに、体験学習。(Mika Wilson)

教育長が「県民総ぐるみ」になるのは学力向上だけではない。

集団自決だけではなく、中高生ら集団飲酒 那覇署補導

たまりかねて沖縄県議会がこれを決議したと言うから沖縄県議会は決議がよっぽど好きなのだろう。 県議会 未成年飲酒防止を決議  (10/15 16:03)

未成年の飲酒防止を議会決議するのこそ「うちなんびけーん」ジャ内ですか。

でも議員の先生方、未成年の飲酒防止を県議会で決議して解決できると本気で考えているのだろうか。

そういえば「教科書検定意見書撤回決議」も確か二度行っていた。

沖縄の県議会はよっぽど暇なのだろうか。

仲村教育長さん、学力向上の簡単な施策は教師や生徒を「政治活動」の狂乱から遠ざけることだと思いますがね。

勉強はそっちのけのこの馬鹿騒ぎ。

反省すべきでしょう。

 高校生は授業前10分 教科書検定問題学ぶ/南風原高

大学生は教科書問題を議論 あす学生沖縄サミット

大学学長は5私大学長 撤回要求

 

教育長さん、「基礎学力がないから、2万人前後と11万人を間違えるのだ!」なんていわれないように頑張って下さい。

琉球新報は昨日から「集団自決」に代わる連載特集として「『学び』再考 全国テストの波紋」を掲載開始し、今日はその二回目。

やはり宴の後のツケは厳しかった。

 

【追記】

仲村教育長、まだ懲りていないのですかね。

「中学」への波及危惧 「集団自決」検定で教育長  (10/26 9:47)

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