田布施座

演劇でつながる、役者で伝える。

読み込み

2016-04-29 18:50:48 | 日記
「走れメロス」は学校で教材にもなっている。

また、この太宰治の原作に対して物議を醸したり、

パロディー化したりしている。

それだけこの作品が二極から捉えることもできるのは、

この作家に翻弄されているからかも知れない。

その様なことで私は、この作品の取り組みとして、

太宰治の本心を暴いてみたいと思っている。

断りもなく、親友だからといって人質にできる関係(3日後に間に合わなければ殺される)。

現代社会では、先ずここに戸惑う。

私は今、走れメロスを真っ向太宰治と向き合っている。

この作家の本音まで迫って表現できるのか、

いわゆるパロディーではないが、演者の勝手な理解表現になるのか・・・。

どちらにしても、きちんと表現できれば観客には納得してもらえる。

個人的には書いた太宰の人間に迫ってみたい。
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歩ける。行こう。

2016-04-29 09:01:43 | 日記
暗唱も終盤にかかっている。

一つの段落に分けながら覚えて、時々そこまで通しながら暗唱を確認しますが、

途中で引っかかり単語が出て来ない箇所が多くあります。

まず全体をあらまし覚えることを目標にしています。

3日間の流れ変化がきちんと客席に伝わる表現にならないといけません。

そうして、走れメロスの世界を明瞭に描き出すための観点を何所に据えるか。

「・・・信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題ではないのだ。人の命も問題ではないのだ。私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいものの為に走っているのだ。・・・」

このメロスの台詞、『もっと恐ろしく大きいもの』がキーワード。

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