狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

虎の尾を踏んだ若獅子・安倍 /暴走族取締りは憲法違反?

2007-09-18 16:53:22 | 県知事選

メルマがの紹介の前に、気になるニュースを一つ。

NEWS EYE
ページ更新時間:2007年09月18日(火) 16時05分

走族追放条例違憲ではない-最高裁

社会3660520
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 広島市で暴走族の集会を開いたとして初めて市の暴走族追放条例違反の罪に問われた男に対し、最高裁は市の条例は憲法に違反しないとして上告を退けました。
 「暴走族は悪いことしてるけど、悪いことをしてるから法律でなんでもありかと言ったらそうではない」(長田竜介被告)

 元暴走族メンバー長田竜介被告(27)は5年前、広島市の公共の広場で「引退式」と称して、特攻服を着た暴走族の少年らおよそ40人と集合。市の退去命令を無視して集会を続けたとして暴走族追放条例違反の罪に問われていました。

 この罪で起訴されたのは長田被告が初めてで、一審、二審ともに執行猶予付きの有罪判決が言い渡されていましたが、18日、最高裁は「憲法に違反するとまではいえない」として、長田被告の上告を退けました。

 しかし、「条例が規制する対象が明確でなく憲法違反だ」などとする裁判官2人の反対意見もつけられました。(18日15:39)

                     ◇

裁判員制度の導入を前にして、世間離れした法律専門家の常識と「世間の常識」のあまりの乖離に怒りを顕にした橋下弁護士が「光市母子殺害事件」の弁護団に懲戒請求を扇動したとして裁判沙汰になっている。

上記裁判は最高裁まで行ったが、結局他人に迷惑をかける暴走族の主張は退けられたのでこれはよしとしよう。

しかし、「条例が規制する対象が明確でなく憲法違反だ」などとする裁判官2人の反対意見もつけられました

「世間の迷惑を返り見ない」暴走族の集会を取り締まを「憲法違反」という法律専門家がいるということは、やはり橋本弁護士が言うように「法律家の常識と世間の常識」とは乖離しているようだ。

頑張れ! 橋下弁護士

一審二審とも執行猶予付きなのに「憲法違反」をたてに最高裁まで持ち込んだのは暴走族の背後に常識離れしたアレな弁護団が存在するのでは。

こんな裁判にも弁護側は無罪を主張しているが、裁判員制度になったら懲役9年じゃ済まないね。

あおり行為で懲役9年=危険運転致死傷、2人死傷-宇都宮地裁

 

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渡部亮次郎のメイル・マガジン 頂門の一針  第936号
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         平成19(2007)年09月18日(火)

 

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「情報源の秘匿」は許されない
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            平井 修一

官僚を敵にした安倍総理は、官僚のチクリ攻撃、自爆攻撃により倒閣されてしまったが、報道ではこの間、チクリの情報源がまったく明らかにされてこなかった。

「情報源の秘匿」を盾に、チクリ情報のうちのWhat以外の4W1H
がまったく不明で、チクリ情報だけがある日、一斉に報道され、倒閣へ
の爆弾として利用される。異常である。

公務員制度改革に手を出した安倍総理は「虎の尾を踏んだ」ことで高級官僚以下の霞ヶ関はおろか、地方公務員、自治労など、「仕事はのんびり、給与はたっぷり」の役人からとことん憎まれ、反発された。

安倍政権倒閣は彼らの執念であり、今後誰が政権につこうが、彼らの甘い汁を奪うがごとき政策は絶対に許さない、「安倍のにのまえになるぞ」と牙をむいて恫喝している。

このまま「情報源の秘匿」を許していれば、多くの情報を知りうる公務
員は、益々つけ上がってチクリ攻撃、自爆攻撃を繰り返し、国益を大い
に損ねるばかりだ。

国会議員に関する情報は、「情報源の秘匿」を適用しないというルール
にすべきではないか。不正があるのならば責任を持って正々堂々と公表せよ。命がけで諫言せよ。

身を明かさずに狙撃する行為をマスコミ報道は奨励するかのように得意になって垂れ流しているが、「情報源の秘匿」を盾に弱者を守るのは理解できるものの、「自らの利益のために」敵の失策情報を漏らすという卑怯なチクリ屋、諜報工作員を守るのは、とても容認できるものではな
い。

愛読するメルマガ、山本善心の週刊「木曜コラム」2007年9月13日発行から、以下、一部引用させていただく。
http://www.fides.dti.ne.jp/~shinwa/column/shuukannkoramu/saisinn
.htm

・・・・

これまで、安倍政権に対する打倒工作は執拗なものであった。この勢力の真犯人について、国民はおろか安倍政権の閣僚ですら気付きがなかった。その中心は財務省を筆頭とする中央省庁であり、かつこれらと行動を共にする一部のマスメディア、野党民主党などの反安倍大連合だ、との見方が波紋を広げている。

安倍政権が狙い撃ちにされた最大の要因は、官僚の既得権益を保護するシステムに立ち入ろうとしたからだ。つまり「戦後レジーム(体制)からの脱却」とは、戦後築いてきた官僚の甘い汁の出所を根こそぎ解体する政策である。彼らが望むのはあくまで「官主導」であり、国民の税金扱いや既得収益に立ち入るものは徹底的に排除・壊滅させるのが掟だ。

霞ヶ関中央省庁のキャリアや幹部を中心とする安倍政権打倒の動きが、巧妙かつ急ピッチで進行中であり、連日紙面を賑わすニュースは安倍VS官僚の仁義なき戦いだ。

「安倍内閣の閣僚に対する狙い撃ちは、財務省が持ち駒を報道機関にリークしたものだ」との話が飛び交っている。そうでなければこれほど正確に、しかも連続的に公表されるネタの出所を説明できない。

昨年9月、安倍政権の発足当初に政府税制調査会会長の本間正明氏(大阪大学教授)が公務員宿舎での愛人との同棲をスクープされたのが始まりだった。

周知の通り本間氏は増税反対論者で、「反財務省」の立場にいたからだ。このスキャンダルをリークしたのは財務省であるとの説が、専門筋ではまことしやかに語られている。

中央省庁の特定部門や独立行政法人化は年々巨大な既得権益となり、焼け太りしている。現在25,500もの公益法人があり、そこには60兆円近い資金が毎年たれ流しになっているという。財政改革には、官主導による天下り先(公益法人)に対する廃止や民間委託を含め、徹底した見直しが問われるべきだ。

官僚システムは巨大な岩盤そのものであり、誰もが手をつけられない。
それを壊すには、恐いもの知らずの若いリーダーが正義感に燃えて突き進むしかない。

マスメディアは連日「仲良しクラブ」「お友達人事」と安倍チルドレンを名指しでやり玉に挙げてきた。しかしそうした経験不足の若い獅子たちだからこそ、正義感一筋でここまで踏み込むことができた、との見方もある。・・・・

民間移行で十分できる独立行政法人101の内、省庁が民間移行を認めたものはゼロだという。天下り先を決して手放さないという。公益というのはお役人にとっては「公務員の利益」なのだろう。亡国の徒に改革の鉄槌を下ろさなくてはいけない。

◆関連エントリー:役人に刺された安倍人事


 

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高校球児を政治利用 なりふりかまわぬ「県民大会」

2007-09-18 06:39:53 | 教科書

沖縄では「新聞は社会の木鐸」という言葉は絵空事に過ぎない、いや、むしろ強烈なギャグと受け取ったほうが相応しい。

社会に渦巻く矛盾、不正を木鐸を鳴らして警鐘を発するどころか,逆に新聞自らそれを助長させ、扇動の旗を振りかざしているのが、沖縄の新聞だ。

ちなみに琉球新報のコラム「金口木舌」も「木鐸」からの転用のようだが、沖縄タイムスのコラム「大弦小弦」のいわれは寡聞にして知らない。

これが、「大言壮語」の語呂合わせだとしたら、これも強烈なギャグのつもりなのか。

伊集の木会も大会参加を決定 」 とは何事かと思ったら「知的障害者を政治利用」と知って我が目を疑ったことはまだ序の口だったのか。

知的障害者をその施設長の独断で、家族ともども「政治活動」に動員すると聞けば真っ先にこれを批判するのが「社会の木鐸」の使命のはずだ。

だが、沖縄の新聞はこれに何の批判もなく、むしろ誇らしげに報じる。

だが、これで驚くのはまだ早かった。

次のニュースには沖縄の良識もここまで堕落したかとしばし絶句する。

■「政治活動」へ球児を動員■

秋季野球日程を変更 大会当日、球児参加に協力  

 29日の「教科書検定意見撤回を求める県民大会」について、県高校野球連盟は16日までに、現在開催中の県高校野球秋季大会の日程を変更し、生徒や学校関係者が県民大会に参加できるよう協力することを決めた。
 
29日には3回戦の8試合が行われる予定だったが、大会開催時間までに終了できるよう2試合とする。
 県高野連の狩俣幸夫会長は「県教育長自らが学校長に呼び掛けた経緯もあり、参加したい生徒も多いはずで、中断して協力することは当然のこと」と経緯を説明。「平和教育をリードしてきた沖縄で、県民がその思いを強く言う必要があるとして盛り上がっている。そこから高校生が学ぶこともあるはずだ」と自身も大会に期待を掛けた。

(琉球新報 9/17 9:59)

                    ◇

 >現在開催中の県高校野球秋季大会の日程を変更し、生徒や学校関係者が県民大会に参加できるよう協力することを決めた。

現在開催中の野球大会を変更させてまで、生徒を県民大会に強制動員することに何の違和感も感じない神経の麻痺ぶりに先ず驚かされる。

甲子園を夢見て白球を追う球児たちにとって雨天や悪天候で試合日程が変更されるのともかく、「政治集会」に動員するため試合日程が変更されることはそれこそ晴天の霹靂だろう。

高野連は黙って見ているのだろうか。

高野連が黙っていたらこれに批判の矢を放つのが「社会の木鐸」のはずだ。

野球を愛する高校生を、自分たちの政治活動に動員する権利を有するとでも思っているとしたら、沖縄はいまや「全体主義自治区」に成り下がってしまったことになる。

そう、全体主義への「何時か来た道」を辿っているのは彼ら自身ではないのか。

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